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Yamareco

記録ID: 1752554
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

天ヶ岳☆鞍馬から春めく大原の里へ

2019年03月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
03:50
距離
11.5km
登り
752m
下り
757m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:43
休憩
0:08
合計
3:51
8:43
15
8:58
9:01
38
9:39
9:41
26
10:07
10:09
39
10:48
10:48
83
12:11
12:12
22
12:34
12:34
0
12:34
ゴール地点
天候 曇り後雨
過去天気図(気象庁) 2019年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
京都バスで貴船口まで(工事による通行止めにより)
下山は大原に
苔むす薬王坂への古道
2019年03月10日 08:51撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 8:51
苔むす薬王坂への古道
苔むす石垣
2019年03月10日 08:51撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 8:51
苔むす石垣
静原のハイキング案内図
2019年03月10日 09:00撮影 by  iPhone 6s, Apple
3/10 9:00
静原のハイキング案内図
437m峰の経塚
2019年03月10日 09:04撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 9:04
437m峰の経塚
PH氏のプレート
2019年03月10日 09:10撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 9:10
PH氏のプレート
経塚 貞享三年 
2019年03月10日 09:17撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 9:17
経塚 貞享三年 
戸谷峰の手前では倒木が道を塞ぐ
2019年03月10日 09:31撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 9:31
戸谷峰の手前では倒木が道を塞ぐ
戸谷峰
2019年03月10日 09:41撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/10 9:41
戸谷峰
PH氏のプレート
2019年03月10日 09:41撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 9:41
PH氏のプレート
杉の回廊をゆく
2019年03月10日 09:48撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 9:48
杉の回廊をゆく
随所に馬酔木の花
2019年03月10日 09:57撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 9:57
随所に馬酔木の花
三又山への掘割の山道
2019年03月10日 09:58撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/10 9:58
三又山への掘割の山道
三又山の山頂標がつけられているが、実際のピークは尾根を直進したところに
2019年03月10日 10:04撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 10:04
三又山の山頂標がつけられているが、実際のピークは尾根を直進したところに
天ヶ岳への登りから山頂を望む
2019年03月10日 10:31撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/10 10:31
天ヶ岳への登りから山頂を望む
尾根から左手に天狗杉を望む
2019年03月10日 10:42撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/10 10:42
尾根から左手に天狗杉を望む
天ヶ岳山頂
2019年03月10日 10:50撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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天ヶ岳山頂
尾根の北斜面に出ると途端に積雪あり
2019年03月10日 11:05撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/10 11:05
尾根の北斜面に出ると途端に積雪あり
天ヶ岳を振り返る
2019年03月10日 11:12撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/10 11:12
天ヶ岳を振り返る
翠黛山(正面)とその右に金毘羅山
2019年03月10日 11:49撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 11:49
翠黛山(正面)とその右に金毘羅山
大原の里で
民家の軒先の馬酔木
2019年03月10日 12:23撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 12:23
大原の里で
民家の軒先の馬酔木
大原の里と正面に小野山(比叡山北尾根)
2019年03月10日 12:24撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 12:24
大原の里と正面に小野山(比叡山北尾根)
梅の花
2019年03月10日 12:25撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 12:25
梅の花
大原の里と左手に翠黛山
2019年03月10日 12:28撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/10 12:28
大原の里と左手に翠黛山
菜の花畑
2019年03月10日 12:30撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/10 12:30
菜の花畑

感想

先週と同様、土曜日の好天は長続きせず、日曜日は雨模様の予報である。当初は雨は午後からの予報であったがいつのまにか雨雲の到来は前倒しとなり10時台には降り始める予報となる。この日は家内が子供の送り迎えに車を使うので山に車で入ることが出来ない。しばらくご無沙汰していた八丁平を訪ねようと広河原行の京都バスに乗り継ぐバスに乗るのだが、鞍馬から先は工事により全面通行止めとのことで鞍馬の手前、貴船口で降ろされてしまう。

