荒島岳 〜朝陽と幻想の山頂〜

2019年02月24日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.6km
• 登り: 1,344m
• 下り: 1,326m

天候

晴れ時々ガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

▫東海北陸道 白鳥IC降りて九頭竜湖畔をクネクネ下道で40分ほど。
▫勝原スキー場跡駐車場は看板ないので見落とさないように。
▫午前3時15分時点で既駐10台、下山時11時頃には70台くらい居たのかな。ビックリした。
▫帰りは九頭竜湖方面に出る際、カーブのため非常に出づらい。怖い。カーブミラー欲しい！

コース状況／危険箇所等

▫勝原スキー場跡は全く雪ナシ
▫登山口くらいから積雪増えてくる。ザラメ→徐々にしまった雪に。私は12本アイゼンとストックで。軽アイゼンやチェーンスパイクの方も多かった。
▫しゃくなげ平で防寒対策。
ピッケル、バラクラバ、ゴーグルなどもちが壁と稜線仕様。
▫もちが壁はしっかりステップ切ってあった。
下山時は登山者とすれ違い待ち長くかかる所も。
▫山頂は相変わらずの暴風。
今年は雪が少なく、お社が全部出ていた。
▫下山時のしゃくなげ平以降は暑く、ソフトシェルで十分。600m以下は雪が腐り気味だった。

その他周辺情報

九頭竜温泉 平成の湯に立ち寄る。大人￥600。
montbellカード提示で、風呂上がりにミニパックジュースが貰える。私はミニッツメイド頂きました！
まだ11時台だったからか、女湯は何と貸切状態。
混雑時は少し狭いかもだが、荒島岳もドーンと見えて露天風呂も快適。
ツルツルすべすべのとても良い湯でした。
また行きたいな。

