ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 190493
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

ブナの若葉がまぶしい扇ノ山(おおぎのせん)

2012年05月12日(土) 〜 2012年05月13日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:33
距離
16.7km
登り
880m
下り
888m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5/13(日)
05:30 上山(うやま)高原 駐車場出発
    林道(車道)ぞいに登る
    登山口
06:30 小ズッコ小屋
    ブナ林の広い尾根を登る
    大ズッコ通過
08:00 扇ノ山(おおぎのせん)山頂 避難小屋 休憩 -08:30
    県境尾根を少し下って分岐し、畑ケ平方面を調査
09:40 畑ケ平登山口 休憩、昼食 -10:10
    県境尾根まで登り返す
11:10 県境尾根の分岐へ復帰  休憩 -11:15
11:30 大ズッコ通過
12:20 小ズッコ小屋
    帰りは林道コースではなく、直行する登山道で下る。
    大ヤブ道! 手入れ皆無。 その後ルート喪失。 ヤブコキ。
    左馬殿道に合流。
13:45 上山高原 駐車場に戻る
    ほっとして、コーヒーブレイク。くつろぐ。
- 
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2012年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
【往路】5/12(土)
 16:45(000km) 三田市自宅をクルマで出発
    舞鶴自動車道 三田西IC ON
    北近畿豊岡自動車道 山東IC OFF
 18:00(092km) 道の駅たじま 休憩 -18:10
 19:10(142km) 七釜温泉ゆーらく館
 20:35(147km) ラーメン八戒 夕食 -21:00
 21:15(166km) 上山(うやま)高原 駐車場(標高900m)
 21:30 車中泊

【復路】5/13(日)
 14:35(167km) 上山高原 駐車場 出発
    畑ケ平方面を調査
 15:30(190km) お面滝のすぐ先で小規模のガケ崩れ 通行止め 戻る
 16:10(213km) 湯村温泉 薬師湯 -17:00
    北近畿豊岡自動車道 山東IC ON
    舞鶴自動車道 三田西IC OFF
 19:00(350km) 三田自宅着
-
コース状況/
危険箇所等
・上山高原からショウブ池経由で、小ズッコ小屋へ直登する登山道は、全く整備されていないので行かないほういがいい。(特に、ショウブ池より上の林道から分岐して直登する登山道は避けたほうがよい。) つまり、めんどうでも林道を進み、小ズッコ小屋の200mほど西側にある登山口から登ったほうがよい。

・この時期、登山道は雪に埋まって見えないので、小ズッコ小屋以降、扇ノ山までの県境尾根ルートは少しルーファイ必要。それほど難しくはないが、尾根が広いので、時々意外と悩む。また、今年は特に、折れた枝や倒木が多くて、思うように進めない。例年よりもかなり雪が多かったようだ。

・ワカンや12本アイゼンを装備して行ったが、全く使わなかった。斜面はそんなに急ではないが、軽アイゼンぐらいはあったほうがいいかもしれない。また、今回は雪面が硬く締まっていて、踏み抜くことはほとんどなかったが、このさきはどうだろうか。。。

・小ズッコ〜大ズッコ〜扇ノ山の広い県境尾根に生息するブナ林は、今、若葉で大変美しい。ブナ林の木々は積雪でかなり痛めつけられているようで、これを盛り返そうと一生懸命だ。しかし、ブナ林の純度や密度、あるいは規模的に考えて、関西周辺でこんな大きなブナ林は見たことがない。とても素晴らしい。思いっきり深呼吸できる。

・扇ノ山直下の分岐から畑ケ平登山口までの中国自然歩道を調査のためピストンしたが、大きな問題はない。県境尾根同様に、この時期は登山道が雪で埋まって見えないので、ルーファイは必要。支尾根に入らないよう注意する。倒木や折れ枝は、県境尾根より多く、思うように進めない箇所も少しある。高原野菜の畑には軽トラが置いてあったが、今は北側から畑ケ平登山口までクルマで入ることは出来ない。(最後の写真参照)

