<旅先の山> 番外編 Vol.1 : 山の辺の道散歩 & 三輪山登拝

2019年03月16日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 16.9km
• 登り: 582m
• 下り: 573m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:33
• 休憩: 0:25
• 合計: 4:58

10:03 JR天理駅
10:48 10:52 石上神宮
13:48 13:51 三輪山
14:36 14:41 大神神社
14:44 14:57 そうめん處 森正
15:01 JR三輪駅

天候

曇り一時小雨

アクセス

利用交通機関：

電車

往路 : (名古屋→東海道線/おおさか東線/関西線→)JR天理駅。
帰路 : JR三輪駅(→関西線→名古屋)。
青春18きっぷ使用。計算したわけではありませんが、おそらく通常運賃の1/3くらいになったと思います。

コース状況／危険箇所等

畦道、石畳、砂利道、舗装路…「日本最古の道」は多彩です。道標は完備していて、地図がなくても大丈夫なくらいです。

その他周辺情報

天理の市街地を離れると店舗は少なくなりますが、ところどころに野菜や果物の無人販売所があります。
大神神社の周辺には三輪そうめんの食事処が立ち並んでいます。

写真

名古屋から四時間あまり、若干遠回りの乗り継ぎを経て降り立ったのは、「万葉まほろば線」天理駅。きょうは「寒の戻り」?…少し肌寒いな。

駅前からしばらくはアーケードの商店街を歩きます。まだ朝の10時過ぎなので静かです。宗教用具(?)を取り扱うお店が多いせいか、どことなくくすんだ「昭和」の風情です。

商店街が尽きると天理教の本部があらわれます。これがひじょうに大きく、まさに「大伽藍」。異教徒(?)の私は外から見つめるのにとどめておきます。

周囲には巨大な宗教施設が林立していて圧倒されます。さすがは「教徒市」、天理市にあるから天理教ではなくて、天理教があるから天理市なんですね。

施設の大半は「母屋」という宿泊所(?)で、「ようこそ おかえり」といった看板や垂幕が掛けられています。きょうは閑散としていますが、なにか行事があるときには「おぢばがえり」の方々で賑わうのでしょうか?

さて、標識に従って、日本最古の道へと分け入りましょう。

最初は畦道のようです。梅がまだ残っています。

ここは東海自然歩道でもあるんですね。なるほど…。

石上神宮が見えてきました。

由緒正しい古社とのことです。数人の方々に混じって、本日の安全など祈願します。

境内には神様のお遣い(?)が動き回っています。

コッコ、ケッコ…。じっと見ているとケッコう楽しいものです。

…でも、この鶏さん達、このままずっと大事に飼われ続けるのでしょうか? それとも「地鶏」となって…?

石上神宮をあとにしてしばらく舗装路を歩きます。アンダーパスで潜りぬけるのは名阪国道でないほうの国道25号線です。

僅かですがこういう道もあります。これが「本来の姿」でしょうね。

こんどは畑の畦道。ところどころに小さな丘が点在しています。古墳でしょうか?

菜の花畑のむこうに奈良盆地、その先には二上山とおぼしき山が見えています。奈良に来たなぁと思います。

ところどころに、このような無人販売所があります。なぜか柑橘類が多いようです。

竹ノ内環濠集落…だったかな? カメラアングルによっては、そのまま加工せずとも時代劇に使えそうな町並みです。

お邪魔しました…。

これも古墳のようです。道端に解説の看板がありましたが内容は忘れてしまいました…。「ナントカの皇女」の墳墓だったような…。

古墳群のなか、石畳を進みます。

やや大きな古墳…というか、先入知識がなかったら小山のように見えます。これが崇神天皇陵とされる古墳です。ものの本によると、崇神天皇は歴代十代目の天皇ですが、実在性のある天皇としては初代だそうです。ということは、いまの皇室の方々のご先祖さまなのでしょうか?

こちらは十二代景行天皇陵とされる古墳。やはり小山のように大きいです。もともとは土を盛り上げた禿山だったのでしょうが、永い永い年月を経て鬱蒼とした原生林になっています。

奈良盆地のなかに、大和三山の畝傍山と耳成山が並んでいます。背後は金剛山から葛城山あたりにかけての山並みと思われますが、あいにく雲に覆われています。

三輪山が近づいてきたようですが…

…このあたりからポツポツと…

…我が衣手に雨は降りつつ…。

小雨のなか、とぼとぼ歩いていきます。

やがて狭井神社です。

拝礼の後、社務所に立ち寄りまして…

…初穂料300円をお納めして、ご案内を受けてから、こういう襷を頂きます。

注意事項をしっかりと確認します。

…ということで、三輪山に登拝するわけですが、ここからは撮影禁止なので写真はありません。山内の様子を綴ることも控えておきます。老若男女、意外と多くの方々が登拝されていました。

一時間半ほどで三輪山から下山、すぐ隣が大和國一之宮こと大神神社です。

ここのご神体が三輪山です。本日の無事に感謝します。

拝礼のあと、こちらのお店で…

…にゅうめんと柿の葉寿司のセットをいただきます。にゅうめんは淡口ながらしっかりと出汁の効いた関西風、柿の葉寿司は「濃ざっぱり」。「奈良に旨いもん無し」とはよく言われるし、多少納得することもありますが、ここはとても美味しかったです。ごちそうさまでした。

三輪駅に辿り着きました。ふぅ、きょうもよく歩いたな。

さて、帰りましょう。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 靴 サブザック 非常食 飲料 予備電池 GPS ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル

備考

肌寒い一日でしたが、歩いているうちに暖まってきて、三輪山への登りでは汗ばむくらいでした。

感想

ゲスト

三輪山の往復を含めると約17km、意外と歩き甲斐がありました。私は歴史は苦手教科ですが、歴史を感じる風景は好きなので、愉しい一日でした。