2019分水嶺トレイル2日目(3日間)
- GPS
- --:--
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 2,083m
- 下り
- 2,225m
コースタイム
- 山行
- 11:10
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 13:00
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大日岩からのバリエーションルートは圧巻です。 |
写真
装備
個人装備 |
1日目参照
|
---|
感想
2日目、14日の日曜日は4時頃、まだ雨が依然として降りしきるなか、
心を決め、エイヤ!とばかりに、水浸しの簡易テントの中で、乾いた服を濡らさないように注意しながらも、
濡れた靴下、濡れた雨具、濡れた靴を履いて、まともに寝てませんが、
簡易テントなど濡れた道具などリュックの中につめこみ、
しかも、
本大会では、セルフレスキューを標榜しているため、
15mのロープ、更に簡易ハーネスにするためのロープ類、カラビナ4枚などが必携装備となっていて、
それらも当然のごとく浸水、
出発時よりもさらに重さが増した再スタート。
出走者は3人までのチームを組む事も出来、
チームでは、荷物を分担できます。
自分はソロなので、全て一人で背負って行くために、寝袋など軽量化せざるを得ない状況だったのです。
雨の中、いくつものピークを超えて行きます。
すでに、幻覚や幻聴に見舞われてきました。
地面にある石に、字や絵がみえたり、木が人にみえたり、
アブの羽音が人の声に聞こえたり、、、
少しの物音で、人の動きのように思えたり、、、
この状態は最終日までずっと続きます。
あるところで、大会でスタート時に配られたナッツを噛んでいると、20年前くらいに治療して金!を被せた歯が折れたようで、グラグラし、今にも取れそうです(>_<)
歯のせいでリタイア?
妻にラインで連絡したらすぐ帰れとのこと、
伝達不足で、ぶっ倒れて折れたと思ったらしい。
山奥だから、帰りは明日になる。
と、ゴールを見据えた返信とした。
今日中に何とかゴール、と、頑張って来たが、この先の、自分の未踏区域が想像出来ないので無理か、と、思い始めていた事が、
この後、現実的に突きつけられる。
金峰山までは何度も来た。
そこから先、地図にもルートが載っていない部分、大日岩という岩壁の弱点を突いて頂上部まで登り、さらに頂上部を横断、裏に回り込むというルート。
一般的ではないため、一般者用の鎖、ロープハシゴなどの安全対策が一切無い。
これ、
雨の日や、ペースによっては夜間通る人もいるのか?
絶対無理だろ。
その後もルート案内少なく、かなりの時間を費やしたため、終盤のゴールまでの未踏区域を夜間に通るのはとても無理。
しかし、簡易テントなど装備のほとんどは濡れたまま。
チェックポイントの富士見平小屋前で、カップラーメンを(目の前の青年は豪華カレー定食一皿盛を食べていたが、、、) すすりながら考え、泊まることとした。
まだ、少し明るく、幸いに雨も上がっていたので、すぐにテントなど通風。
あまり乾かなかったが、ビチャビチャではなくなり、横になって休んだ。昨日の場所は斜めだったが、今日は水平、石もなくデコボコもないので快適。
しかし、寒い。時々、ブルブルと震えてくる。やばい!非常にヤバい。この状況が続くようなら、当然リタイアだ。
「寒くない!」と、自己暗示をかけた。案外と、昨日よりは長く寝た気がする。
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