鶏冠山〜破風山〜雁坂嶺(道の駅みとみより周回)
- GPS
- 11:09
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,973m
- 下り
- 1,965m
コースタイム
- 山行
- 10:18
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 11:08
天候 | 曇りときどき小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
紅葉時期ではない&天候も微妙だったので駐車場はガラガラでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の駅みとみ〜西沢渓谷(二俣吊橋) 舗装路〜一般的な観光道路です。途中の「ねとりインフォメーション」にはトイレもあります。 ■西沢渓谷〜鶏冠山 渡渉を経て急峻な尾根を登り、岩稜帯を登ります。 【渡渉】 鶏冠谷出合に橋はなく、徒渉が必要です。 「飛び石で何とかなるだろう」と行ってみたのですが、前日までの雨で水量が増えており無理でした。(もう少し上流へ行けば飛び石できそうな箇所もあり、それを手伝うように左岸にワイヤーもあったのですが、ワイヤー下部の足場が増水でNGでした)。靴を脱いで素足で渡渉しましたが深さは膝くらいまであり、ズボンが濡れました。また川底(石)は苔で滑りやすかったです。数日晴天続きで水量が減っているときを除き、渡渉の準備をされていった方がよいと思われます。 【岩峰】 第一岩峰および第二岩峰にはクサリが付けられています。これらにも頼りながら、三点支持および確実なホールド、ボディーバランスは必須です。ちなみにこれら二峰には巻き道はありませんので必ずこれらを越えていくことになります。 第三岩峰は大きな一枚岩、そこから続く岩稜がクサリなしです。ここには巻き道があり、私はそちらを使いました。 ■鶏冠山〜木賊山 道は荒れています。覆いかぶさるシャクナゲ、頻繁に現れる倒木跨ぎ(潜り)で思いのほか時間もかかります。さらに山肌をトラバースする道が時に急登で時にだらだらと長く続きます。 ■木賊山〜雁坂峠 気持ちのいい尾根歩きです。「西破風山」「東破風山」「雁坂嶺」と3つのピークを、150m程度のアップダウンを繰り返して進んでいきます。 ■雁坂峠〜道の駅みとみ 背の低い笹原をグングン下って高度を下げていきます。その後も林の中を九十九折で下ります。後半は舗装路に出て道の駅まで、このアスファルトの堅さが、長く歩いてきた足裏に結構堪えます。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
昨年秋に西沢渓谷を訪れた際、吊橋の上から見えた「鶏冠山」。まさに鶏のトサカを思わせるその山容に、いつか登ってみたいと思っていました。他のユーザーさんのレコを参照に、どうせなら雁坂峠までの周回でロングにしようと道の駅みとみへ出かけました。
渡渉してコーススタート、なかなかの急籐をグングン登っていきます。ミズナラやダケカンバが目立った林はやがてシャクナゲに、先月はさぞかしきれいだたろうなぁと想像します。
やがて斜面は岩場となり、第一岩峰、第二岩峰、第三岩峰と三つのピークを越えていきます。クサリの付いた第一、第二岩峰は登ることができましたが、第三岩峰はその下に立った時点で既に自信がなく、巻き道を取りました。
と、ここまでは良かったのですが・・・
ここから木賊山まで進む道がよくありませんでした。荒れた道、倒木を乗り越え、覆い被るシャクナゲをかき分けて進むうちに顔には蜘蛛の巣が張り付き、気分は滅入っていきます。退屈な林のトラバースをだらだら進む頃にはすっかりテンションは下がってしまいました。
「このまま徳ちゃん新道で下ろっかなぁ・・・」などと考えながら、とりあえず木賊山のベンチでカップラーメンをすすっていると、目の前にニホンジカが現れました。これまで見たことがないほど立派な角を生やした雄鹿はしばらくこちらを見つめると、やがて森の中へ入っていきました。
「森の主」に元気をもらい、進むことにしました。当初予定では甲武信ヶ岳も踏むつもりでしたが、ピークにこだわらずここからは気持ちよく周回しようと切り替えます。昨年は逆回り(雁坂峠→甲武信ヶ岳)で歩いた尾根を記憶を辿りながら歩いていきます。曇りときどき小雨の天気でしたが雲海は低く留まってくれて富士山もきれいに望むことができました。
峠から降りて舗装路をヘロヘロ進んでいると脇の土手で大きな鳴き声がしてシカの親子(メスと小鹿)が白いお尻を見せて跳ねていきました。
終始シカに励まされた周回でした。
コメント
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yoisaさん
周回ロングコースおつかれさまでした。
関東の山はまったく無知ですので、
周回ルート好きの私は、大変興味深くレコ拝見しました。
鶏冠山の岩稜帯は単独ロープ無しでは危険度大のようですね。
でも楽しそう・・・。
立派な角を持つ森の主との出会いも素敵でした!
xyzJINさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
実はこの日はxyzJINさんが先月歩かれた「天女山〜権現岳〜赤岳〜真教寺尾根」の周回を狙っていたのですが、地元の天気予報が思わしくなく奥秩父まで出かけました。
途中テンションがすっかり下がってしまい、ショートカットで下ろうかなどとも考えたのですが、「森の主」に励まされてその後の尾根を縦走しました。
ピストンでなく周回できると山の面白さも倍増ですよね。
なかなかすっきりしない空が続いていますが、梅雨が明けたらいっぱい歩きたいですね!!
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