記録ID: 1865270
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
北ア南部の分水嶺 硫黄岳(乗鞍岳)〜十石山〜安房山〜安房峠
2019年05月25日(土) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 10:12
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 715m
- 下り
- 1,611m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 10:08
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
畳平から安房峠まで分水嶺を歩きデポした自転車であかんだな駐車場まで20分かけて戻った. |
コース状況/ 危険箇所等 |
畳平から硫黄岳(平湯・十石山)登山口までは車道歩き.ここから平湯温泉に下る登山道に入るが入口は残雪で不明瞭になっている.残雪を少しトラバースして登山道に戻る.登山道は明瞭で歩きやすいがハイマツが覆いかぶさる部分がある.登山道は硫黄岳山頂直下西側を通過している.硫黄岳山頂はハイマツに覆われており少しやぶ漕ぎをする.このコースは全体的に展望が良い場所が多い. 平湯温泉分岐.乗鞍権現社からやぶ漕ぎが始まる.十石山までは踏み跡がありコースを外れなければ通過をためらうような場所はあまりない.ただし胸から上はハイマツや灌木が覆いかぶさる部分が多い.私は乗鞍権現社から金山岩へは残雪を拾ってきたらコースを外してしまいかなり辛いやぶ漕ぎをしたため山頂まで約50分かかった.踏み跡をたどればもっと短時間に登れると思う. 十石山からハイマツの本格的なやぶが始まるが下り始めの前半は残雪を半分くらい拾える.2390m峰からの下りは急で残雪も少なくハイマツと灌木のやぶ漕ぎが辛い.途中に小さな岩峰の通過がある.この付近の稜線の西側はハイマツの背が低く微かな踏み跡がある部分もあるが崖になっており安易に近づけない.下るにつれて残雪が出てくる.2165m峰の登りは笹のやぶ漕ぎになる.山頂近くから残雪が出てきて歩きやすくなる.ここから安房山までの大部分は残雪を利用できる. 安房山からの下りは登山道があるらしいが残雪でわかりにくい.赤テープがあるので目印になるが踏み跡程度のやぶ道でルートを外しやすい.下るにつれて残雪は消え道も明瞭になる. アイゼンとピッケルを持参したが使用しないで済んだ.日帰りで迷わないで効率よく歩くためにGPSもあったほうが良いと思う. |
その他周辺情報 | 平湯温泉のひらゆ乃森で入浴.500円と安くとてもいい温泉. |
写真
撮影機器:
感想
4月の連休と先週の山行で野麦峠から硫黄岳(平湯・十石山)登山口までの分水嶺がつながった.今度は硫黄岳登山口から安房峠までの分水嶺を歩く計画を立てたが,車の回収もあるので日帰りでサポートなしにどのように歩くかかなり迷った.先週乗鞍岳の畳平へのバスの運行が開始し,昨日は安房峠の道路が開通した.色々考えた結果,安房峠を通る道路が開通した直後に乗鞍岳から歩くのが効率が良いと思えた.始発のバスでも畳平に着くのが8時近くなのでスタート時刻は遅くなるが,大部分のやぶ漕ぎが下りになり残雪もある程度利用でき,また安房峠に自転車をデポできるので効率が良い.結果は予定通り夕暮れ前に安房峠に着いたが,今年は残雪が多くやぶの部分の半分程度雪上を歩けたのが勝因と思う.残雪が少ないとやぶ漕ぎが大変でかなり頑張らないと夕暮れ前に安房峠に着くのは難しいと思う.先週と比較して最近の高温でこの付近の雪解けが急速に進んでいるので来週以降はさらに大変になると思う.硫黄岳登山口から安房峠までは十石山で登山者にあって話をしたが,他には誰とも会わなかった.
ここから南に続く中央分水嶺山行:
北ア南部の中央分水嶺 乗鞍岳(剣ヶ峰)〜高天ヶ原西の鞍部,富士見岳〜硫黄岳登山口
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1854182.html
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この時期誰にも会わない静かな山に行こうと思ったら登山口で偶然にも知り合いに会いビックリ!なんとなく即席パーティーになって一緒に行動し、山頂付近でまったりしていたらマイナールートで来られたyukitsubasaさん登場でまたまたビックリ!障害のある娘連れでは冒険出来ませんが、これから歩かれるルートを帰ってから地図で確認してレポをドキドキしながら待っていました。人間の持っている五感をフル活用しないといけない山歩き、最近目をつぶっても歩けるような山行しかしていない自分には良い刺激になりました。ありがとうございました。おせっかいにも送りましょうかなんて言ってすいませんでした💦
私は約10年前から東日本の中央分水嶺を日帰り,単独でやぶ漕ぎや積雪期中心に歩いています.今年は中央アルプスと北アルプスの間の中央分水嶺を歩いており,今回は今年最後の残雪期のやぶ山コースとしての山行でした.
十石山に着いて小屋近くの小高い場所にsyounenkさんと知り合いの方が休んでいるのに気づいたのですが,私はやぶ山歩き用のみすぼらしい格好だったのですぐにやぶに再突入する予定でした.そこにsyounenkさんが展望が良い場所だからと声をかけてくれました.少し恥ずかしかったのですが,誘ってくださった場所は本当に良い場所でありがとうございました.やぶ山ではすぐに服やザックがボロボロになるので古いくたびれた服装で歩いています.今回は破れた部分をガムテープで止めた雨具を着て,ホームセンターで買った農家のおばさん用の帽子をかぶり,100円ショップで買った透明のケースで自作した地形図とGPS入れを首からかけた状態です.雨具はオークションで古着を購入したのですが実は女性用でした.気づかれたでしょうか.
syounenkさんと別れて本格的なやぶに突入したのですが,思ったより雪が残っており助かりました.やぶはきつかったですが東北の猛烈な根曲がり竹や北日高の背の高いハイマツのやぶに比べれば楽でした.
安房峠から20分かけてあかんだな駐車場まで自転車で下り,途中のサービスエリアで仮眠をしてから自宅に翌朝8時前に戻り仕事に間に合いました.
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