・上山高原の駐車場は結構広い。写真の通り、かるく50台以上は駐車することができる。また標高は900mあってすがすがしい。いまの季節、一般ハイカーは簡単に扇ノ山まで登れないのを知っているのか、ガラすきだが、これからのシーズンではここが満車になるのだろう。梅雨までの、いまの季節がいろんな意味でチャンスだ。

・繰り返すが、小ズッコ小屋から上山高原までの今回の私の下りのルートは参考にしないでほしい。現地で知り合ったもう1人の熟練登山者と一緒に下ったが、興味本位で入り込んでしまい、このヤブコギ下山に巻き込んでしまった。申し訳ない。この道を辿れるのは、かなりの積雪があるときだけだ。ここは完璧なヤブコギルートであるが、本来の林道(車道)に合流する直前で、多分、ヤブで思うように進めず、誤って右側の沢へ下ってしまったものと思われる。その先で左馬殿道に合流できたから良かったものの、あやうく赤滝方面へ下るところだった。。。くわばら、くわばら。

・帰りの温泉は、少々遠回りになるが、七釜温泉ゆーらく館をお奨めする。まず泉質かよい。まだ新しくてきれいだし、和室の休憩室も広くてくつろげる。時間が早い場合は、先に浜坂の加藤文太郎記念図書館へ寄って来るのもよい。一方、これまでよく利用してきた湯村温泉 薬師湯は、新しくなって以前の良い雰囲気がなくなってしまった。露天風呂も超小さいし、休憩室も申し訳程度だ。ただ、駐車場が2時間まで無料なのは評価できる。

