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Yamareco

記録ID: 1691564
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

酷寒の北岳 冬季登頂に挑戦!

2018年12月30日(日) 〜 2019年01月01日(火)
 - 拍手
hmngbird73 その他1人
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
20:20
距離
33.8km
登り
3,815m
下り
3,827m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:16
休憩
0:07
合計
8:23
7:23
7:23
67
8:30
8:30
101
10:11
10:18
157
12:55
12:55
139
15:14
宿泊地
2日目
山行
7:15
休憩
0:15
合計
7:30
6:04
40
宿泊地
6:44
6:45
76
8:01
8:01
30
8:52
8:53
30
9:23
9:31
19
9:50
9:51
8
10:13
10:13
59
11:12
11:12
139
13:31
13:34
0
13:34
宿泊地
3日目
山行
5:00
休憩
0:18
合計
5:18
6:34
96
宿泊地
8:10
8:18
120
10:18
10:26
55
11:21
11:23
29
11:52
11:52
0
11:52
ゴール地点
天候 1日目 晴れ
2日目 曇り/晴れ
3日目 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
夜叉神峠の駐車場を利用。無料。トイレあり。
合計で100台くらいのスペースがあるようですが、鳳凰方面の登山者も駐車するため、早めに到着しないと一杯になってしまうかもしれません。
コース状況/
危険箇所等
1日目に池山御池小屋を過ぎて砂払付近まで行っておくと、翌日以降の行程が多少楽になると思います。
砂払の手前に、幕営適地が点在しています。

・鷲ノ住山
危険箇所は特にないですが、往路時の急下りが、復路時には急登りとなるので、疲れた体にはかなりしんどいです。

・野呂川発電所の吊橋から林道への出合い
吊橋自体が結構揺れるので、高いところが苦手な人にはちょっと怖いかもしれません。
また、林道に出るまでの区間に、足場が悪く沢側に切れ落ちた場所など、緊張感を強いられるところが連続します。わずかな短い区間ですが、要注意です。

・八本歯のコル
今回は雪の量も少なめで、ロープもしっかりと出ていたことから、予想していたほど苦労しませんでした。
ピッケルをしまい、両手を使ってしっかりと確保を繰り返しながら丁寧に下りました。

・北岳山荘への分岐付近
分岐に出る手前で、トラバースする区間がありました。
滑落に注意。
登るときはさほどではありませんでしたが、下山時はかなり緊張しました。

その他周辺情報 下山後に「武田乃郷 白山温泉」を利用しました。
http://www.hakusanonsen.com/
元旦でも営業していたので助かりました。
600円/人。露天風呂あり。
ぬるめの湯で、ゆっくり浸かるのにぴったりです。
休憩スペース&自販機もありますが、ビールが売ってない(泣)

