能郷白山 (残雪と青空の間で)
- GPS
- 09:48
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,443m
- 下り
- 1,435m
コースタイム
天候 | 快晴。微風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
東海環状道大垣西ICより穂積経由で約57km。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ゲート〜登山口は、高低差約330mの林道歩き。地味に堪える。 ・登山口の徒渉は、石の配置が変わったのか、徒渉が楽に。 ・雪は、旧登山口付近からあり。 前山までは、尾根道の一部に雪解けあり。 ・山頂直下の急斜面は、雪面が緩んでザラメ雪だった。 |
写真
感想
白や黄色の花も一段落し、そろそろ雪が恋しくなってきた。
曜日と天気と相談し、Xデーを決めていた。
なんと、その日は能・狂言の奉納上演のある日とのこと。
山には影響が無さそうだったので予定通り決行した。
朝、途中にある薄墨桜に立ち寄った。
寒い朝だった。
老木にもかかわらず見事な花を咲かせていた。
登山口には先客が5台駐っていた。
その後、次々に車が到着。
全部で10台ほどになった。
食事をしていたら、出発は最後になってしまった。
天気は一日持ちそうだったので、焦らずのんびり行くことにした。
最初の難関は登山口の徒渉のはずだった。
ところが、飛び石で難なく渡ることができ拍子抜け。
その後の稜線までの急登は相変わらず。
雪は旧登山口付近から出てきた。
ここから見る屏風のように立ちはだかる前山は、
青空を従え白衣を纏って迫力満点。
暖かな日差しと雪解けの沢の音が春山の雰囲気を醸し出していた。
やっとの事で前山にたどり着くと、目の前には白山がド〜ン。
行く手には、能郷白山の白い山体が遥か遠くに。
両白山を間近に見られる贅沢空間だ。
それなのに、山頂のあまりの遠さに感激も半減。
覚悟を決めて歩き出すまでに多少の時間が必要だった。
山頂に近づくに連れ、目の前に真っ白な図体が迫ってくる。
斜面に張り付いてうごめいている黒い点がいくつか見える。
それを眺めながら、しばし休憩する。
山頂下に着くと、いよいよ自分が黒い点になるのかと覚悟する。
登ってみると、緩んだ雪にも助けられ、すんなり山頂へ。
山頂は広い雪原状態だ。
あちこち歩き回りながら展望を楽しむ。
下りは傾斜にビビりながらもシリセードにトライ。
グサグサのザラメ雪のせいで、スピードコントロールは容易だ。
雪が固いとアイゼンとピッケルが欲しくなる斜面だが、今日は滑り放題。
帰りは、先行者のシリセードで均されたトレースの上を足で滑りながら下った。
旧登山口下の斜面にはイワウチワが花を咲かせていた。
朝は姿が全く見えなかったので、今日の暖かさで開花が進んだのだろう。
まだまだ蕾が殆どだったが、暖かくなったらあっという間に咲きそうだ。
そうなれば、ここはピンクの斜面になるに違いない。
以前がそうだったように。
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