-
上山高原の夜明け。
2012年05月13日 21:49撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 21:49
上山高原の夜明け。
上山高原の駐車場を出発して見下ろす。ちょうど日が昇ってきた。
2012年05月13日 21:50撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 21:50
上山高原の駐車場を出発して見下ろす。ちょうど日が昇ってきた。
ラッセル車が林道をブロック。
2012年05月13日 21:50撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 21:50
ラッセル車が林道をブロック。
林道(車道)から見おろすショウブ池。
2012年05月13日 21:50撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 21:50
林道(車道)から見おろすショウブ池。
今はショウブ池の先でラッセル終了。でも着々とラッセルは進んでいる。
2012年05月13日 21:50撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 21:50
今はショウブ池の先でラッセル終了。でも着々とラッセルは進んでいる。
林道からの登山口。200mほど東方向に進めば小ズッコ小屋に着く。
2012年05月13日 21:50撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 21:50
林道からの登山口。200mほど東方向に進めば小ズッコ小屋に着く。
朝日でまぶしい小ズッコ小屋。施錠されていた。
2012年05月13日 21:50撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 21:50
朝日でまぶしい小ズッコ小屋。施錠されていた。
河合谷からの登山道が合流する。鳥取県側にある河合谷登山口は標高1000mを越えているので、上山高原からよりもさらに楽だ。
2012年05月13日 21:51撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 21:51
河合谷からの登山道が合流する。鳥取県側にある河合谷登山口は標高1000mを越えているので、上山高原からよりもさらに楽だ。
変な形の木。雪の仕業か?
2012年05月13日 06:57撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 6:57
変な形の木。雪の仕業か?
このブナ林の若葉1
2012年05月13日 21:51撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
1
5/13 21:51
このブナ林の若葉1
このブナ林の若葉2
2012年05月13日 07:02撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
2
5/13 7:02
このブナ林の若葉2
このブナ林の若葉3
2012年05月13日 07:13撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
1
5/13 7:13
このブナ林の若葉3
このブナ林の若葉4
2012年05月13日 07:14撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 7:14
このブナ林の若葉4
このブナ林の若葉5
2012年05月13日 07:15撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 7:15
このブナ林の若葉5
このブナ林の若葉6
2012年05月13日 07:16撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 7:16
このブナ林の若葉6
ツリーホールは、まだ2m以上の深さがある。
2012年05月13日 21:54撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
1
5/13 21:54
ツリーホールは、まだ2m以上の深さがある。
大ズッコ山1237mを望む。今回は雪面が締まっていたせいもあって、アイゼンなしで登れた。
2012年05月13日 07:28撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 7:28
大ズッコ山1237mを望む。今回は雪面が締まっていたせいもあって、アイゼンなしで登れた。
鉢伏方面の遠望。
2012年05月13日 07:28撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 7:28
鉢伏方面の遠望。
どの案内板も同じ形で折れている。たしかにこのシーズンの雪は多かったが、これは設計上のミスだ。。。
2012年05月13日 07:33撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
1
5/13 7:33
どの案内板も同じ形で折れている。たしかにこのシーズンの雪は多かったが、これは設計上のミスだ。。。
このブナ林の若葉7
2012年05月13日 07:40撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 7:40
このブナ林の若葉7
扇ノ山直下にある展望台。鳥取市街や日本海が望める。
2012年05月13日 07:55撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
1
5/13 7:55
扇ノ山直下にある展望台。鳥取市街や日本海が望める。
りっぱな扇ノ山頂上小屋。こんど泊まってみたい。
2012年05月13日 08:03撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
1
5/13 8:03
りっぱな扇ノ山頂上小屋。こんど泊まってみたい。
扇ノ山頂上小屋の2Fにあがる。東西南北に大きな窓があり、展望台のよう。
2012年05月13日 08:10撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 8:10
扇ノ山頂上小屋の2Fにあがる。東西南北に大きな窓があり、展望台のよう。
時間もまだ早いので、畑ケ平登山口を探索しにピストンする。
2012年05月13日 08:39撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 8:39
時間もまだ早いので、畑ケ平登山口を探索しにピストンする。
このブナ林の若葉8
2012年05月13日 08:43撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
1
5/13 8:43
このブナ林の若葉8
このブナ林の若葉9
2012年05月13日 08:43撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 8:43
このブナ林の若葉9
このブナ林の若葉10
2012年05月13日 08:43撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 8:43
このブナ林の若葉10
畑ケ平には、高原野菜畑がある。軽トラあり。
2012年05月13日 09:29撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 9:29
畑ケ平には、高原野菜畑がある。軽トラあり。
高原野菜畑ごしに見る扇ノ山。
2012年05月13日 09:35撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 9:35
高原野菜畑ごしに見る扇ノ山。
畑ケ平の登山口へ到達。
2012年05月13日 09:41撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 9:41
畑ケ平の登山口へ到達。
雪の重みで案内板は、ぜんぶ斜め。。。
2012年05月13日 09:41撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 9:41
雪の重みで案内板は、ぜんぶ斜め。。。
。。。ちゅうことです。
2012年05月13日 09:43撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
1
5/13 9:43
。。。ちゅうことです。
ふきのとうの花。
2012年05月13日 10:05撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 10:05
ふきのとうの花。
このブナ林の若葉11
2012年05月13日 11:04撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 11:04
このブナ林の若葉11
ブナ林に孤立するアシュウ大杉。貫禄がある。
2012年05月13日 21:57撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 21:57
ブナ林に孤立するアシュウ大杉。貫禄がある。
若葉緑の遠望。
2012年05月13日 14:39撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
1
5/13 14:39
若葉緑の遠望。
お面ケ滝の豪勢なフォール。
2012年05月13日 21:58撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
5/13 21:58
お面ケ滝の豪勢なフォール。
その先で小規模なガケ崩れで通行止め。クルマで畑ケ平までは行けない。でもこれはすぐに撤去されそう。
2012年05月13日 15:27撮影 by  Canon EOS 40D, Canon
1
5/13 15:27
その先で小規模なガケ崩れで通行止め。クルマで畑ケ平までは行けない。でもこれはすぐに撤去されそう。
撮影機器:

感想

●新緑がまぶしいこの時期、個人的には一年で一番大好きな登山シーズンだ。ウズウズして仕方ない。例年なら氷ノ山(ひょうのせん)方面へ行くのだが、今年は、その隣にある扇ノ山(おおぎのせん)に登ってみた。

●小ズッコから扇ノ山までの広い尾根はたくさんのブナ林に覆われていて、これが一斉に芽吹いていて、想定以上の美しさだった。まだまだ一面は雪に覆われていて、白・緑・青のコントラストを形成していた。気持ちが洗われて、ずっとここに居たい気分になった。

-

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2584人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら