東日原〜鷹ノ巣山〜奥多摩駅
- GPS
- 07:26
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,425m
- 下り
- 1,696m
コースタイム
- 山行
- 7:07
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 7:26
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
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アクセス |
感想
「多摩三大急登」
ただ急であると示されるだけよりも何か惹かれるものがある。よーし三大全部行っちゃうぞ的な。
この鷹ノ巣山・稲村岩経由ルートはそういった好奇心を抱いた私のような人が集まりやすいのかもしれない。怒り心党の新・三大コーナー好きとしてはこれはもう行くしかないと決意し、ついでにあと2つを調べにはいる。
…このルート以外は確たるものは無いようだ…何十年前かの当初、言い出しっぺには「この3つ」があったに違いないが、奥多摩に多くの山好きが訪れるにつれてたくさんの急登報告が上がり、次第に埋もれていったのだろう。
そのような時間の流れの中で、未だに「多摩・三大急登のひとつ」のポジションを得ているこのルートは、数多くの奥多摩ハイカーをバテさせ絶望させ、下山後には友人知人山行記録に武勇伝を報告したくなるだけの魅力が詰まっているということなのだろう。
さてコースの感想だ。紅葉の良い時期に、晴れ〜薄曇りという比較的気持ちの良い天候に恵まれた日だった。
スマホカメラがショボいので写真はコンデジ撮影。写真による紹介は高性能なiPhoneカメラを持っている人のレポートに譲りましょう。
バス停東日原駅から数分歩くと迎える屹立した稲村岩がこれからの登坂に気を引き締めさせる。街道から川沿いに道を逸れ、小さな橋を渡ったところから本格的な山登り開始となる。
最初はやや急勾配な樹林帯を進むのだが根っこや岩が道中に点在し、「ぼく、いまやまのぼりしてる」感を盛り上げてくれる。整いまくった登山道だと、サンドイッチをバスケットに詰めてピクニックとそれはそれで気持ちの良い楽しみ方があるものだが、ここは「多摩・三大急登」の通り、最初からクライマックス感を醸している。
そして山林エリアを進んで程なくして少し平らなエリアに辿り着く。両手に岩壁、沢筋のほとりを歩く、春夏秋冬いつでも絵になるところだ。十メートルではきかない巨大な岩肌の足元を歩く。ちょっとした渓谷気分だ。まだ標高は低いので広葉樹が赤黄緑に視界の差し色となり、太陽光の反射がとても幻想的だ。東京の中に、登り始めてから1時間かそこらでこんなにも山に抱かれている気持ちになる場所があるのかと、個人的にはとても感動した。
岩エリアが途切れたところから、また急勾配の登坂が始まる。といっても道はなだらかなジグザグを描くため、両手を使うような場面はほぼ無い。倒木を越えたりくぐったりしながら、どうにか稲村岩分岐に到着してひと休憩だ。ここまでは、眼前に登るべき斜面、反対側には先程の渓谷の向こう岸が木々の間から除いており、ふと汗を拭うために立ち止まったときに気分を癒やしてくれた。
稲村岩は…事前に登ってみた動画を見たところ、うっかりすると死にそうなので行かなかった。稲村岩手前の名もなきピークは1分程度で行けるので、次回があれば行ってみたい。一人でも落下しないような方法があるなら、稲村岩本体も登ってみたいところ…もっこりにあやかれるだろうか。
なんておバカなことを考えながらおにぎりチャージを終え、多摩三大急登の本番に突入する。勾配図や標高グラフで見るとハンパないしんどさを予想し、登頂できるかどうかと覚悟していたのだが、実際は斜面に対して2,3メートルごとの九十九折になっており、自分自身が地形図通りの勾配に晒されるということは無い。
続きは後で!
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