大文字山〜京都散策 - 山科疏水〜諸羽山〜柳山〜蔭山〜山頂〜北斜面〜火床〜京都御苑
- GPS
- 08:30
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 896m
- 下り
- 890m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 8:40
修正はしていません。
天候 | 曇り/小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道全般 京都一周トレイルなど、地図に掲載されている登山道は標識も十分にあり、特に危険な箇所はなし。 その他の登山道として一般に使用されている道についても、標識が少なくなる程度で、特に問題なし。 ■大文字山北斜面 踏み跡に沿って歩いている分には、特に危険な箇所もなさそうです。 ただし、分岐が多く、色々な方向に道が通じているので、現在位置の把握が難しいように感じます。 最近、手製の標識がたくさん設置されたようで、やや状況に変化があるようです。 道迷いした場合でもエスケープは難しくなさそうだけど、地図とコンパスだけでなく、GPSを携帯して歩くと安心できます。 谷筋は倒木などで荒れ気味だし、必ずしも踏み跡がある訳ではなく、ルートファインディングをしながら進む事になります。 判断を誤ると危険を招き寄せてしまいそうな箇所もあります。 探りながら歩きたい人向けの山域だと思われ、歩き慣れていない初心者は十分に準備した上で歩くようにしたいですね。 昨年の9月の初旬の台風により、大量の倒木が発生し、特に南側の山域の被害は甚大で、すでに処理されて通行にほぼ問題のない所が大半のはずですが、未だに手つかずのままの所もあるようです。 対処に慣れていなければ、安全に通行可能と確認されている区間のみを歩くようにする方が良いでしょう。 |
写真
感想
この週末も天気予報は良くなさそうなので、近場の山へ。
新しい標識が付けられるなど、動きがあるらしい大文字山へ行く事にし、昨年の7月と同様に下山後に京都御苑に寄ってみる予定。
山科駅からスタートし、まずは山科疏水沿いへ。
散歩中のご近所さんに交じって歩き、いつもの登山口にて準備を済ませ、入山です。
アケボノソウの自生地を観察してみるものの、まだ芽吹きの前なのか、その姿はなし。
今年の2月に歩いた時に比べ、倒木などは部分的に片付けられたのか、少しすっきりしているような気がするし、他の雑草がなぜか抜かれた上に根まできれいに水洗いされて置かれており、気にかけてケアをしている方がおられるのかも?
七福思案処の方には向かわず、峠を越えて下って行き、毘沙門堂の方へ向かいます。
一般道となり、川沿いを進んでいると、キセキレイがおり、少し撮影。
すると、カワセミが川面を掠めるように上流へと飛んで行き、少し離れた所に着地。
もちろん引き返して行き、飛んで行ってしまう前にまずは撮影。
もうちょっと近くへと思っているうちに彼方へと飛び去ってしまい、さようなら。
これまでに何度か見た事はあるけど、きちんと飛んでいるのを見るのは初めてで、輝くような美しさにうっとりとしてしまいました。
毘沙門堂を経て、山科疏水沿いの道に乗り、先程とは逆方向へ。
整備されてきれいになった公園の端が登山口となっています。
少し登って行くと急斜面区間があり、山科の市街地がきれいに見える場所があります。
程なくして諸羽山山頂に着き、ここにはピークハンターさんのプレートがあります。
この尾根ルートは以前から細かい倒木が目につき、やや荒れた雰囲気だったのだけど、さらに昨年の台風によると見られる倒木帯が所々に加わり、予想通りの荒れ具合ですが、処理はされており、通行への支障はほとんどなし。
柳山や蔭山を経て、P381に到着し、ここでパンを食べつつの休憩にします。
誰も見かけないまま歩いて行き、雨社大神を経て、大文字山山頂に到着です。
この後のルートを検討しつつ、少し休みます。
今回も山頂から北斜面へ向かいます。
最終的に進む谷は決めたのだけど、どのルートでそちらへ向かうかは気分次第で歩いており、結果的に西寄りの尾根へ進みます。
事前の情報通り、手製の小さな標識がたくさん設置されており、不親切さが北斜面の特徴の一つでもあると思っているので、素直に受け入れにくい感じ。
それなりに歩いた後、iPadで現在位置を確認しようとすると、なぜか電源がオフになっており、再起動。
短い区間ながら、赤線が描かれておらず、何だかモヤモヤした気分に。
進もうと思っている谷の右俣に着き、ここを下るか、その先の左俣までアップダウンして行くか迷ったけれど、そのまま下る事に。
倒木で通りにくくなっている所があり、ここは処理をしておきます。
その後は以前に歩いた時とあまり変わらないぐらいだったのかな?
左俣と合流すると水量は増し、沢らしくなります。
ここからも所々で少し進みにくくなっているけど、特に問題となるほどではなく、楽しみながら下って行きます。
お気に入りの滝があり、そこを過ぎると、程なくして一般道に出合います。
この道は山中越と呼ばれており、少しだけ京都側へ歩いて行くと橋があります。
橋を渡って再入山となり、沢沿いを進みます。
何かが動くのが見えたので、沢に下りてみると、サワガニがミミズを食べています。
興味深いけど、ややグロテスクかなと思い、撮った写真を載せるのは止めておきます。
こちらの谷は歩く人が多めでもあり、基本的に歩きやすい。
いつものように進み、まずは中尾の滝に到着です。
さっきの滝とは雰囲気が違い、どちらにも良さがありますね。
水場を経て、程なくして幻の滝に到着です。
誰もおらず、いつも通りの静かな雰囲気で、心地が良い。
あまりアップダウンしなくても良いようなルートを選び、一般のルートに合流すると、すぐに火床に到着です。
ここからの展望は相変わらず素晴らしく、火床の中心の金尾から一連の撮影を済ませ、横棒の端の辺りで絶景を楽しみつつの昼食にします。
左払いを下っての下山で、まずは善気山へ寄り道。
レコにアップされていた通り、真新しいプレートが新設されています。
法然院への道はまだ通行止めとの事なので、銀閣寺方面へ。
最も一般的なルートなので、歩いている人も多く、小さな子供連れの家族など、次々と登って来られます。
再び北斜面へという誘惑を呆気なく断ち切り、下山完了。
銀閣寺の参道は賑わっているけど、紅葉のシーズンの尋常じゃない混み具合に比べると、かわいいもんです?
今出川通を西に進み、昨年の7月と同じコンビニでアルコール飲料を調達し、鴨川沿いの同じ場所にて休憩。
ただし、今年は楽しい気分にさせてくれる鳥は登場せず、がっかり。
昨年と同様、京都御苑内へ。
アオバズクを見るべく、昨年も歩いたはずの辺りへ行ってみると、少し離れた位置に何人かの人が集っているのが見え、そちらへ。
大きな木の周囲にロープが張り巡らされており、中心の木には巣箱が設置されています。
カメラを向けてズームしてみると、アオバズクが不動の姿勢で前方を見据えています。
昨年、能勢で見た時よりも高い位置で、肉眼だと分かりにくいのだけど、また見られただけでも良しとしておきましょう。
その後も木々を見ながらゆったりと歩き、御苑の外へ。
実際には四条烏丸まで歩くのだけど、今回は丸太町駅の出入口にてログ取りを停止し、記録上はゴールとしました。
例年であれば、この時期に標高500mに満たない山を歩き、その後に京都の街中へという行程は暑くて苦行になりそうですが、この日はあまり暑さに苦しまずに歩く事ができました。
素直には喜びにくいけど、この日だけを考えると、ありがたい。
花は少なかったけど、カワセミやアオバズクを見られたし、良い山行になったはず。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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大文字山と御所、まるで私のパターンだ!
(距離とスピードは雲泥の差がありますが)
だけど、どちらもいつ行ってもいいところ♪
それにしても、北斜面の新設プレートは頂けませんね…。
巣箱から覗いてるのはお母さんアオバズク。
この翌日(14日)には、巣箱の外に出ていました。
で、その翌日には子アオバズクも巣箱の外へ。
結局、私も2日通いました。
上手く、vgさんの行かれた日を避けて…(-_-;)
vgさんにも出会ってみたいと思ってるのですが
上手く行きません…。
ところで…、
中尾の滝のPHさんプレートですが、
針金だけ新調されているような気がするのは…、
気のせい???
土曜日の山行だったので、会う事はないと分かっていましたが、heheさんがよく歩かれている辺りを辿る山行だなと要所で思いながら歩いていました。
大文字山はルートを自由に選びやすく、撤退の判断に融通が利くので、どうしても天気が良くない時に出かけがちになっていて、ちょっと申し訳ないとは思うのだけど、そんな勝手な思いで出かけても楽しく歩く事ができ、北斜面ではまだまだ学ぶ事がたくさんあり、ありがたい存在です。
北斜面の新たなプレート群に関しては、それなりの意思を持って設置されているとの印象です。
親切心でやった事かも知れないけど、これまで保たれている魅力が急速に失われてしまうかも知れず、推移に注意しておきたいですね。
まあ、自分のレコも少なからず北斜面へ人が流れる方向に向いているはずで、コース状況欄で『探りながら歩きたい人向けの山域』と書くようにしてはいるものの、一概に非難できない立場かなと思ったりも。
あのアオバズクはお母さんでしたか!
「頑張っているな、お父さん」などと思いながら、見ていました。
順調に子育てが進んでいるようで、このまま無事に行って欲しいですね。
2日連続で通ったという事は、久しぶりの連休だったのでしょうか?
アオバズクにも顔を覚えられていそうな?
同じ山域を歩いているのに、heheさんとは出会わないままですよね。
ヤマレコのユーザーさんで、これまでにお話ししたり、お会いしたり、すれ違ったり、姿を見かけた方はもう10人以上のはずで、heheさんとお会いするのも時間の問題かと思うのだけど、どうなりますか。
中尾の滝のプレート。
直近の2回の写真と比べてみると、違いは明らかで、新調されているようですね。
それにしても、少なからぬ人が注目していながら、ピークハンターさんの正体が謎のまま保たれているのは、すごいですね。
高い位置にどのようにして取り付けているのかも、謎だし。
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