愛宕山(廃線ケーブルルート・ツツジ尾根)
- GPS
- 03:51
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,079m
- 下り
- 1,113m
コースタイム
- 山行
- 3:21
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 3:52
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
06:50 阪急嵐山駅
↓ バス
07:07 清滝バス停 発
↓ 5分
07:12 愛宕神社二の鳥居(表参道ルート起点)
↓ 1分
07:13 廃線ケーブルルート起点
↓ 6分
07:19 廃線ケーブル 1号トンネル(通過)
↓ 4分
07:23 廃線ケーブル 2号トンネル(通過)
↓ 3分
07:26 廃線ケーブル 3号トンネル(迂回)
↓ 11分
07:37 廃線ケーブル 4号トンネル(通過)
↓ 10分
07:47 廃線ケーブル 5号トンネル(迂回)
↓ 23分
08:10 廃線ケーブル 6号トンネル(通過)
↓ 18分
08:28 廃線ケーブル 愛宕駅跡 着
↓ 駅跡探索 3分
08:31 廃線ケーブル 愛宕駅跡 発
↓ 4分
08:35 標高 745m ピーク
↓ 6分
08:41 愛宕神社参道 合流点(水尾別れ 上)
↓ 14分
08:56 黒門
↓ 10分
09:06 愛宕神社(924m)
↓ 16分
09:22 愛宕山 三等三角点 着(889.8m)
↓ 休憩 22分
09:44 愛宕山 三等三角点 発
↓ 24分
10:08 水尾別れ
↓ 3分
10:11 ツツジ尾根分岐点
↓ 16分
10:27 荒神峠(長坂峠)
↓ 28分
10:55 公道 合流
↓ 4分
10:59 JR保津峡駅 着
珍しく平日の休暇を取った。
午前中だけは自由に使えることとなったので、
久し振りに愛宕山に登ることにした。
阪急京都線を桂で乗り換えて、
阪急嵐山線で北上する。
正面には愛宕山が待ち構えるように
そびえていた。
山頂には微妙に雲がかかっていた。
嵐山に到着すると6時47分だった。
6時50分発の清滝行きのバスは来ておらず、
ゆっくりと歩いてバス停に向かった。
同じバスにはボクの他に
初老の男性のハイカーが2人いた。
途中の嵐電の嵐山駅から、
シニアの男性ハイカーが1人乗って来た。
結局、ボクを含めた4人とも
清滝のバス停で下車した。
7時7分、清滝バス停を出発。
すぐに二股に道が分かれるのだけど、
いつもどちらを進むのか、考えてしまう。
結局、行き着くところは同じなのだけど。
分岐は左手に進むことにして、坂を下る。
紫陽花の花が綺麗に咲いていた。
もう、6月も半ばだもんなぁ。
清滝川を渡る。
そして、商店街を抜けて進んだ。
愛宕神社の二の鳥居。
普通に愛宕山に登るのなら、
この参道を登って行くのだけど、
今回はここはスルーする。
鳥居の先にある階段を登ると
目的のルートの入口へ。
「廃線ケーブルルート」
愛宕山鉄道が運営していたケーブルカーで、
第二次世界大戦中にレールを軍に供出した為、
廃線になってしまった名残。
今回はそのケーブルカーの線路跡を進んで、
山頂を目指す。
ここからは自己責任の範疇での行動。
ケーブルカーの線路脇の階段を
黙々と登って行く。
段差はそれ程高くないのだけど、
幅が結構あるので、
1段登るのに1歩で行くか、2歩で行くか、
微妙な感じ。
とりあえず、1歩で進んで行く。
この辺りでは、参道と並走しているみたい。
ケーブルカーが走っていた頃は、
参道からケーブルカーが見えたんだろうな。
多少の倒木はあるのだけど、
特に進行に問題はない程度で、
気が付くとひとつ目のトンネルが現れる。
廃線のトンネルを通るのは初めてなのだけど、
意外と中は綺麗だった。
真ん中辺りでヘッドライトは点灯。
通過したひとつ目のトンネルを振り返る。
こんなトンネルがあと5つあるみたい。
すぐにふたつ目のトンネルが現れた。
これは短いトンネルだったので、
ヘッドライトは不要。
少し登ると3つ目のトンネルが現れた。
このトンネルは内部が崩壊しているようで、
トンネルを歩けないみたい。
諦めて、トンネルの右手にある巻道を進む。
3つ目のトンネルの反対側に出た。
3つ目のトンネルを過ぎると、
線路跡は少し荒れて来た。
まぁ、歩けない程でもないので、
黙々と登る。
4つ目のトンネル。
ここもすんなり通過。
4つ目のトンネルを振り返った時に
気がついたのだけど、
誰かが数字をトンネルに書いてくれていたんだ。
そして、
また線路跡を黙々と登る。
勾配が一定なので
意外に登っていると疲れてくる。
延々と続く階段を登り続ける。
5つ目のトンネルまで到着。
さて、ここも崩落で通れないから、
巻道へと迂回する。
このルートはほぼ直登で、
傾斜がキツイ。
初心者や体力のない方は厳しいかも。
直登するコースはテープだったり、
トラロープだったりで分かるようになっていた。
直登ルートが終わると
平坦な道が続いて、
登山道と交わる。
登山道には入らずに真っ直ぐ進んで行く。
途中、こんな貼り紙があった。
愛宕神社も色々やってるんだなぁ。
平坦な道を進むと
人工建造物っぽいものが見えて来た。
5つ目のトンネルの反対側に到着。
この辺りまで来ると少し疲れて来た。
そして、線路はまだ続く。
6つ目のトンネルを通過。
ここも短いトンネル。
6つ目のトンネルの先で
線路跡が崩壊している箇所があった。
左手に回ると崩落した箇所を通らずに
先へと進める。
ヘビイチゴ?
