伯耆大山 雪を纏い荘厳な雰囲気の稜線を楽しむ山旅

2019年03月09日(土) [日帰り]

• GPS: 04:16
• 距離: 7.9km
• 登り: 1,125m
• 下り: 1,105m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:42
• 休憩: 1:34
• 合計: 6:16

11:44 夏山道登山口（大山寺橋側）
12:19 12:21 三合目
12:37 12:37 五合目
12:40 12:42 行者谷分かれ
12:52 12:54 六合目避難小屋
13:21 13:21 八合目
13:32 13:32 石室方面との分岐
13:42 13:46 大山頂上避難小屋
13:46 13:48 大山頂上碑
14:45 14:45 大山頂上避難小屋
14:58 14:58 縦走路
15:08 15:17 剣ヶ峰
15:28 15:29 縦走路
15:41 15:41 大山
15:42 15:42 大山頂上碑
15:54 16:58 大山頂上避難小屋
17:06 17:06 石室方面との分岐
17:11 17:11 八合目
17:19 17:28 六合目避難小屋
17:32 17:33 行者谷分かれ
17:40 17:41 三合目
17:59 17:59 夏山登山口
18:02 ゴール地点

天候

晴れるも霞がちな空模様

アクセス

利用交通機関：

バス 飛行機

往路:
・ANA381便 羽田空港発6:55 米子空港着8:20
・JR境線 米子空港発 8:37 米子駅着9:07
・日交バス 米子駅発9:30 大山寺着10:22
※米子空港から米子駅へのアクセスは連絡バスの方が便利です。飛行機の到着遅れがあっても待ってくれます。

復路:
・日交バス 大山寺発8:25 米子駅着9:17
・JR境線 米子駅発9:35 境港着10:17
※境港に寄り道（海産物三昧♪）
・JR境線 境港発13:22 米子空港着13:45
・ANA1088便 米子空港発14:35 羽田空港着15:55

コース状況／危険箇所等

・登山口〜五合目:
駐車場横の登山口から入山。今日の時点では登山口から積雪あり。ツボ足の方は要注意。
・五合目〜九合目:
急登が始まります。アイゼン装着をお勧め。
・九合目〜弥山山頂&三角点:
気持ちの良い稜線歩き。下山時にはホワイトアウトすると間違った方向に進んでしまうリスクあり。
・三角点〜剣ヶ峰:
雪の状態はギリギリもった感じ。土と岩が露出している箇所もあり、気が抜けない。これ以上暖かくなると踏み抜き等によりバランスを崩す危険が増します。慎重に進みましょう。剣ヶ峰縦走路は崩壊が進んでいるので、基本的に立ち入り禁止です。

その他周辺情報

・大山ゲストハウス 寿庵
http://www.daisen-guesthouse-juan.com
登山者が多く泊まる山小屋みたいな宿。オーナーさんは北アルプス鏡平山荘での勤務経験あり。
キッチンで自炊もできて、オーナーさんと宿泊客同士のコミュニケーションが取れる暖かい宿です。宿泊料金も親切設計！ガイドさん企画の山行プランもあるようですので、気になる方は直接相談してみてください。

・豪円湯院
登山口に一番近い日帰り温泉施設。
営業時間は11:00〜20:00

写真

3/9 6:03

今日の旅は羽田空港から始まります。
飛行機の先から日の出。映ってる飛行機は全く関係ありません（笑）
空港に来ると、脳内に流れる曲はいつも中森明菜の「北ウイング」なのは自分だけ⁈

3/9 7:13

離陸後、筑波山の姿を早速拝めます。

3/9 7:19

谷川連峰の主脈がはっきりわかります。
この角度だと谷川岳よりも俎グラが目立ちます。

3/9 7:21

浅間山は真っ白

3/9 7:22

金峰山から国師ヶ岳・甲武信ヶ岳に至る稜線も

3/9 7:23

八ヶ岳連峰も今週の降雪で真っ白け！

3/9 7:25

北岳・仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳・鋸岳もくっきり

3/9 7:28

中央アルプスは木曽駒ヶ岳から越百山に至る稜線がくっきり。手前のカールは摺鉢窪。千畳敷カールも望めます。

3/9 7:30

御嶽山と乗鞍岳、その奥は笠ヶ岳・霞沢岳や穂高の峰々が広がります。この角度だとごちゃっとしてます。

3/9 7:34

白山はデカイ！

3/9 8:28

機上で1人興奮してるうちに米子空港に到着。
米子空港駅からは大山が！レールがある方が旅情をそそられます。

3/9 10:27

大山寺バスターミナルに到着。人影はまばら。。。

3/9 10:28

そして振り返ると大山北壁がドーン！

3/9 11:16

モンベル前から北壁方面を望む

3/9 11:44

そして駐車場脇の登山口からすでにこんな感じの積雪。。。

3/9 12:10

2合目！

3/9 12:17

ブナの林の中を気持ちよく歩きます。

3/9 12:19

3合目から標識が埋もれ出した。

3/9 12:30

4合目はかろうじて数字が読める。

3/9 12:40

5合目を超えたあたりから急登が始まります。

3/9 12:42

行者登山口方面はこの標識を目安に降下します。

3/9 12:54

6合目からはこの景色！三鈷峰から剣ヶ峰に至る稜線はアルプスそのもの！

3/9 12:54

ここからさらに急登となります。

3/9 12:54

振り返ればこの景色！海が近い山ならではの絶景。

3/9 13:27

9合目まで来ました！あともう少し！

3/9 13:42

山頂避難小屋に到着。先に弥山山頂に向かいます。

3/9 13:44

弥山山頂では雪達磨がお出迎え。
高崎のダルマ弁当の弁当箱ですな。

3/9 13:45

三角点と剣ヶ峰への稜線。

3/9 14:46

避難小屋に荷物を置いて、三角点と剣ヶ峰に向かいます。この辺はまだ大丈夫。

3/9 14:54

核心部を望む

3/9 15:05

核心部を超えてから三角点方面を望む。冷や汗ものでした。。。
自分の後から男女お2人の方々が剣ヶ峰に向かってます。
この後剣ヶ峰で記念撮影となりました。ありがとうございました。

