古墳巡りその1・卑弥呼の時代の有力候補地である纒向(まきむく)古墳群巡り
- GPS
- 05:25
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 83m
- 下り
- 79m
コースタイム
- 山行
- 5:13
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 5:20
奈良県桜井市の纒向〈まきむく〉古墳群にハイキング。纏向遺跡は東西約2キロメートル、南北約1.5キロメートルの広大な遺跡で、3世紀の国内最大級の集落跡で邪馬台国説の最有力地とされている。
3世紀初めに突如として大集落が形成され、集落内には纒向型前方後円墳と呼ばれる共通の発生期の古墳群が存在。箸墓古墳はその頂点に立つ。
農業を営まない集落である事や、他地域から運び込まれた土器が多い事や、高床式住居があること等から初の「都市」の機能を持った集落で卑弥呼の時代の遺跡であったとの説が古代歴史ファンに尽きない興味を抱かせる。
古墳にはまりそう。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
JRまほろば線の三輪山駅乗車 |
写真
感想
纒向(まきむく)遺跡が邪馬台国の有力候補地であることは新聞報道で知ってはいたが、古墳の本を購入して読んだとたんに急に行きたくなり訪問。
纒向古墳群は3世紀前半から中頃に築造されたことに驚く。中心の箸墓古墳は全長280m.で当時の大王墓であると言われ、卑弥呼の墓ではないかと一部では報道された。
この時代に、これだけの巨大な古墳を作るには膨大な人員が必要であったことであろう。古墳は死者の埋葬という意味より、権力を持つ者が他者への「権力の偉大さの象徴」として築造された遺跡と思った。
辻地区の建物跡地の2009年11月の発掘現場説明会に12000人が参加したというが、古代歴史ファンには「こころ躍る」感動を与えたことであろう。
古墳等に興味を持つのが遅きに失した年齢であるが「認知症」にならないためにも、今しばらく動ける間は、各地の古墳などを勉強しようと気づかせてくれた纒向古墳群のハイキングであった。
(注)纒向(まきむく)遺跡について解説本と埋蔵センターの案内
○「邪馬台国からヤマト王権へ」(橋本輝彦他2名著)奈良大ブックレット04。ナカニシヤ出版(定価800円)が一番読んでいて判りやすかった。
○「邪馬台国の候補地・纒向遺跡」(石野博信著)新泉社(定価1500円)も面白い
○「纒向」その後(桜井市立埋蔵文化センター発行500円)
衰退期の後の纒向がどうなったかの考察で興味深い
○現地の古墳巡りの前に桜井市立埋蔵文化センターを訪問して纒向地区の全体像を掴んだ方が理解しやすい。
古墳を見てから帰りに寄ったので失敗したが、これで終わりではないので、今後訪れる時はもう少し勉強しようと反省。
http://www.sakurai-maibun.nara.jp/tenji/disp.html
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