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Yamareco

記録ID: 1728351
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

聖岳(東尾根、2920mまで)

2019年02月09日(土) 〜 2019年02月11日(月)
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
24:30
距離
42.0km
登り
3,674m
下り
3,647m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
11:00
休憩
0:01
合計
11:01
8:08
8:08
44
8:52
8:52
104
10:36
10:37
454
18:11
ジャンクションピーク
2日目
山行
7:14
休憩
0:24
合計
7:38
7:15
71
ジャンクションピーク
8:26
8:30
176
11:26
11:26
118
13:24
13:44
69
14:53
ジャンクションピーク
3日目
山行
5:59
休憩
0:02
合計
6:01
7:21
148
ジャンクションピーク
9:49
9:51
103
11:34
11:34
54
12:28
12:28
54
13:22
畑薙ダムゲート前
天候 1日目:曇りのち雪、2日目:晴れ、3日目:曇り時々雪
過去天気図(気象庁) 2019年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
沼平ゲート
落石注意。
林道から東尾根がうっすらと見える。
林道から東尾根がうっすらと見える。
赤石ダムは凍結していた。
8
赤石ダムは凍結していた。
聖沢登山口。長い道のりだった。初日、この後の激ラッセルで余裕がなく、写真はなし。
聖沢登山口。長い道のりだった。初日、この後の激ラッセルで余裕がなく、写真はなし。
聖岳アタックの朝。今日は快晴。
3
聖岳アタックの朝。今日は快晴。
青い空。
可愛いトレースあり。
2
可愛いトレースあり。
白蓬ノ頭に到着すると赤石岳が姿を現した。
6
白蓬ノ頭に到着すると赤石岳が姿を現した。
白蓬ノ頭から聖岳を望む。長い東尾根に雪の白煙が上がっている。
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白蓬ノ頭から聖岳を望む。長い東尾根に雪の白煙が上がっている。
赤石岳の全容。
富士山。
上河内岳と茶臼岳。カッコ良い。
8
上河内岳と茶臼岳。カッコ良い。
長い東尾根のリッジを進む。
12
長い東尾根のリッジを進む。
奥聖の取り付きにて。尾根のすぐ下で大きく雪崩れている。強風の中、慎重に登り進めるが、2920m付近でアイスバーンとなり登頂は断念した。
6
奥聖の取り付きにて。尾根のすぐ下で大きく雪崩れている。強風の中、慎重に登り進めるが、2920m付近でアイスバーンとなり登頂は断念した。
上河内岳もテカテカ。
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上河内岳もテカテカ。
東聖岳に戻る。
東聖岳から聖岳を振り返る。こちらから見ると美しい三角形。
9
東聖岳から聖岳を振り返る。こちらから見ると美しい三角形。
東尾根のリッジと赤石岳。
3
東尾根のリッジと赤石岳。
東尾根のリッジ。雪が硬く、トレースがつかなかった。
6
東尾根のリッジ。雪が硬く、トレースがつかなかった。
ジャンクションピークから降る。倒木多し。
ジャンクションピークから降る。倒木多し。
このように折れるには、どれくらいの力が必要か。
2
このように折れるには、どれくらいの力が必要か。
長い林道歩きの後。
3
長い林道歩きの後。

装備

個人装備
長袖インナー タイツ ソフトシェル ハードシェル 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ 毛帽子 ザック スコップ 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガソリンバーナ コッヘル ライター 地図(地形図) ヘッドランプ GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ロープ(8.1mm 50m) ハーネス ロックカラビナ カラビナ スリング ディッセンダー アイゼン ワカン ピッケル バイル

感想

聖岳を東尾根から登る。2920m付近でアイスバーンと強風により登頂を断念。

1日目:沼平ゲート〜ジャンクションピーク
15kmの林道歩きでスタート。落石多い。工事車両が行き来する。3時間半で聖沢登山口に到着。急登が始まる。出会所小屋跡手前の崩落地は高巻くが、地面が凍結しており登山靴で蹴り込んでも滑るので、アイゼンを装着。小屋跡まで降りず、尾根に取り付く。ピンクテープなどマークがあり迷うことはない。1500m付近から雪がつく。トレースなし。1700m付近から踝から脛程度のラッセル。1900m付近から脛から膝程度のラッセル。ワカン装着。表面に4~5cmの硬い雪の層があるが、足を載せ体重をかけるとバリバリと割れ、全く登れない。体力を消耗する。拳で表面を叩き割りながら登る。100m登るのに1時間かかるようになる。結局、ジャンクションピークについたのは日が暮れてからであった。鴨鍋。

2日目:聖岳アタック
まず白蓬ノ頭に向かう。踝から脛、所により膝までのラッセル。昨日より雪面が硬く割れることはない。昨晩の鴨鍋のおかげですっかり体力が回復している。1時間ほどで白蓬ノ頭に到着すると、赤石岳の巨体が目前に現れる。聖岳の東尾根も全貌を現す。二重稜線の間をラッセルし、少し登ると高度感のあるナイフリッジが続く。雪が硬く足元が安定しているが、ナイフリッジにトレースをつける醍醐味は味わえない。時折、強風が吹くと生きた心地がしない。東聖岳を越え、奥聖岳に取り付く。最近、大規模な雪崩があったようで、取り付く尾根のすぐ下の雪が崩れている。凍結した層の上に1~2m程度のスラブが載っていたようだ。慎重にルートを選びながら登り始める。雪面は硬く、ダブルアックスで安定して登ることができる。2920m付近までサクサク登るが、強風で立てず、四つん這いでリッジを進む。凍結しておりアックスがダガーポジションでは刺さらなくなる。アックスを振って数歩進むが、下りを考えて、ここで断念することにした。クライムダウンを続けて取り付きまで戻り、安堵する。何度も聖岳を振り向きながら東尾根を下り、白蓬ノ頭でおやつと赤石岳を楽しみ、早々にテントに戻る。天気が良いので外で焼肉。

3日目:平沼ゲートまで
昨日付けたトレースを辿りどんどん下る。1500m以下は雪がなくなり、枝尾根が多いが、ピンクテープが必ずあるので迷うことはない。出会所小屋跡に立ち寄り小休憩の後、崩壊地を高巻いて、登山口まで降りる。落石に注意しながら沼平ゲートまで戻る。白樺荘で温まって帰路につく。

奥聖まであと60mが登られなかった。

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