509 天狗岳(北八ヶ岳ロープウェイ→本沢・稲子湯)
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 973m
- 下り
- 1,703m
コースタイム
- 山行
- 2:47
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 3:15
- 山行
- 5:07
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 6:43
- 山行
- 2:36
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 2:45
天候 | 12日曇り、13日快晴弱風、14日快晴弱風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
14日 稲子湯10:45(ジャンボタクシー6020円)11:05松原湖駅11:21(小海線普通)12:26小淵沢駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題なし。東天狗岳の直下の鉄橋が無雪期ならなんでもないが、積雪期はアイゼンを引っ掛けてしまいそうで怖かった。 |
その他周辺情報 | 本沢温泉 テントでも入浴可。石楠花の湯700円。5:30〜14:30混浴。14:30〜女性。15:30〜男性。16:30〜女性。17:30〜混浴。18:00〜男性。19:00〜20:00女性。 稲子湯 朝でも入浴可。650円。シャワーはお湯が出なかったが、シャンプーボディソープ有り。稲子湯の公衆電話は見当たらなかったが、携帯は通じた。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
シェラフ
ヘルメット
食器類
象足
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ポール
テント
|
感想
この3連休は蝶ケ岳を予定していたが、車を出してくれる方がキャンセルとなり、急遽電車でいける山に変更した。
転進当初の計画は、初日、朝の列車で茅野に入り、昼過ぎから北八ヶ岳ロープ駅を歩き始め、高見石小屋テント泊。2日目は、天狗岳、夏沢峠、硫黄岳を経て赤岳鉱泉テント泊。最終日は美濃戸口へ下山であった。
しかしながら、1日目歩いてみて、2日目が長すぎると判断。当初エスケープ予定の渋の湯ではなく、もう少し稜線の歩ける夏沢峠経由本沢温泉テント泊〜稲子湯下山に変更した。
初日は、茅野駅9:51着。駅蕎麦を食べ、10:20発の北八ロープ行きのバスに乗車。結構な混雑で2台出ることになったが、そのアナウンスも乗り切れない状況になってから。そのため1台目満席。2台目は5、6人以下乗車とアンバランス。アルピコの旧茅野バスは、登山客で儲けている割には対応が悪い。茅野駅案内所で聞いた時に回数券は無いなどと言ったり、やる気はあるのだろうか?(諏訪地区・松本地区共通の金券式回数券がある。上高地・乗鞍線には使えないが、諏訪・八ヶ岳地区は使用可能。使用期限も無いので、こっちの方がお得。約2割5部引き)
ロープウェイ山麓駅で身支度をして、文明の利器で一気に高度を稼ぐ。
今日は山頂駅から高見石小屋まで若干の登りがあるだけで、基本シラビソの樹林帯の中を緩やかに下る。
所々展望が開けるが、今日は曇りでイマイチ。
丸山への登りで若干ばててスローダウンしたものの、高見石小屋へはほぼ予定通り
に着いた。(麦草ヒュッテ営業中)
高見石小屋のテント場は狭く。この日は我々の2張りを含め、4張りだったが、もう一つか二つ張れるかどうかくらいだった。水は500ml100円(容器の準備必要)、トイレは外トイレ利用であった。
若干斜めになっている所を雪を均してなんとか張れるスペースを確保して設営。今回は4〜5人テントと4人テントの2つ。