写真

2/24 3:38

勝原スキー場を闇上がります。
月明かりと先行者1名のライトに勇気をいただきます。

2/24 4:26

ギロ〇ン台。
早めに12本アイゼン履いて、楽チンになりました。

2/24 4:27

小一時間登ってきて、
まだココからが登山口なのですね。

2/24 4:50

おいたわしや、トトロさん。
帰りにちゃんと確認しよう。

2/24 5:57

ブルーアワー。
中出からではこの景色は望めません。

2/24 6:10

一番好きな時間を、ゆっくり尾根登りで楽しみます。

2/24 6:10

しゃくなげ平着。まさかのテン泊者ゼロ。
ここで装備変更。
バラクラバ、ピッケル、インナーグラブ＋テムレスONです。

2/24 6:16

しゃくなげ平からは見事な白山遠景が。

2/24 6:16

おはようございます！

2/24 6:16

夜明けまでにしゃくなげ平を目指していたので、
十分です。

2/24 6:19

今日の夜明けは薄雲が幻想的な色で魅せてくれました。

2/24 6:19

燃える朝雲。

2/24 6:22

既に満足。

2/24 6:33

白山にもそろそろビーナスベルトがかかります。

2/24 6:33

アップ。今年は黒い所がおおいな。

2/24 6:33

別山も。

2/24 6:33

こちらは部子山・銀杏峰。

2/24 6:34

能郷白山だと思います。

2/24 6:34

もちが壁。
先行者のヘッデンが2つに増えた。

2/24 6:36

コアラ島。

2/24 6:36

経ヶ岳かな？

2/24 6:36

白山。何回も撮ってしまう。

2/24 6:36

アップでも。

2/24 6:37

銀杏峰も行きたいんだけどな。

2/24 6:37

能郷白山のモルゲンロート。

2/24 6:46

もちが壁の二段目くらいで夜明けを迎えました。

2/24 6:47

遠くに……これは乗鞍かな？

2/24 6:47

経ヶ岳。

2/24 6:47

白山・別山。

2/24 6:47

白山に火の鳥が飛んで行くようだ。

2/24 6:49

日本海にかかるビーナスベルト。

2/24 6:51

プチ夜明け。
ほんとに今日の雲はすごく味がある。

2/24 6:51

アップで。

2/24 6:51

まだまだ壁をよじ登り中。

2/24 6:55

白山が常に見えるから飽きない。

2/24 6:55

夜明けの東からの雲はこんな感じ。

2/24 7:00

私にとっての本日のご来光は壁越しに。

2/24 7:00

出ました。

2/24 7:00

おぉっ。
テカテカだ。

2/24 7:06

壁を登りきりました！
あっ、ピッケルが。

2/24 7:07

雪が少ない……
昨年は3月でも真っ白だったのに。

ちょっと仙丈ヶ岳を彷彿とさせる。

2/24 7:08

ナイフリッジ。
少し風が強いので要注意。

2/24 7:12

斜度のあるトラバース。

2/24 7:13

この立て札見えれば、後はご褒美タイムです。

2/24 7:14

やっほーい！

2/24 7:14

柔らかな陽射し。

2/24 7:21

逆光な尾根もカッコイイ。

2/24 7:15

既に若い男性ソロ×2名とすれ違う。
彼らは日の出を山頂で拝んだのだろう。

2/24 7:21

だから、この時間帯は贅沢にも独り占めです。

2/24 7:24

丸さがたまらない。

2/24 7:24

あちらの尾根もいいなぁ。

2/24 7:25

ちょいちょい木が出てるのが、
何かカワイイ。

2/24 7:31

おっ、影荒島だ！

2/24 7:34

山頂標識と祠が見えた！

2/24 7:34

振り返っても当分どなたも登って来なさそう。

2/24 7:36

山頂到着！

2/24 7:36

白さーん！

2/24 7:36

仏原尾根方面。雲海が迫る。

2/24 7:37

おぉーーー！
槍ヶ岳だ。

2/24 7:37

こちらは雲海越しの乗鞍。

2/24 7:37

白山。

2/24 7:37

東から何だか雲の塊が迫り来る。

2/24 7:37

経ヶ岳だと思うのだが。

2/24 7:38

さらに西の日本海側。
後で調べよう。

2/24 7:38

部子山・銀杏峰。

2/24 7:39

今年は社が丸見えです。
お陰様でお賽銭供えられます。

2/24 7:44

昨年は標識も完全に雪ノ下だったのに……

2/24 7:53

とりあえず、自撮りタイムです。

2/24 7:50

ゴーグル＋バラクラバだと性別不詳だ。

2/24 7:55

自撮り楽しんでいるともう1名登頂されました。
徐ろに仙原尾根の方面に向かわれ……

2/24 7:55

勝手に写真を撮らせて頂きました！
おっちゃんゴメン。
めっちゃカッコよかったもんで。

2/24 8:04

おじさまも闇上がり組だった様子。
あちらからの荒島山頂もキレイだよって教えてもらった。

2/24 8:06

私も行ってみました。

2/24 8:10

こんな感じに山頂が見えました。
丸くてカワイイ。

2/24 8:07

うわ、一気にガスが！

2/24 8:09

雪の芸術的な尾根がこちらにも。

2/24 8:11

ステキです。

2/24 8:16

ガスが濃くなってきました。
そそくさと帰り支度を始めます。

2/24 8:17

帰りもしばらく独り占めでした。

2/24 8:18

ガスが横切る白山。

2/24 8:18

どんだけ白山好きやねん。

2/24 8:22

雪庇越しの白山。

2/24 8:20

昨年も思ったが、とても1500m峰と思えない。

2/24 8:26

次々に登山者が壁を越えてきた様子。

2/24 8:27

日本海側は良い天気です。

2/24 8:29

雪庇越しの白山②

2/24 8:30

振り返ると……
荒島岳を覆うガスがエラいことに！

2/24 8:30

モヤッとな。

2/24 8:31

風もキツくなった。

2/24 8:34

ナイフリッジ気を付けよう。

2/24 8:36

傘荒島。

2/24 8:36

今から上がる方はちょっと寒そう。

2/24 8:41

そう言えば、今日は無氷DAYでした。

2/24 8:42

カケラ達がたくさん散らばってました。

2/24 8:46

壁を振り返る。
続々登山者とスレ違う度、
少しトラバースして避ける事も。

2/24 8:53

昨年より降りやすく感じます。
昨年はデカい落とし穴あったからなぁ。

2/24 9:10

壁に張り付きトラバースで登山者避けながら、
壁を降りきりました。
安堵の為か、この直後にアイゼン引っ掛けスっ転びました。

2/24 9:12

転んだ時にお兄さん2名が駆け付けてくれました。ご心配お掛けしました。
確かに、ピッケルが刺さらなくて良かった。
反射的にヘッドスライディングしたのが良かったかな。野球やってて良かった。

