赤城山南麓ぶらり散策〜滝と氷瀑氷柱めぐり
- GPS
- 02:33
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 417m
- 下り
- 436m
コースタイム
- 山行
- 1:44
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 2:34
旭の滝、乙女の滝、大猿の滝はパンフレットを参照してください。
http://plando-assist.com/wind/oomama/image/fudouootaki/map_akagi_taki.pdf
天候 | 晴れ 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
落氷に注意。一部バリエーションルートを歩いています。 現状では滑り止め必要なし。 |
写真
感想
立春。春一番の前触れか、早朝から暖かい。そんな季節の変わり目に相応しく、年に一度の健康診断。もはや人間とは思われていないが、人間ドッグ。朝食抜きで水分も取れず気だるく病院へ。
9時から10時30分までで完了した。1kg痩せたが視力が1.0と昨年1.5からガタ落ち。スマホの影響。血圧は132と相変わらずやや高め。心臓がデカいので仕方ない。バリウムは無味だった。以前はイチゴ味だった。
医師による問診触診で「身体で悪い所や自覚症状とかありますか?」と尋ねられ、「顔」と素直に答えたら女医に苦笑された。「顔の項目ははないですね」と言われ「なし」にチェックを入れていた。
やりとりを聞いていた看護師は必死に笑いをこらえ肩が震えていた。もし「頭脳」と答えたら、再検査というより「中学からやり直しな!」と啖呵切りそうなM系の女医だった。R-1なら3回戦敗退。
自宅に戻り支度して赤城山へ。第2南面道路から大猿方面へ北上。旭の滝へ。路肩に路駐して急階段を下る。道は整備されており5分も歩けば旭の滝に。岩稜に囲まれ神秘的な滝。特に東側の岩稜帯は素晴らしい。装備がないと登攀は厳しい。
来た道を戻らず西の斜面を登攀して行く。藪漕ぎ上等で木々をつかんでは折れてしまう運の無さ。路駐場所まで戻り滝沢不動大滝へ。
大猿公園を素通りして、未開通の道の近くに路駐。いつもは歩いて巡るのだが、限られた時間しかないので、車での移動を考慮する。
橋からもう不動大滝が見えている。凍結はしていないと思ったが、あまりにも暖かい気温15℃。遡上して10分で滝のもとへ。滝つぼに少しだけ氷雪溜まり。滑り止めすら要らない。
滝の両崖にも氷柱が全くなく、今年は凍結することはないだろう。maken326さんが先月訪れた時以下の氷の少なさ。それ以上に水量が多すぎる。雪解け水。滝つぼに接近し真下から瀑布を眺める。飛沫を浴びて冷たい。
そのまま西側の斜面へ登り撮影。太陽を背にするので虹が見られる。ちなみに入射角度が42度の時に虹は現れる。沢を横断し今度は東斜面へ。滝撮影の定番ポイントだが、氷柱が一つもない2月は初めて。東崖の氷柱も半分以下。愕然として沢に戻る。
飲食厳禁の健康診断で、今日はバリウムしか飲んでいないので、やっと本日初のまともな食事。強風を避けつつ滝の前で癒され昼食。ソロなので手抜きの出前一丁。厚着りチャーシューにウズラの卵、ネギとごま油たっぷりで麺が見えない。
食後再装備して出発。橋を越え南下して旧滝沢不動尊方面へ。鳥居や狛犬、石碑も残る旧神社。その南奥のチムニー状の所に氷瀑がある。ここも小さい。日陰でこの状態だから今年は上から繋がらないかもしれない。
さらに登山道を南下すると西崖に氷柱群。気温が高い日が続き、落氷が大量に転がっている。残念すぎる風景に踵を返し滝沢不動尊へ向かう。林道を歩き富士山を眺めながら車へ戻る。
移動して大猿公園へ。20分ほど大猿川を遡上すると乙女の滝。ひょんぐり滝はおてんばで高く飛沫を上げていた。さらに遡上すると大猿の滝。滝が流れる岩盤の地層が面白い。
その西側の崖に氷柱群。今日一番の大きさ。尾根を巻いて沢を登るが、気温で緩んだ氷が頻繁に落ちてくる。頭大ほどのものまで落ちてきた。ゲームのようにうまくかわして登っていく。当たったらかなり厄介だ。氷柱が溶けた水でザレる斜面を登り氷柱群の前に。
崖に展開する氷のカーテンを眺める。振り返ると眼下には大猿の滝と沢、暮れゆく市街地も見える。薄暗くなった大猿川沿いを歩いて戻る。駐車場にはポツンと主を待ち続けたパジェロ。
幼少の頃から親しみのある赤城山。高校時代には友人と自転車を林道に乗り捨てて、山中をうろうろしていた。何十年と経った今でも、やっていることはほとんど変わらない。
赤城森林公園の稜線に日が沈んでいく。南には薄赤い富士山が見えていた。暮れゆく夕日と赤い鍋割山荒山を見ながら帰路へ着いた。真っ赤に染まる夕暮れの景色は、数十年前となんら変わりなく、ふとその友人を思い出していた。
コメント
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growmonoさん