設営後、ビールで乾杯して夕食準備。今回は各テントごとであったが、大き目のテントの方で共同で調理することとした。メニューはブタスキと坦々鍋。であったが、トンスキの分量が多く、これだけで終了。さらに朝食もトンスキ側の材料で十分と判断し、坦々鍋側の材料は3/4程度残ってしまった。
また、今日の状況から明日の赤岳鉱泉への縦走は無理と判断し、オーレン小屋方面への下山か本沢温泉への下山を検討。結局、温泉に入れる本沢への下山と決まった。
(2日目)
翌日はさほど寒くもなく快晴。無風。
5時起床したものの、朝食(雑炊・うどん)に手間取り、若干出発が計画より遅れた。
今日もまた樹林の中を進む。中山へはダラダラとした登り坂。
想定どおり、登り坂ではペースダウンしたものの、中山展望地の眺望は最高であった。雲ひとつ無い青空の下、浅間山、蓼科山。屏風のように広がる北アルプス、乗鞍、御嶽、中央アルプスと、大満足であった。
中山峠へと下って、再び天狗岳へと登り返す。
東天狗の山頂は360度の大展望。中山展望に加え、北岳や奥秩父方面もと360度全てが見渡せた。
東天狗からの下りは、やせた岩場で、左側は切れ落ちている。アイゼンを引っ掛けないよう注意して慎重に進む。
鉄橋がアイゼンを引っ掛けそうで特に怖い。左がすっぱりと切れ落ちている。
白砂新道分岐まで降りると広くなり、展望を見る余裕が生まれた。西天狗と根石岳の間から御嶽が見えている。(白砂新道は積雪のため通行止め)
根石岳、箕冠山を越え、夏沢峠にて大休止。(根石山荘は営業中であったが、夏沢峠の2軒の小屋はともに休止中でトイレも閉鎖。)
ここで、女性陣がしゃぶしゃぶ用のお餅を入れた御汁粉を作ってくれた。
若干風の出てきた夏沢峠で暖を取って、元気百倍。
大きくなった硫黄岳を正面に見つつ、左手に舵を切って本沢温泉へと下山開始。
下り坂は快調にとばす。
14時には本沢温泉に到着。テント設営後、本館の下の石楠花の湯に入る。(有名な外露天は営業中であったが、入る気はしなかった・・・遠いし、寒いし)
石楠花の湯は男女時間割が決まっているが、早い者時間帯(混浴?)もあり、要注意。お湯は寒さのせいもあり熱かったが、温まる。やっぱり温泉はいいねぇ。
なお、本沢のテント場は小屋から5分ほど下になっており、小屋裏にあるトイレまで遠いのが難点。水場はテント場最上部の沢水を使う。凍結はしていなかった。
今日の夕食は、おでん。やはり分量が多く、もう片方のテント予定の鍋の材料は半分程度残り、翌朝のメニュー雑炊またはうどんに変更し、翌朝分も煮込んで置く。
今夜は昨日より寒い。風も若干出ているようだった。シュラフに入って1時間弱で暖かくなってきて眠りに落ちる。
(3日目)
5時起床。
今朝の朝食は、予め煮込んであったので、暖め直しだけで朝食を終了。予定より早く6:45に出発。
しらびそ小屋までは若干登りかえしたあとは、だらだら下って行く。途中凍結箇所があり、アイゼンは必須。
しらびそ小屋では天狗岳が白く輝いていた。泊まっていた方によると、モルゲンロートが見れたそうだ。
小屋からは急坂を下ってこまどり沢へ。そして、そこからはダラダラと下って稲子湯へと向かう。下り坂は順調で、予定よりも早く小屋に到着。
懸念していた入浴は受け付けてくれたが、タクシーの予約が取れない。
既に予約が入り、他の車も無いとのこと。
交渉の結果、10時半の別の予約が終わったすぐ来てくれるとのこと。
ここでもまた、熱いお湯で体を温め、タクシーを待つ。
幸い、前のお客さんが早く下山してくれて10:45にタクシーが到着。20分ほどで松原湖駅に着いた。(ジャンボ6,020円也)
好天に恵まれ、大展望の北八縦走を無事終えたが、課題点は。
・私はテント担ぎ無しで、このスピードが調度良かった。もっと体力をつける必要有り。(下山後も、筋肉痛。脛が痛い。腿は張りがあって階段登るとキツイ。ピッケルを握っていた手も何となくだるい。)
・アイゼンワークが疲れてくると雑になる。引っ掛け下山時2回。また、岩交じりの雪道、足首ひねりそう、もうちょっと慎重な足運びが必要。
といった所を感じた。
冬の間も歩荷しないとなぁ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する