2/24 9:30

しゃくなげ平着。
暑い。
装備を軽めに変更します。

2/24 9:32

すっかりガスが消えた白山。

しゃくなげ平にも続々登山者集まります。

2/24 9:34

サラバ、しゃくなげ平。

2/24 9:34

後はブナ林を降ります。

2/24 9:45

ツリーホールも今年は私の背丈より少ない。

2/24 9:47

下りは何とも快適です。

2/24 9:47

ブナ林が見事！
紅葉の季節も良いだろうなぁ。

2/24 10:00

サラバ、コアラ島。

2/24 10:03

本日何回白山を激写しただろう。

2/24 10:04

どアップ。

2/24 10:04

そして、今日私の目をやたらと釘付けにした経ヶ岳。
ステキな山容にぐっと惹かれました。

2/24 10:12

ステップ切ってある登山道を、
なぜ平気でヒップソリで降りられるのか。
まだまだ登山者はたくさん登ってくる。
残念です。
ちょっと横を滑るか、勝原スキー場跡に雪があれば使うべきでしょうに。

2/24 10:17

トトロさんまで戻ってきました。

2/24 10:21

根こそぎ倒れたようです！
それにしても、すごい根っこです。

2/24 10:34

登山口。
広くて開けてる。

2/24 10:37

今年は本当に雪が少ない。

2/24 10:40

ええ雲だわ。

2/24 10:40

名前が分からない、おかしな山容の山があると、
すぐに地図を広げたくなる。

2/24 10:46

ヒップソリ後はまだ続いてる。

2/24 11:03

最後はドロドロ、春道でした。

2/24 11:06

スキー場跡の長い斜面は、
膝の悪い私には後ろ歩きの方が早かった。

2/24 11:10

無事下山、ありがとうございました！

2/24 11:10

春山の様相。

うわぁ！
車道を挟んだ向こうまで車ビッシリでした！
さすが快晴予想の残雪期待できる百名山の威力ですな。

2/24 11:35

帰りも九頭竜湖方面へ。

2/24 11:35

平成の湯に立ち寄ります。
堂々とした荒島岳の山容がドーンと拝めます。

2/24 11:35

ツルツルすべすべのとてもいい湯でした！
フロントのおっちゃん、おばさまも良い方々でしたよ。

撮影機器：

iPhone 6 Apple

LUMIX DC-TZ90 パナソニック

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 靴 ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ ポール ヘルメット

感想

Kei

今年の中部・西日本は積雪が本当に少ない。
もはや残雪期に入る2月後半、
雪があって快晴予想でアクセスできる山。
時間に余裕を持ち闇上がるので経験のある山。

ということで、昨年の素晴らしい荒島岳の山容を思い出し、今回は雪崩情報もないので勝原スキー場跡からアクセス。

実際、九頭竜湖周辺も雪崩るほどの積雪が無く、
心配になるほどダムの水位も低かった。

1000m以下は春山を思わせる陽気でしたが、
日の出の時間帯の山頂稜線は、やはりマイナスの世界。

しっかり装備で一度も寒いと思うことなく、
絶景を楽しめました。

毎回、何かしら反省材料が残る私の登山。
今回の反省は何もない平な場所で転んだこと。

左足がtoe inしやすい私にとって、
12本アイゼンは気を抜くとすぐに引っ掛ける凶器になります。
壁を降り終えて気が抜けたのかな……
睡眠時間短い闇上がりだから、
疲れてないワケないか……
確か、昨年も同じような所で転んだような。

受け身の取り方で今回も助かりましたが、
心配してくれたお兄さんの言う通り、
ピッケル刺さってたら流血の一大事でした！

装備は基本ですが、
気持ちと体力、時間に余裕を持つ山行計画が無事故のボイントだな。
と、改めて勉強になった山行でした。