こんばんは
やっぱり人間ドッグ後出掛けられたのですね。
不動大滝も今年は氷結がすくないですね。
私も1911年1月31日 に訪れたことがありました。
あらためて当時の写真を見たら中央の大滝もほとんど氷結し
両サイドの崖も沢山の氷筍が雨後の筍の如く出来ていました。
今年は暖かいのですね。
こんばんは、iiyuさん。
午前中で健康診断は終了することは分かっておりましたので、前日から準備はしておりました。ただ思ったより暖かく、氷柱は解けて落ち水量の多い川と滝でしたね。天候ですから周期的なものがあるとは思いますが、ここ最近は気温差やドカ雪が多いです。
約20年前まだ赤城温泉から通れた頃、銀塩で撮影したのでもうネガがありませんが、記憶では凍結と積雪で6本アイゼン履いて行きましたね。アルミの板などなく木でしたよ。iiyuさんがおっしゃるように崖一面が氷柱で滝と一体となってました。
暖かいのは身体的には良いかもしれませんが、冬らしい景観と季節感が失われるのは残念です。
growmonoさん、今晩は。
不動大滝が全く凍結していないこの冬、やはり暖冬は深刻です。
赤城の黒檜山BCを決行しようと思いましたが、前橋から双眼鏡で見た黒檜の雪の少なさに愕然としました。結局越後や北信へ出向かなければ、楽しいBCはできそうにありません。自分が20代のとき豪雪で水上のアパートに閉じ込められたことが今となっては懐かしい思い出となりました。
growmonoさんのような精神的&肉体的にタフな方が、最近はどんどん少なくなっているような気がします。自分も他人のことを言えた立場ではありませんが、柔なBCスキーヤーと言われないよう、切磋琢磨しラッセルも厭わずに雪山にチャレンジしていきたいと思いました。人間ドッグの当日、しっかり不動大滝に向かうgrowmonoさんのパワーは凄いです!
hareharawaiより
こんばんは、hareharawaiさん。
橋から見て「ああやはり」と納得してしまう当日の気温でしたね。15℃ですよ、立春の赤城山中腹標高860mで。黒檜山の積雪も減少したようですね。今年は異常です。
健康診断の後でしたが、前日から準備していました。飲まず食わずと採血、やはりバリウムが効きますね。ただ若い頃は飲まず食わず一日中平気で歩いてたこともあります。シャリバテもせず、楽しくて気になりませんでしたね。
今はさすがに食べないと厳しいですが、この間の阿弥陀岳の時ですかね、大福とパンが凍って食べられませんでした。水も凍りましたから雪を食べてました。四阿山の時は食べてましたが、一切休憩なしでしたね。辛く苦しい時もありますが、やり遂げる気持ちの方が上回ってますね。
不動大滝行かれたんですね。やはり凍結はしていなかった様ですね。今年は暖かいんですね。自分は昨日、雲竜渓谷に行って来ましたけど、雪は少なくて雲竜漠の上部が崩落している始末でした。楽しみにしていただけに残念でした。また来年に訪れようと思います。
こんばんは、maken326さん。
先月のコメントでお寄せした通り行って参りました。
気温から凍結は無いと予想しておりましたが、登山道にある氷柱も少なくガッカリでした。滝巡りしてトレーニング出来たから良しとしました。
雲竜渓谷も少ないようでは絶望的です。例年2月中旬頃に最強寒気団が下りてくるはずですが、今季は期待できませんね。
grouwmonoさん こんばんは
今年の立春は記録的な高温で、ほんとの春のような1日でしたね。
すぐにでも行かないと、残雪の雪山遊びも終了してしまいそうなの
で、3月を待たないで武尊山や谷川岳に行くことになりそうです。
それにしても、女医さんのリアクションが今一でしたねー。
埼玉のchii
おはようございます、chiiさん。
暖かい立春でしたが、夕暮れ以降は寒くなりました。
平野部は暖かくても山間部は寒いというのは残雪期のようです。
いずれにせよ6月までの山行は、夏冬両方装備しています。
たまにはこんなアホな検診者がいるのでしょうね。さらっと流されました。中年女性の看護師には受けたようです。
growmonoさん こんばんは、
女医さんとのやり取り、面白いですね、
この様子では、悪いとこは無く氷瀑歩きに出かけられたようで…当たり前ですか。
結構健康に気を使っているgrowmonoさんだから。
毎年暖冬ですが、今年の寒波は短く雪山遊びももう終盤に入ってきてしまいましたね、
後は残雪がいつまで残るか、春の花が早く咲きそろうか、競争が始まっていますね。
おはようございます、yasioさん。
30代の女医は頭の悪い検診者の扱いも慣れているようです。
結果は10日後に郵送で送られてきますが、いつもどおりだと思います。
断酒して3年が経ちますが、やっと常人の正常値に近づいてます。
赤城山へ向かう途中の大胡町や宮城町では、ロウバイと梅が開花していました。ぐりーんふらわー牧場や嶺公園へ寄れば良かったですね。
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