櫛ヶ峰北西稜 悪魔に誘われて・・・
tiheisen00
はやぶさ半
体力度について
- GPS
- 07:32
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 531m
- 下り
- 721m
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- 山行
- 7:03
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 7:28
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
登りはリフト2本使用（500円×2）1本目は8時半、2本目は9時稼働 |
写真
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感想
谷川岳一ノ倉の一ノ沢左方ルンゼ〜中間稜に行く予定で準備を進めていましたが、天神平の降雪が35cmあったと言うことで、雪崩リスクがMAX！16日からは登山禁止期間に入ってしまうのでラストチャンスでしたが、31年振りの谷川岳は来年に延期する事にしました。
延期決定が8日夕方、とりあえず福島に帰省することにし、どこか福島近辺で軽〜く遊べる所を悪魔の後輩Hにお願いした所、裏磐梯に良いところがあるとのこと。
簡単だから！という、悪魔の後輩H（以降AKH）の言葉ほどあてにならない物はない。自分基準の”難易度”なので、クライミングから30年以上遠ざかってる私にはもちろん当てはまらない！
さて、そんな訳で頂上すら行った事の無い磐梯山の隣にある櫛ヶ峰に行くことになった訳です。
スキー場でAKHの永遠のパートナー？という会津のSさんからも”簡単ですよ！”と言われ、とにかく半信半疑でリフトに乗り入山！AKHは機動性抜群のスキーだが私はスノーシュー！
途中で会津パーティーは天狗岩手前の岩稜に向かい我々は櫛ヶ峰の取り付きに向かう。
確かに下から見たよりは傾斜はなさそう、最初は氷結した泥壁、カッチカチの泥に思いっきりキックしてアイゼンを利かせ息も絶え絶えで登る。カチカチなら全部カチカチになってもらいたいのに氷ってない所はボロボロ、恐ろしい！！
傾斜が緩い場所も不安定で恐ろしい！！
AKHがリードしているが、ランニングがとれる場所はほとんど無く、ビレーポイントも氷った泥土に打ち込んだピトンのみ。
核心部は4ピッチ目、垂壁を左から回り込んで直上、傾斜は緩いがホールドの無いスラブ状に立ち上がるが、ビレーポイントもなく恐ろしいにも程がある。AKHに言わせると、”えっ？どこが難しかったですか？”だって！
その後もボロボロの岩稜が続き気が休まらない、8ピッチあたりからは傾斜も緩くなるがミスが許されない。
上部は岩質が変わってきて登りやすくなる。
コンテで進み、頂上が見えてくるとほぼ終了。11ピッチくらいあったろうか？
初めての櫛ヶ峰にこんな形で登頂出来るとは考えても居なかった。
引っ張ってくれたAKHに感謝。
頂上からは絶景！眼前に磐梯山の東壁、猪苗代湖の向こうには那須連山、南会津の山々、北には飯豊〜朝日連峰、月山、吾妻山、安達太良山・・・・・
一服して下る。
最低鞍部の手前から取り付き部目指して急な斜面を下る。
なんだか谷川に行くよりハードな山行だったような気がしたよぉ
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