隣に、そば処が併設されています。
夜叉神峠駐車場。
6時ちょっと過ぎに到着したのだけど、すでにけっこうな数のクルマが停車していました。
2018年12月30日 06:47撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
12/30 6:47
夜叉神峠駐車場。
6時ちょっと過ぎに到着したのだけど、すでにけっこうな数のクルマが停車していました。
ゲートを抜け、トンネルの扉を空けて先に進む。
しばらくは林道歩き。
2018年12月30日 06:58撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
12/30 6:58
ゲートを抜け、トンネルの扉を空けて先に進む。
しばらくは林道歩き。
林道歩きの途中でときどき、白峰三山が見える。
特によく見えるのが間ノ岳。
2018年12月30日 07:30撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
1
12/30 7:30
林道歩きの途中でときどき、白峰三山が見える。
特によく見えるのが間ノ岳。
1時間ほど林道を歩くと、左手に、やや唐突に鷲ノ住山登山口が現れる。
2018年12月30日 08:14撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
12/30 8:14
1時間ほど林道を歩くと、左手に、やや唐突に鷲ノ住山登山口が現れる。
このあたりは雪はぜんぜんなし。
道も判然としている。
2018年12月30日 08:27撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
12/30 8:27
このあたりは雪はぜんぜんなし。
道も判然としている。
鷲ノ住山を越えると、野呂川を渡る吊り橋。
指示板にひとりづつ渡るように注意があるので、そのとおりにする。
2018年12月30日 09:11撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
12/30 9:11
鷲ノ住山を越えると、野呂川を渡る吊り橋。
指示板にひとりづつ渡るように注意があるので、そのとおりにする。
ふたたび林道歩き。
20分程歩くと、、、
2018年12月30日 09:54撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
12/30 9:54
ふたたび林道歩き。
20分程歩くと、、、
あるき沢橋の登山口に出る。
バス停が目印。
2018年12月30日 09:55撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
12/30 9:55
あるき沢橋の登山口に出る。
バス停が目印。
あるき沢橋からしばらくは急登が続くが、池山付近まで来ると急に緩やかになり、あるきやすくなる。
2018年12月30日 12:02撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
12/30 12:02
あるき沢橋からしばらくは急登が続くが、池山付近まで来ると急に緩やかになり、あるきやすくなる。
池山御池に出る。すでにテントが2,3張り。
ここをベースにピストンする人も多い。
(小屋の収容人数は2〜30人ほどだそうです。混雑も考えてテント持参は必須)
2018年12月30日 12:51撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
12/30 12:51
池山御池に出る。すでにテントが2,3張り。
ここをベースにピストンする人も多い。
(小屋の収容人数は2〜30人ほどだそうです。混雑も考えてテント持参は必須)
翌日以降の行程を考え、もう少し先へ進んでおく。
砂払のすこし下あたりで幕営。
このあたりはドコモの電波が入ります。
2018年12月30日 13:14撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
12/30 13:14
翌日以降の行程を考え、もう少し先へ進んでおく。
砂払のすこし下あたりで幕営。
このあたりはドコモの電波が入ります。
2日目。
4時に起床し、6時前から行動開始。
東の空がうっすらと明るくなり始める。
2018年12月31日 06:14撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
2
12/31 6:14
2日目。
4時に起床し、6時前から行動開始。
東の空がうっすらと明るくなり始める。
砂払を過ぎると、目指す北岳がよく見える。
このあたりは危険箇所はとくになく、気持ちの良い稜線歩き。
2018年12月31日 06:43撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
1
12/31 6:43
砂払を過ぎると、目指す北岳がよく見える。
このあたりは危険箇所はとくになく、気持ちの良い稜線歩き。
ボーコン沢の頭に到着。
2018年12月31日 06:49撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
3
12/31 6:49
ボーコン沢の頭に到着。
ここでご来光。そして富士山。
2018年最後の朝日。
すこし雲が多いかな?
2018年12月31日 06:49撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
2
12/31 6:49
ここでご来光。そして富士山。
2018年最後の朝日。
すこし雲が多いかな?
北岳のモルゲンロート。
薄紅色に染まるバットレス。

神々しい。言葉が出ない・・・
2018年12月31日 06:50撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
5
12/31 6:50
北岳のモルゲンロート。
薄紅色に染まるバットレス。

神々しい。言葉が出ない・・・
八本歯のコルへ向かう。
左手(南側)には間ノ岳や農鳥岳。
2018年12月31日 07:47撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
1
12/31 7:47
八本歯のコルへ向かう。
左手(南側)には間ノ岳や農鳥岳。
八本歯のコルはなんとかクリア(写真とる余裕なし。笑)

山頂が近づくにつれ、なぜか雲が散りはじめ、青空が覗いてきた。
おお!良い傾向だ!
2018年12月31日 08:08撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
2
12/31 8:08
八本歯のコルはなんとかクリア(写真とる余裕なし。笑)

山頂が近づくにつれ、なぜか雲が散りはじめ、青空が覗いてきた。
おお!良い傾向だ!
振り返る。
写真真ん中あたりに写っている岩場が、八本歯のコル。
今回は雪が少なく、ロープもしっかりと出ていたので、予想したほど苦労せずにすみました。
2018年12月31日 08:27撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
1
12/31 8:27
振り返る。
写真真ん中あたりに写っている岩場が、八本歯のコル。
今回は雪が少なく、ロープもしっかりと出ていたので、予想したほど苦労せずにすみました。
いよいよ山頂が近づいてくる。
雲はすっかり引いて、青空。ラッキー!

ここから、北岳山荘への分岐に出るまでに、トラバース区間あり。
滑落注意!
2018年12月31日 08:27撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
1
12/31 8:27
いよいよ山頂が近づいてくる。
雲はすっかり引いて、青空。ラッキー!