3/9 15:08

ユートピア方面への縦走路。
わかりにくいですが大山の稜線の先には氷ノ山。

3/9 15:09

剣ヶ峰から三角点に続く稜線。ピストンのためもう一度肝を冷やしながら帰還します。

3/9 15:09

境港方面までは見通せますが、景色はかなり霞んで見えました。

3/9 15:21

剣ヶ峰を振り返る。そして・・・

3/9 15:22

また核心部を通ります。帰りの方が難易度高い！

3/9 15:24

ドキドキ

3/9 15:28

踏み抜きに注意してナイフリッジを歩きます。核心部が短いので集中が続きます。

3/9 15:28

慎重かつ大胆に！
雪山講習でお世話になったイエティ山岳ガイドの大西さんの言葉が脳裏に浮かんできました。

3/9 15:31

核心部を超えてホッと一息。ご覧の通り土と岩が露出してます。

3/9 15:38

三角点に向けて登り返し

3/9 15:40

西穂の稜線ほど技術的に難しくはありませんが、雪のコンディションと風次第でかなり危険な稜線になります。
今回もグサグサの箇所は一歩一歩確実に、ピッケルで三点支持を忠実に守って切り抜けました。

3/9 15:40

空は悪天を占うかのような巻雲やレンズ雲があちこちに発生してます。

3/9 16:48

暮れなずむ剣ヶ峰。

3/9 16:49

写真ではわかりにくいですが、ハロと彩雲が見られました。大気が湿気を帯びてます。美しい夕陽は期待できないと判断、また翌日の天気の悪化が早まりそうだったので、避難小屋泊から麓のゲストハウスに宿泊先を切り替えました。

3/9 16:49

帰路に着きます。

3/9 17:08

剣ヶ峰とその上の分厚い雲。

3/9 17:08

BCスキーヤーとスノーボーダーは9合目から谷筋へドロップしていきました。北壁面は意外とガリガリ君らしく、エッジをガリガリ食い込ませる音が響き渡ってました。
※シュプールの主は、自分が登って来た際にすでに谷筋へと向かってました。

3/9 17:26

6合目避難小屋着。あぢぃ。ピッケルはここでお役御免して、ストックで降ります。

3/9 17:26

アーベントロートは期待できないかな。。。

3/9 17:28

ブナの森にもうすぐ踏み入れます。

3/9 17:36

尻セード&ヒップソリ用のボブスレーコース（笑）
ちなみに自分はグリセード派。

3/9 18:00

出発点が見えてきました。

3/9 18:02

モンベルに到着。

3/9 18:02

最後に振り返って稜線を仰ぎ見る。
さぁ、温泉とビールが待ってるぞ！

撮影機器：

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

感想

はなたれ

ANAの多くのマイルが失効寸前のため、先月に遠征登山を計画。数ある候補の中から、なかなか行けない大山に的を絞る。
大山登山は空港から登山口までのアプローチが比較的良く、一泊二日で十分楽しめます。

雪を纏った大山は山頂稜線だけを見ると、北アルプスの風景となんら違いなく、この地域随一の独立峰であることも考えると、多くの信仰を集める神の山であるのも納得です。
また、八ヶ岳連峰のように、初心者からベテランクライマーまで楽しめる懐の深さもこの山の魅力だと思います。
懐事情を考えると、なかなか容易には行けませんが、四季折々の大山を楽しみにまた来たいと思いました。

また、今回宿泊したゲストハウス寿庵さんでは、そんな大山の魅力を深く教えてくれる素晴らしい宿でした。宿泊者の多くは登山者で、宿泊者同士の交流も魅力的です。
今回も、神戸からの登山ツアーの方々から鍋料理のお裾分けを戴いたり、出雲からいらっしゃった方々と夜遅くまで山談義を楽しませて頂きました。昔の旅館をそのまま利用しているので、綺麗な宿の豪華料理を楽しみたい方には不向きですが、山小屋泊の感覚で来ると大変満足できる素晴らしい宿です。大山登山の際はまた利用させていただきます。

コメント

endoooo

伯耆大山までハンター？？？
Hanatareoyajiさん、こんばんは。

剣ヶ峰はやばいですね。
私は弥山山頂から眺めるだけで満足でした（笑）

大山は夏に登っても楽しそうだなあと思いました。
でも実際に夏になったら北アルプスに通っちゃいそうだな（笑）

はなたれ

Re: 伯耆大山までハンター？？？
連コメありがとうございますです。
大山、大変気に入りました。今は行きたい山域が多すぎてあちこち行っていますが、落ち着いたら気に入った山域を中心に通おうかと思ってます。大山はお気に入りになりましたが、飛行機で行くのはなかなか厳しいので、片道は夜行バスになりそうです。

山陰方面ですが、いつか氷ノ山&浜坂ツアーやりましょう！三瓶山も、今回の宿で知り合った方の地元なので、ツアー組もうと思ってます。