鞍馬まで歩いて、薬王峠から天ヶ岳へと向かうことにした。前回、シャクナゲ尾根から縦走した際はトレランで駆け抜けてしまったので、今日はリハビリを兼ねてのんびり歩いてみようかと思う。薄曇りの空からは淡い光がさしている。果たして本当に雨が降るのだろうかと思うような天気である。

薬王坂へは深い掘割式の古道を緩やかに上がってゆく。道は深い掘割式となる箇所が多く、苔むした法面や石垣が道の歴史の古さを無言で物語る。薬王坂から峠に上がるとすぐに437m峰のピークである。経塚がある山頂の周囲は多くの倒木で荒れている。倒木は何とか通れるように処理されて、迂回路もつけられているので通行には問題がないが、昨年の春にはこのような個所はなかったから、明らかに昨年の台風によるものだ。

ピークを過ぎると倒木は少なくなり、歩きやすい道となる。樹間からは比叡山とその北に連なる水井山、横高山をわずかに垣間見ながらなだらかな尾根筋を辿ると再び経塚が現れる。石碑を注意深くみると貞享3年とある。後で確認する1686年のものであった。

戸谷峰の手前で再び倒木により道がほぼ完全に塞がれている。左手(西側)の斜面に迂回路がつけられているので、真新しい踏み跡を辿るが、再び尾根に出たところで尾根を直進すると、踏み跡があるにはあるがどうも薄いし、テープ類も見当たらない。地図を確認するとルートに復帰するためには尾根を戻らねばならないところ、支尾根を下っていたようだ。ルートに復帰し、尾根伝いに進むとすぐに戸谷峰の山頂に出る。

戸谷峰を過ぎると整然と並ぶ杉林の回廊を行くことになる。静原城址への分岐を右手に見送って、天ヶ岳の方に進む。

登山路は三又岳のピークを避けて、その西側斜面をトラバースしている。急ぐ山旅でもないので踏み跡も不明瞭な尾根を伝ってピークに登ってみる。山頂と思しきあたりには樹にまかれた白いテープが集中しているので、ピークなのだろうと思うが、三角点は探しあてることは出来なかった。

天ヶ岳にかけての登りに差し掛かると斜度が徐々にきつくなってゆく。ポツポツと冷たい雨が降り始めたのは10時半頃であった。やはり天気予報通りである。急にあたりの空気が冷え込んできた。樹間から左手に見える鞍馬から旧花背峠を経て天狗杉に至る稜線も急に霞んでくる。

天ヶ岳からは花背峠かあるいは天ヶ森に向かうことを考えていたが、北の方角は雨雲で真っ白になっているのを目にすると、大原の寂光院に下ることにする。

天ヶ岳の山頂の北側は複数の林道が錯綜しているが、林道を辿ってひとまず北側の斜面に回り込むことになる。北側斜面に出るとわずかばかりの雪が登山路には残っていた。ひとしきり坂を下ると、後はほぼ水平なトラバース道が寂光院への分岐にかけて延々と続くことになる。

寂光院への道へ入るとこちらも随所に苔がみられる掘割式の道となる。薄暗い谷を下ると後は明るい林道を歩いて寂光院の門前に出た。鞍馬寺の門前からはこれまで誰にも出遭わなかったが、雨にもかかわらず寂光院はさすがに観光客で賑わっている。

道の左手の陶芸の店で甘棺なる柑橘を売っていたので、二つほど買い求めると、店の若旦那と思しき男性から聞かれる
「山に登っていらしたんですか?」
「はい」
「倒木は如何でした?」
「鞍馬の方は確かに酷かったですが、何とか通れるように処理はされておりました」
「昨年の台風以来、山に登られる方がとても少なくなってしまって」

寂光院からは長閑な大原の里の景色を眺める好展望の道をバス停に辿ることになる。このあたりは大原の中でもとりわけ雰囲気のよいところだと思う。民家の軒先には満開の馬酔木、梅や菜の花が景色に華やかな色を添える。

バス停に辿り着くと美味しそうな蕗味噌が一つ¥300で売られている。昨日の山行で手に入れた大量の蕗がなければ是非、買い求めるところだった。蕗味噌に添えられていた謳い文句がなんとも魅惑的だ・・・「春を告げる味」。

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