裏山花鳥散歩(平山城址公園・東京薬科大学・堀之内)

2019年02月12日(火) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.9km
• 登り: 286m
• 下り: 286m

天候

晴れ

アクセス

自宅からの周遊ですので公共交通機関の利用など有りません

写真

今日は裏山の散策に徹します　平山城址公園の季重(すえしげ)神社です　平山城主の平山季重を祀っています

神社の前からの富士山　木の枝が邪魔ですがこの先は崖になっていて伐採すると崖崩れの恐れが有るためこのままです

平山城址公園にはシロハラ(白腹)が多いですが相変わらず枯葉の下の虫を探しているので保護色になっています

ヤブツバキ(藪椿)は公園の至る所で長いこと咲いています　青空には映えるかも知れません

公園北中央口から入り少し下った場所の斜面に何時も楽しみにしているサンシュユ(山茱萸)が咲き始めました

葉より先に黄色い花をつけるサンシュユは別名ハルコガネバナ(春黄金花)と呼ばれる

「庭の山しゅの木・・・」と歌われる稗拘節のサンシュユは本当は山椒で源平時代の悲恋歌　山茱萸は千年も後の江戸時代に中国、朝鮮から渡来したので別物だそうです

猿渡の池ではヒイラギナンテン(柊南天)の蕾がもうそろそろ咲こうかと準備をしています

東京薬科大学の薬用植物園内自然観察路にコセリバオウレン(小芹場黄連)の開花です　前回アップした花は花壇の花でしたがこちらは山肌に咲いています

昨年白馬でガラスのサンカヨウ(山荷葉)を初めて見ましたがこれも同じ様に透き通っています

やはりコセリバオウレンはスケルトンよりもこちらの方が綺麗かも知れません

前回アップした花は両性花でしたがこれは雄花です

雄花にはこの様に退化した雌蕊が残っているものと次に登場する雌蕊がなく雄蕊だけのものがあります　雌花というのはありません

雄蕊だけの雄花でしょううか　雄蕊が薄いピンク色をしています

こちらも雄蕊だけの雄花　雄蕊も白色です

コショウノキ(胡椒の木)　ジンチョウゲ科のこの木の果実はコショウの様に非常に辛いから名付けられたらしい　調味料の胡椒はコショウ科の蔓性植物

ナニワズ(難波津)　オニシバリの長野県の方言がナニワズ　しかしナニワズは鮮やかな黄色オニシバリは薄黄緑で別物

ニオイカントウ(匂款冬)　カントウ(款冬)とはフキ(蕗)のことで若干フキノトウに似ています

ロードデンドロン・デコルム　石楠花(しゃくねげ)の仲間ですが実が生った後の鞘でしょうか　意外と綺麗でした

ナンバンコマツツナギ(南蛮駒繋ぎ)　コマツナギと比べて花が葉に対して極端に小さいです

コチョウラン(胡蝶蘭)はどうして何時も綺麗に咲いているのでしょうか

メキシコジギタリス　ジキタリスは学名でラテン語の「指」を意味する　指が連想出来ますか

薬科大正門南の谷戸に移動して来ました　菜の花がもう大分前から咲き続けています

ここには結構オナガ(尾長)が多いのですがオナガは警戒心が強く直ぐ逃げます　これはかなり遠くでしたので綺麗に撮影出来ませんでした

オナガが飛び交う姿は良く見かけますが動作が速く撮影出来たことがありませんでした

遠過ぎて鮮明ではありませんがこんな格好をして飛んでいます　何かジェット機の様です

随分前から農家の入口の石垣に咲いているシバザクラ(芝桜)

ニラ(韮)の末路　左にはネギや白菜などこれももう人の口には入りそうもありません　侘しさを感じます

今日は珍しい鳥との出逢いはありません　このモズ(百舌鳥)は次は何処に行こうかと考えながら枝の先に留まろうとしています

よし！　一旦体制を後ろに構え勢いを付けよう！

ハイ！　羽を大きく広げて！

離陸成功！　なんて鳥の動きを撮影してみるとそれなりに面白いものです

最近増えてきたジョウビタキですが今日は比較的近くで撮影出来るチャンスを得ました

時計回りで向きを変えながらの撮影です　5m位の近さでしたが逃げられずにすみました

前回小宮公園の開花したてのマンサク(万作)を撮影しましたがこちらは紅花万作　どちらが綺麗かは個人の趣味の問題でしょう

紅花万作の上には紅梅　そうであれば黄色の万作の方がコントラストが有り良いかも

薬科大に戻ってきました　梅の花のピンク色を一緒に撮影したいと考えたところジョウビタキが小さくなり過ぎました　しかも拡大しないと目が良く分かりません

東京薬科大学にはこういった移動販売車が生協の近くで営業しています　これはロコモコの販売

私はマグノリアという食堂で唐揚げハーフ 320円を頂きました　昨夜の我が家のおかずがユーリンチー(油淋鶏)だったというのに何故？　オーダーを受けてから揚げるので美味しいし安い！

平山城址公園へ戻ってくるとヤマガラ(山雀)　飛び立とうという意思が伝わります

ハイ！　離陸成功！　成功して当たり前ですね

こちらは別のヤマガラ　先程と同じ枝の先に留まりました

飛び立つ光景はそっくりですね　決して同じ画像ではありません

連続撮影：Mid 10枚/秒での撮影ですのでもし枝の先端からの距離が50cmとすると時速50km位でしょうか　グンカンドリは世界最速で時速150km以上出るそうです　ゼロヨンは車より速いかも

本日の奥多摩方面　全く雪はなさそうです　

(番外編　2月10日早朝)　2月1日とは全く異なり昨夜は奥多摩ではさほど雪は降らなかった様子　モルゲンロートの発生する時間に合わせたものの陽が差さないのでこの状態

平山城址公園西端の入口　右手の階段を登った先が野猿の尾根道です

狂い咲きのモッコウバラ(木香茨)に僅かながらの雪

感想

ランツベルク

先週は多摩森林科学園まで足を伸ばしたものの相変わらず大した成果は得られず。ならば、今週はもう居直りで裏山だけの散策に徹底することにしました。

今回都内では多少の積雪があったものの何時もの八王子駅前の様子を伝えるニュースには全く登場しないくらい八王子の方が雪の影響は殆どありませんでした。普通は雪が降ると暫く歩くのも大変な裏山ですが今日は普通どおりに散策が可能でした。

出逢う鳥は全く珍しいものはなく期待外れでしたが飛び立つ様子などがそれなりに撮影出来たのでアップしました。鳥の飛ぶ速度は車並に速いので肉眼ではその様子を鮮明に観察することは困難ですが撮影してみるとなる程と感心する仕草が確認出来ます。

東京薬科大学では自然観察路にコセリバオウレンの花が数株開花を始めました。
1月に撮影したのは花壇に咲いた花で両性花でしたが今回は白一色の雄花を撮影することが出来ました。ただ自然観察路の通路からはかなり離れていてるし廻りの草などが邪魔で撮影は結構大変です。それでも嬉しい雄花の開花でした。

Landsberg