丁度、赤い実を実らせていた。
延々と続く線路跡。
線路跡の足場が悪くなって来るのと同時に
その先に何かが見える。
脚を踏み出す度に少しずつそれが何か
分かるようになって来た。
愛宕駅跡に到着。
ケーブル愛宕駅を少し探索。
使われなくなって、70〜80年も経つ建物。
残っているのは鉄筋とコンクリートの部分だけ。
2階への階段もまだ残っていたので、
確かめながら2階へ上ってみる。
誰もいない廃墟は、
何だか落ち着く。
コンクリートと
木々のグリーンのコントラストが美しい。
正面に回ってみる。
木々に覆われたこの建物が経た歳月が
感じられた。
参考に当時の姿はこんな感じだったみたい。
愛宕駅跡を後にして、先へ進む。
745mのピークへの道は
愛宕山ホテルへの道だったようで、
その当時は綺麗に整備されていたんだろう。
踏み跡を辿りながら進むと
愛宕山ホテル跡に出た。
ここの崩壊は駅よりも進んでいるみたい。
愛宕山ホテルから少し登ると
745mのピークに到着。
ここも愛宕山ホテルの敷地だったんだろうか?
先に進んで行くと
愛宕山遊園地跡に到着。
遊園地は跡形もなくなっていた。
そのまま踏み跡を辿って行くと
愛宕神社の参道に合流する。
水尾別れの少し先に出たみたい。
参道を歩いて行くと
南西側の視界が開けた。
亀岡の街並みで建設中のスタジアムが見えた。
しばらく参道を歩くと黒門に到着。
ケーブル跡の傾斜に比べると
随分緩くなって来ているので、
スピードは上がって来た。
愛宕神社の境内に入る。
灯篭が整然と並んだ様が好きだったり。
愛宕神社への最後の階段。
これで終わりだと思うと痛い目に遭う階段。
登り切るともう1セットの階段がある。
愛宕神社に到着。
喪中なので、
神社の中には入らずに入口で頭だけ下げて、
登って来た階段を下った。
愛宕神社が愛宕山の最高点なのだけど、
三角点は別の場所にあるので、
そちらに向かう。
月輪寺方面への分岐点。
今回は直進して三角点を目指す。
月輪寺方面への分岐を過ぎると
京都市街の展望が開けた。
首なし地蔵方面への分岐点。
ここも直進して三角点を目指す。
登山道を外れて、最後の登り。
意外とこのガレ場が登り辛くて苦手。
愛宕山 三等三角点、889.8mに到着。
ここまで2時間ちょっと。
水分は麦茶を200ml、
固形物は何も口にしていなかったので、
ここで小休止にした。
持って来た菓子パンを一口と
缶コーヒーを飲みながら、
景色を眺めていた。
少し遅れて
シニアの女性ハイカーが登って来たので、
挨拶をする。
ツツジ尾根から登って来たそうで、
そのルートは今回のボクの下山ルートだった。
小休止を終えて、
水尾別れまで戻る。
途中、紫陽花の花が咲いていた。
水尾別れに到着。
表参道をもう少し下ると、
ツツジ尾根への分岐点に到着。
気にしていなかったら、
「清滝」の看板につられて、
そのまま表参道を下山してしまいそう。
ツツジ尾根は穏やか尾根だなぁ、
と思いながら下って行くと、
それは違うことに気付かされる。
途中から下りの勾配がキツくなって行く。
これを登るのは一仕事なんだろう。
荒神峠に到着。
ツツジ尾根ルートと米買い道が交差している。
そのままツツジ尾根ルートを進んで行く。
ツツジ尾根と言うだけあって、
ツツジの木が群生している。
GW前後に訪れたら、綺麗なんだろうな。
来年も大阪にいたら、来てみよう。
しばらく進むと登山道の東側と西側で
植生が変わった。
東側は植林の森になって来る。
植林の森からルートが離れると
下りの勾配が再びキツくなった。
ここからはこの勾配のまま、
下まで続いている。
振り返ると愛宕山が大分小さくなって来た。
保津峡の駅が見えてくる。
そろそろこの山行もおしまい。
いつも人里を目指して下山して行くのだけど、
いざ、人里が近付いてくると寂しくなって、
また、山の中に分け入ってしまいたい衝動に
駆られてしまう。
公道に出た。
この登り口も知らないと分からなそう。
JR保津峡駅に到着。
いつもポンポン山界隈を彷徨っているので、
4時間弱の山行は、初めてのルートが多く、
意外と楽しめました。
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