ここから、北岳山荘への分岐に出るまでに、トラバース区間あり。
滑落注意!
分岐以降は風が断然強まるが、さほどではない。
山頂は目の前!
2018年12月31日 09:08撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
2
12/31 9:08
分岐以降は風が断然強まるが、さほどではない。
山頂は目の前!
山頂!
おぉ!誰もいない!!
2018年12月31日 09:12撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
3
12/31 9:12
山頂!
おぉ!誰もいない!!
念願の、北岳冬季登頂!!!
ヤッター\(^o^)/
2018年12月31日 09:13撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
3
12/31 9:13
念願の、北岳冬季登頂!!!
ヤッター\(^o^)/
山頂から南方面。
間ノ岳、農鳥と続いていく稜線。
農鳥の右側に写っているのは、塩見かな?
2018年12月31日 09:14撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
2
12/31 9:14
山頂から南方面。
間ノ岳、農鳥と続いていく稜線。
農鳥の右側に写っているのは、塩見かな?
山頂で、山仲間がお守りを兼ねて持たせてくれたカロリーメイト(に似たヤツ。笑)のフルーツ味を食べて休憩。
この日は風はあったもののの、山頂で休憩できる程度でした。
天気読みがバッチリはまった!!
2018年12月31日 09:17撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
2
12/31 9:17
山頂で、山仲間がお守りを兼ねて持たせてくれたカロリーメイト(に似たヤツ。笑)のフルーツ味を食べて休憩。
この日は風はあったもののの、山頂で休憩できる程度でした。
天気読みがバッチリはまった!!
山頂から南方面。
真ん中奥に写っている、山頂が白くなっているのが八ヶ岳。
左手に写っているカッコいいのが甲斐駒ケ岳。
2018年12月31日 09:21撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
2
12/31 9:21
山頂から南方面。
真ん中奥に写っている、山頂が白くなっているのが八ヶ岳。
左手に写っているカッコいいのが甲斐駒ケ岳。
山頂から富士山。
2018年12月31日 09:27撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
1
12/31 9:27
山頂から富士山。
富士山アップ。
どんだけ富士山好きやねん(笑)
2018年12月31日 09:30撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
12/31 9:30
富士山アップ。
どんだけ富士山好きやねん(笑)
名残惜しいけれど、そうも言っていられないので下山開始。
2018年12月31日 09:31撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
2
12/31 9:31
名残惜しいけれど、そうも言っていられないので下山開始。
八本歯のコル。今度は登り。
登りは、下るときよりはだいぶラク。
2018年12月31日 10:10撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
1
12/31 10:10
八本歯のコル。今度は登り。
登りは、下るときよりはだいぶラク。
間ノ岳・農鳥を間近で見られるのもあと少し。
2018年12月31日 10:21撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
1
12/31 10:21
間ノ岳・農鳥を間近で見られるのもあと少し。
北岳を振り返る。
今度冬に来れるのはいつになるかな?
2018年12月31日 10:23撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
1
12/31 10:23
北岳を振り返る。
今度冬に来れるのはいつになるかな?
遠くの富士山を眺めながら、真っ白な稜線を歩く。
気持ちの良い雪山散歩。
2018年12月31日 10:44撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
1
12/31 10:44
遠くの富士山を眺めながら、真っ白な稜線を歩く。
気持ちの良い雪山散歩。
ボーコンまで戻りました。
2018年12月31日 11:04撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
12/31 11:04
ボーコンまで戻りました。
ここでまた富士山アップ。
どんだけ富士山好きやねん(再)
2018年12月31日 11:19撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
2
12/31 11:19
ここでまた富士山アップ。
どんだけ富士山好きやねん(再)
最終日の行程を短くするため、テントを撤収し、池山御池まで下っておく。
2018年12月31日 13:13撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
12/31 13:13
最終日の行程を短くするため、テントを撤収し、池山御池まで下っておく。
池山御池に到着。
池の付近で幕営。
このあたりは電波入りません。
2018年12月31日 13:31撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
12/31 13:31
池山御池に到着。
池の付近で幕営。
このあたりは電波入りません。
3日目。
5時に起床し、あたりが明るくなった頃に出発。
2019年01月01日 07:06撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
1/1 7:06
3日目。
5時に起床し、あたりが明るくなった頃に出発。
急な下りが足の筋肉に地味に効く。。。
なんとか降りきって、あるき沢橋。
2019年01月01日 08:15撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
1/1 8:15
急な下りが足の筋肉に地味に効く。。。
なんとか降りきって、あるき沢橋。
今度は鷲ノ住山への登り。
疲れた体にはめっちゃしんどい(笑)
2019年01月01日 09:06撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
1/1 9:06
今度は鷲ノ住山への登り。
疲れた体にはめっちゃしんどい(笑)
なんとか林道へ到着。
2019年01月01日 10:35撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
1/1 10:35
なんとか林道へ到着。
ここから先は最後の林道歩き。
1時間ほどののんびり散歩
2019年01月01日 10:54撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
1/1 10:54
ここから先は最後の林道歩き。
1時間ほどののんびり散歩
ゴールが見えてきた!
お疲れ様でした〜
2019年01月01日 11:47撮影 by  FinePix XP30, FUJIFILM
2
1/1 11:47
ゴールが見えてきた!
お疲れ様でした〜

感想

今シーズン最強の寒波が来る、ということでどのように行程を組むのが安全か、迷いました。
31日に風が緩むと予想されたため、30日アプローチ、31日アタック、1日に下山、としました。
読みがあたり、最高のコンディションで北岳に登頂することができました。

しかし寒波の影響は凄まじく、幕営での防寒対策をバッチリしたつもりだったのに、それでも寒くて夜に何度か目が覚めました。

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