極寒の那須・三本槍岳…上部凍結で下部パウダー

2019年02月09日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.3km
• 登り: 935m
• 下り: 936m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:32
• 休憩: 0:36
• 合計: 5:08

7:43 那須甲子道路
8:56 9:04 中の大倉尾根
11:14 11:25 三本槍岳
11:58 12:15 スダレ山東斜面
12:51 那須甲子道路

ルートは手書きです。（距離が短く表示）

天候

曇りのち小吹雪、　山頂では推定−16℃、強風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

那須甲子道路県境Pスペース（4台）、トイレ・登山ポスト無し。
道路は圧雪・凍結。

コース状況／危険箇所等

　下部は凍結斜面の上にパウダーが10〜20cm乗った状態。　ときどきシールが滑ります。樹林帯を抜けて強風地帯に出ると、いつもの凍結カリカリ斜面が露出。ウイペッドがあったので、クトーを付けずにシールのまま突破しました。
　視界が悪い時、三本槍岳周辺ではルートロスしやすいので注意。

写真

2/9 7:37

那須甲子道路県境P。　曇り・微風・−8℃。この天気のままなら大丈夫。

2/9 7:40

7：43　予定より遅れてスタート。

2/9 7:51

まずは細尾根に乗り上げ、

2/9 8:11

幅広尾根を登ります。

2/9 8:30

でも、アイスの上に薄雪が乗った状態なのでスリップしまくり。

2/9 8:43

中の大倉山を巻くころには、予報より早く小雪が降って来ました。

2/9 8:56

中の大倉尾根に合流。

2/9 9:19

西風で、スダレ山東斜面が霞んでいます。小吹雪。

2/9 9:35

凍結斜面でも、ウイペッドがあるのでクトーは着けず。

2/9 10:27

大岩を巻き、

2/9 10:38

清水平分岐へ。　三本槍は強風でガスの中。

2/9 10:46

霧氷とスダレ山。

2/9 10:50

鞍部に下るも三本槍は見えず。強風と低温で手足末端の感覚が麻痺してきた！

2/9 11:11

上部ではいったんルートをロス。

2/9 11:18

11：18　　極寒の三本槍岳に登頂。誰にも会いません。

2/9 11:26

意地でも山頂から滑降。

2/9 11:35

視界が出るのを待って、凍結カリカリ斜面を滑走。

2/9 11:59

シールで登り返し、

2/9 12:16

スダレ山東斜面へ。ギリギリの視界です。

2/9 12:20

上部凍結、下部パウダー。転倒しないで滑るのがやっと。

2/9 12:22

ガリガリの中の大倉尾根へ。

2/9 12:29

樹林の中はパウダーあり。

2/9 12:32

中の大倉山を巻いて、

2/9 12:37

那須甲子道路へ続く尾根へ。

2/9 12:38

底付きのパウダー。

2/9 12:42

ツリーランをこなし、

2/9 12:51

衝突をかわして、

2/9 12:51

12：51　　無事帰着。

撮影機器：

LUMIX DMC-FT3 パナソニック

感想

aki-tk

　午前中、那須の天気は持つと読み、午前中1本勝負で那須・三本槍岳に登って来ました。ただ、南岸低気圧の影響は予報よりもかなり早く、9時前には降雪＆小吹雪模様に。幸い強風は西〜南西だったので、那須特有の爆風やホワイトアウトに遭遇すること無く、なんとか三本槍岳山頂まで登ることが出来ました。北西の季節風だったら、こうはいきません。

　樹林帯にはパウダーが底付きで乗っていましたが、強風地帯の稜線ではアイスバーンのまま。雪崩の危険は回避出来ましたが、滑落の危険があったのでウイペッド持参で正解でした。3連休なので、午前中狙いで三本槍に登ってくる登山者が何人もいるかと思いましたが、三本槍周辺には全く人影は無く、他の登山者のトレースは中の大倉尾根の途中まででした。

　金曜日から日曜日まで那須岳では降雪がありましたが、残念ながら大雪にはならず、10〜20cmの降雪で、強風のため稜線の積雪はあまり増えていない模様です。このままだと、那須岳での山スキーがいつまで出来るか心配です。