ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 181815
全員に公開
山滑走
大山・蒜山

伯耆大山 行者谷滑走!

2012年04月12日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:50
距離
8.4km
登り
962m
下り
967m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8:30 駐車場→10:30 五合目→11:05 六合目避難小屋 11:20→12:15 八合目→12:35 山頂(弥山) 12:50→13:10 八合目→13:30 六合目避難小屋 13:45→14:00 元谷避難小屋→14:20 大神山神社奥宮→14:50 大山寺→15:00 駐車場
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
南光河原駐車場…30台ぐらい停められる ※無料 トイレあり
今回は装備が重い…
今回は装備が重い…
一合目。雪融けがかなり進んでいます
2012年04月12日 09:00撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 9:00
一合目。雪融けがかなり進んでいます
スキーを担ぎ上げたほうが楽ですね
2012年04月12日 09:17撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 9:17
スキーを担ぎ上げたほうが楽ですね
結構急な坂
2012年04月12日 09:58撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 9:58
結構急な坂
五合目
2012年04月12日 10:29撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
1
4/12 10:29
五合目
五合目の山ノ神。無事の登山と下山を祈る
2012年04月12日 10:30撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 10:30
五合目の山ノ神。無事の登山と下山を祈る
五合目を過ぎると森林帯を抜けます
2012年04月12日 10:37撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 10:37
五合目を過ぎると森林帯を抜けます
おお!山頂が見えてきた!
2012年04月12日 10:55撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 10:55
おお!山頂が見えてきた!
重い…
2012年04月12日 11:09撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 11:09
重い…
六合目避難小屋。雪に埋もれてますが、がんばれば中に入れます
2012年04月12日 11:25撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 11:25
六合目避難小屋。雪に埋もれてますが、がんばれば中に入れます
北壁。ガラガラと石が落ちてきています
2012年04月12日 11:27撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
2
4/12 11:27
北壁。ガラガラと石が落ちてきています
山頂は少しずつ近づく
2012年04月12日 11:31撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 11:31
山頂は少しずつ近づく
雪が悪い…。落とし穴にはまらないように
2012年04月12日 12:17撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 12:17
雪が悪い…。落とし穴にはまらないように
斜面に亀裂が入っているのが分かります?この斜面を滑る気はしない
2012年04月12日 12:18撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
1
4/12 12:18
斜面に亀裂が入っているのが分かります?この斜面を滑る気はしない
八合目を超えると緩やかになります
2012年04月12日 12:22撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
1
4/12 12:22
八合目を超えると緩やかになります
気持ちいい〜
2012年04月12日 12:26撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 12:26
気持ちいい〜
山頂の小屋が見えてきた。もう少し!
2012年04月12日 12:33撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 12:33
山頂の小屋が見えてきた。もう少し!
山頂到着。弥山(みせん)です。
2012年04月12日 12:37撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
1
4/12 12:37
山頂到着。弥山(みせん)です。
海が見える!
2012年04月12日 12:38撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 12:38
海が見える!
あっちが最高峰の剣ヶ峰。
2012年04月12日 12:38撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 12:38
あっちが最高峰の剣ヶ峰。
小屋は屋根まで埋もれてます
2012年04月12日 12:43撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 12:43
小屋は屋根まで埋もれてます
雪原を歩くのは気持ちいい
2012年04月12日 12:58撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
1
4/12 12:58
雪原を歩くのは気持ちいい
これが行者谷
2012年04月12日 13:21撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 13:21
これが行者谷
行者谷。中央に元谷避難小屋が見えます
2012年04月12日 13:45撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 13:45
行者谷。中央に元谷避難小屋が見えます
滑走開始。どんどん下っていきます
2012年04月12日 13:47撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 13:47
滑走開始。どんどん下っていきます
バランスを崩しながらも大転倒はなく、一気に下ってきました
2012年04月12日 13:51撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 13:51
バランスを崩しながらも大転倒はなく、一気に下ってきました
この斜面を滑り降りてきました
2012年04月12日 13:57撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 13:57
この斜面を滑り降りてきました
元谷避難小屋
2012年04月12日 13:58撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 13:58
元谷避難小屋
大堰堤から眺める大山北壁。カッコいい!
2012年04月12日 14:03撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
1
4/12 14:03
大堰堤から眺める大山北壁。カッコいい!
大堰堤から下は木々の間を抜けて滑っていきます
2012年04月12日 14:18撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
1
4/12 14:18
大堰堤から下は木々の間を抜けて滑っていきます
大神山神社奥宮
2012年04月12日 14:25撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 14:25
大神山神社奥宮
滑りにくいことこの上ないコンディション
2012年04月12日 14:34撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 14:34
滑りにくいことこの上ないコンディション
大山寺まで降りてきました
2012年04月12日 14:45撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 14:45
大山寺まで降りてきました
大山寺まで降りてきました
2012年04月12日 14:53撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 14:53
大山寺まで降りてきました
大山にはモンベルショップがあります
2012年04月12日 15:12撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 15:12
大山にはモンベルショップがあります
モンベルショップの取っ手はピッケル。おしゃれ〜
2012年04月12日 15:08撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 15:08
モンベルショップの取っ手はピッケル。おしゃれ〜
米子方面から大山を眺めると富士山の形です。だから伯耆富士なんですね
2012年04月12日 15:30撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
2
4/12 15:30
米子方面から大山を眺めると富士山の形です。だから伯耆富士なんですね
撮影機器:

感想

「大山」と言えば関東では「おおやま」と呼び丹沢の山を指しますが、西日本では「だいせん」という鳥取県の山を指します。
山陰地方では「山」を「せん」と呼ぶことが多いようです。
氷ノ山(ひょうのせん)とか、蒜山(ひるぜん)とか。
旧国名をつけて「伯耆大山(ほうきだいせん)」とも、「伯耆富士(ほうきふじ)」とも呼ばれたり。
標高は最高峰である剣ヶ峰が1729mと、アルプスや八ヶ岳と比べると、それほど高くはないのですが、海からすくっとせり上がった姿はよく目立ち迫力十分です。
イメージとしては東北の鳥海山に近いですね。
最高峰である剣ヶ峰付近は崩落が激しく、事故が多発していることから立ち入りは禁止されています。
なので、一般的な山頂は弥山(みせん:1709m)とされています。

今年は雪のあるうちに大山をスキーで滑走するという目標を立てていて、先月実行しようとしましたが悪天候のため敵前逃亡(^_^;)
その後、機会を窺っていましたが、4月に入り雨も増え、気温も上がり、雪がどんどん融けだす状況。
天気予報と天気図を日々チェックし、「もう今日がラストチャンスだ」ということでスキーと雪山装備を持って出発しました。

■当初の計画
夏山登山道をスキー担ぎ、あるいはシール登攀で弥山登頂
ドロップインできそうなところから行者谷を滑走し、元谷を下り大山寺へ戻る

■装備
※途中で氷の壁と遭遇することを想定して冬山登山道具も装備
スキー
シール
ストック
兼用靴
ロングゲーター
冬登山靴
12本爪アイゼン
ピッケル ※使用せず
インナーグローブ
アウターグローブ ※使用せず
ニット帽
フェイスマスク ※使用せず
サングラス
水・ポカリ それぞれ500ml

■アプローチ
第二神明→加古川・姫路バイパス→播但有料道路→中国道福崎IC→米子道溝口ICへ。
溝口ICから大山寺の南光河原駐車場まで10kmほど。
神戸から220kmほど。
2時半に出発し、途中朝ご飯を食べて7時前に到着し、7時半にはスタートしたかったのですが、途中眠気に襲われ1時間以上仮眠し、到着は8時になってしまいました。

■行程
(1)夏山登山道 一合目〜六合目避難小屋
夏山登山道の登山口に最も近い南光河原駐車場(無料)に車を停めて、登山届けを出して出発。8:30。
登山口から雪があり、当初はスキーでのシール登攀で。
ただ、ところどころ雪が切れていて、都度、スキーを外し手で持ってクリアするのが面倒くさくなる。
さらに、2合目を過ぎたあたりから斜度が急になってくるので、シール登攀は諦めて、ザックにスキーを付けて担ぎ上げに変更。
さすがに重い…。ザックは12kgぐらいはありそうだ。
これでがんばって六合目まで登るものの、雪が緩く、足がズボッとはまり、かなり歩きにくい。
日ざしもあり、結構もがいたので体が熱くなりました。
それでもがんばって高度を上げていく。
5合目を超えると森林帯を抜けて、視界が開ける。
天気が良く、青空をバックに大山の山頂や北壁が拝めます。
山頂が見えるとやる気が出てきます。
そして、振り返ると海が見える!気持ちいいです。
六合目避難小屋に到着したのが11:05。
ここまで2時間半ほどかかってしまった。※コースタイムは1時間50分。
肩にズシッとスキーがのしかかっているのと、足元の悪さのせいかな。
ここから先もまだまだキツイ登りが続きそうなので、計画変更。
六合目避難小屋にスキー板をデポし、兼用靴を脱いでここから冬登山靴+アイゼンで身軽になって山頂を目指すことにする。

(2)六合目避難小屋〜八合目
体は身軽になったものの、斜度はさらに急に。ここが一番キツイ。
そして、気温が上がってきて、足元はぐじゅぐじゅの雪になって、順調に高度が稼げません。
風も強くなってきたので、グローブとニット帽、アウターシェルを着用。
北壁の斜面を見ると、山の上部は何箇所か横にクラックが入っていて、あの斜面をスキー滑走は危険だなぁと感じる。
行者谷は大丈夫そう。

(3)八合目〜山頂(弥山)
八合目から上は打って変わって緩やかな登りに。
木道がところどころ姿を見せています。
広く雪が積もっているのでどこを歩いてもよく、快適な登りで山頂へ。
山頂到着は12:35。出発から4時間ぐらいで到着しました。
山頂の避難小屋は屋根が見えています。
山頂から見える剣ヶ峰はとてもカッコいい。
距離は500m。標高差は20mほど。30分もあれば行って戻ってこれるですけどね。
まぁ、ここは我慢。
360度の景色を見渡して、ご飯を食べてから六合目避難小屋へ向けて下山開始。

(4)六合目避難小屋〜元谷避難小屋 ※行者谷スキー滑走
六合目避難小屋に到着し、スキー装備に換装。
ここからお楽しみの滑りです。
滑り始めは13:45。
視界がよく、下部に元谷避難小屋の屋根が見えているので安心。
あの屋根を目指して滑り降りればよい。
しかし、時刻も14時が近づき気温がかなり高く、雪はぐさぐさ。
最悪のコンディション。
まともにエッジが効かず、ターンは困難。
スピードも上がらず。
以前、2月に富士山の宝永山からの滑走を思い出しました。
まぁ、それでも大山の北壁の雄大さを眺めながら楽しく元谷避難小屋近くの大堰堤まで無事に滑ってきました。
ここからの北壁が一番美しいね。
時々、ガランガランと音を立てて岩が崩落してきてます。
やっぱり怖い。

(5)元谷避難小屋〜大山寺 ※スキー滑走
今日のスキー滑走ではここが一番難儀しました。
標高も下がってきて雪が少なく、また、林の中なので木が多く、さらに枝や葉がボロボロと落ちている状況。
斜度は緩いものの、木の枝にザックが引っかかったり、雪の上の枝を踏んで前につんのめってコケながら何とか降りてきました。
たぶん、スキーを担いで降りてきたほうが早かったかも知れません。



実は10数年前に大学の友人と秋に大山に登山していました。
まだ、あまり山に興味がなかった頃だったので日本百名山ということも知らず、ただ、関西近辺で一番高い山に登ってみよう!というのがきっかけだったような気がします。

久しぶりに登ってみて、感動しました。
これだけ雄大な山容の山は関西近辺にはないのでは。
神戸から日帰りできるし、四季を通じて登りたくなる山です。

今年はそろそろスキーが出来る時期は終わりですね。
たぶん、今週ぐらいが最後ではないでしょうか。
やはり3月までが適期か。
北側だけでなく、南側にも快適に滑れる斜面があるようなので、来年はそっちも計画してみます。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1436人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 大山・蒜山 [日帰り]
大山・夏山登山道
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 大山・蒜山 [日帰り]
大山夏山登山道
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
積雪期ピークハント/縦走 大山・蒜山 [日帰り]
大山 BC
利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら