武尊山
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,083m
- 下り
- 1,078m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
須原尾根分岐から暫く進むと夏道は途絶え、赤テープもありません。読図が頼りです。 |
写真
感想
5月初めの連休は陸前高田で災害ボランティア活動をしたので、今年の登山は本日開始となった。夜半に拙宅を出て5時半前に武尊神社駐車場に到着。既にワゴン車が一台あり。先客が入山していると理解する。この辺りは全く雪もなく、アイゼンは付けずに出発。ゲートを越えて林道を進み避難小屋登り口までは順調に進む。ただし倒木と落石は多い。稜線に向けて夏道を探しながら登るが直ぐに残雪に阻まれる。踏み跡は全くなく、雪解けの水の流れに行く手を制限されるうちに道に迷ってしまう。この時期の山はとにかく登って行けば稜線に出るであろうとの過去の経験則に従いとにかく前進する。そのうち斜面もきつくなりアイゼンを装着。歩きやすそうな凹部の斜面を登り続けると灌木の藪を経て稜線に続くと思われる尾根に出る。この辺りで踏み跡を発見。ワゴン車の先客と推察される。彼らも道に迷ったようだ。踏み跡を辿り続けるがほとんど藪こぎである。牛歩に近い状態で歩みを進めるとやや視界が開け先客2名に遭遇。どうやらここが稜線らしい。とりあえず過去の経験則は間違っていなかった。藪こぎでかなり耐力を消耗したのでここで小休止。息を整え、先客の踏み跡を追いながら再び山頂を目指す。緩斜面を過ぎると木立ちもほとんどない落差200mの急斜面となり、トラバース気味に慎重に登る(山頂で地図を見た際に知ったがここは夏道を大きく左に巻いた斜面であった)。ここで先客は韓国人6人とわかる。かなり息が切れているようでトップを快走する1人以外を急斜面途中で追い抜く。急斜面を登り切ると雪も解けた緩やかな稜線となり、時々立ち止まって息を整えながら進み頂上へ到着。予想以上に時間を費やしたがまだ朝も早いので大休止。谷川連峰、越後の山々、平ヶ岳、至仏山、燧ヶ岳、日光連山等々眺めは良好である。帰路は急傾斜の雪面は危険と判断し夏道を探す。稜線を忠実に進むと、登りでは3段目となるはずの鎖場、梯子がありそこを降りるが、その先が見つからない。しかたなく登ってきた斜面にトラバースし、所々梯子を下りるようにキックステップを使いながら一歩一歩確実に降りる。体力の消耗が激しい。この後は、手小屋沢避難小屋へ向けて稜線を進む。しかし登りで取り付いた稜線付近を30分ぐらい過ぎても小屋は見つからない上に、藪こぎの連続である。小屋を過ぎてしまったのではないかとの不安に駆られ、結局、左斜面を下りれば林道に出られであろうと甘い判断で小さな鞍部から南斜面を下りることにする。暫く藪こぎが続いたが、そのうち沢沿いの雪道となり、渡渉を何回か繰り返し、ひたすら下りる。林道か、その先に続く剣ヶ峰山への登山道へ出るだろうと思うがなかなか見つからない。そのうち沢の水量もかなり増して、正面に谷川連峰が望めるようになってきた。どうやら知らぬうちに、行きの登攀路も通り越して武尊沢まで降り切り、沢沿いを下っていたようだ。判断が間違ないかどうか右の斜面上に林道を探すと、10m程度上に木立ちが水平に切れているように見える箇所を発見。藪の斜面をぜいぜいと息を吐きながら登ると、あった、林道が。良かった。その後は行きに通った林道を辿り11:45に駐車場に到着。残雪期と言えども、入山者の少ない山は要注意であると大変反省した山行であった。
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