大桑山北尾根から高畑山_鳥沢駅周遊
- GPS
- 07:35
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 924m
- 下り
- 939m
コースタイム
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:31
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所なし、 |
写真
感想
出発・帰着地点である鳥沢旧宿場の街並みは興味深かったが、国道を行きかう車も多く歩道幅も狭く、山行も兼ねてざっと確認する程度かと思える。
空気抜けのある屋根が特徴的で2階の養蚕利用を想定させるが、今まで見た建物に比較すると2階の高さが低く感じられる。代表的な建物を公開していただけると理解も深まるかと思える。街並みの紹介は以下などもある。
http://machinokatachi.main.jp/19/19_torisawa.html
http://matinami.o.oo7.jp/kousinetu/ootuki-tomihama-torisawa.html
奥武蔵を中心に赤線繋ぎを行ってきたが、浅間尾根・笹尾根などにも最近拡げてみた。その過程で関東の平野部に比べて過去の山域には、採薪・炭焼・紙漉・樵・石灰焼など人を集めるすべが平地よりふんだんに存在したことを実感した。
今回の尾根も機会を見て大月から上野原まで確認してみたい。
高畑山の山頂で、今日初めてで最後の登山者に逢う。鳥沢駅から穴路峠を越えて秋山川の無生野に行って、登り返してきたという。
無生野は、秋山川最奥部の集落で、南北朝時代から続くともいわれる「大念仏」が今に伝えられている。私も一度は訪れたいところだ。
穴路峠には、山梨県林務部がたてた「峠道文化の森」の解説板が設置されていた。かつての穴路峠の様子を知るのに、詩人の尾崎喜八が昭和の初めごろ、厳冬の2月にこの峠を越えて倉岳山に登り、無生野から秋山川に沿って上野原まで旅した時の様子を記した「秋山川上流の冬の旅」(「雲と草原」収蔵)が良き手がかりとなる。それによると「寒々とした谷沿いの細道を進むと、峠の方から男が2人炭俵を背負い、長い竹の杖を突いて転がるように下りてくる。・・・何処の者だと訊くと、無生野の者だと云う。峠の雪の様子をたずねると、自分たちの馬がかよっているからもう相当には踏めていると云う。・・・こういう炭運びの連中には峠までの間に3組ばかり遭った。お爺さんが一俵、お婆さんが二俵という愛想のいい老人夫婦の組もあった。若夫婦が仲良く二俵づつ背負って、賑やかに日当たりの坂道を下りてくるのにも出会った。」とある。
(参照)
尾崎喜八:雲と草原 ・秋山川上流の冬の旅
www.ozaki.mann1952.com/bun/kumotosougen.html
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