仙丈ヶ岳-塩見岳 仙塩尾根2泊3日 ~北沢峠IN/鳥倉OUT~

2019年08月10日(土) 〜 2019年08月12日(月)

• GPS: 50:23
• 距離: 37.4km
• 登り: 3,489m
• 下り: 3,750m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:34
• 休憩: 0:04
• 合計: 1:38

11:13 北沢峠
12:24 12:28 藪沢分岐（大滝の頭）
12:51 薮沢小屋

2日目

• 山行: 8:13
• 休憩: 1:15
• 合計: 9:28

3:12 薮沢小屋
3:20 3:22 藪沢小屋分岐
3:29 3:29 馬の背ヒュッテ
3:38 3:38 丹渓新道合流
4:09 4:17 仙丈小屋
4:24 4:24 地蔵尾根合流
4:35 5:20 仙丈ヶ岳
5:32 5:33 大仙丈ヶ岳
6:44 6:44 苳ノ平
7:21 7:21 伊那荒倉岳
7:26 7:37 高望池
8:01 8:01 2499m独標
8:31 8:32 横川岳
8:51 8:51 野呂川越
11:26 11:33 三峰岳
12:15 12:15 三国平
12:40 熊の平小屋

3日目

• 山行: 8:40
• 休憩: 1:53
• 合計: 10:33

2:59 宿泊地
3:29 3:29 安倍荒倉岳
4:06 4:06 竜尾見晴
4:26 4:29 新蛇抜山
5:19 5:23 北荒川岳
5:40 5:41 北荒川岳キャンプ場跡地
6:46 6:50 北俣岳分岐
7:24 7:24 塩見岳東峰
7:29 7:29 塩見岳
8:13 8:28 塩見小屋
9:38 9:38 本谷山
10:16 10:16 三伏山
10:27 11:40 三伏峠小屋
11:51 11:58 塩川・鳥倉ルート合流点
12:17 12:23 ほとけの清水
12:52 12:52 豊口山のコル
13:32 鳥倉林道登山口

天候

8/10 晴れ
8/11 晴れのち雨のち晴れ
8/12 晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【行き】
-電車-
06:53松本-(中央線,49min)-07:42辰野
07:47辰野-(飯田線,38min)-08:25伊那市 (料金970円)
-バス-
09:00伊那市駅-(JRバス関東 高遠線103,23min)-09:23高遠駅 (料金520円)
09:30高遠駅-(長谷循環バス1303-1,29min)-09:59仙流荘 (料金310円)
10:05仙流荘-(南アルプス林道バス,55min)-11:00北沢峠 (料金1430円[手荷物代込])

【帰り】
-バス-
14:25鳥倉登山口-(鳥倉線バス,110min)-16:15伊那大島駅 (料金2490円[手荷物代込])
-電車-
16:27伊那大島駅-(飯田線,122min)-18:31岡谷
18:34岡谷-(中央線,27)-19:04松本 (料金1490円)

コース状況／危険箇所等

・熊の平から塩見岳の区間で熊の目撃情報があったときき、3日目のこの区間は人行きが増えるまで、携帯ラジオ(MP3)を鳴らしてました。
・塩見岳への道は、塩見小屋側より、熊の平側の方が落石の危険性が強いと感じました。もちろん塩見小屋側も危険といえば危険ですが。

写真

8/10 11:07

11：00北沢峠にバス到着。朝6：10に家を出て、電車2本、バス3本乗り継いでようやく到着。マイカーじゃないこういう移動もまた楽し。

8/10 11:08

こもれび山荘でお水を飲ませてもらいました。ここで昼飯たべてからスタートでも良かったなあ。

8/10 11:40

二合目。

8/10 11:59

三合目。

8/10 12:11

四合目。

8/10 12:29

大滝の頭 到着。良いペース。

8/10 12:39

山だなあ。沢だなあ。いいよなあ。

8/10 12:42

道行き危険なところは特にありません。
あぶなかったのは、藪沢小屋へ向かうルートを、山行前日まで勘違いしていたこと。藪沢小屋は藪沢沿いに登るんじゃないんだ・・・。気付いてホッ。

8/10 12:52

本日の宿。藪沢小屋到着。宿で寝袋だしたりしていると、外がなにやら騒がしい。
転落して肩を脱臼？したという方が、救護を受けていた。命に別状はなく、パーティ皆さん含め自力下山できそうということで、ホッ。

8/10 13:25

今回の山旅の目的、食の充実その1。
初日のお昼ごはんは角煮ラーメン。

8/10 13:35

あんまりおいしそうに撮れてませんが、美味しかったです(^^;)。
角煮はuchipacのレトルト豚の角煮。いけるな、コレ。

8/10 15:07

食後に翌日のルートをちょいと下見。初めて来るところだし、翌朝スタート真っ暗なので。振り返ると鋸岳の上の雲が夏山らしい。山行中、あんま降らないといいな。

8/10 15:14

だいたい確認できたので小屋に戻ります。管理人さんがおり、宿泊4000円/寝具付き4500円ということでしたが、シュラフ類もってきているので寝具は不要。でもサービスで敷き布団使っていいよ、と言われました。ありがとうございました(^^)。

8/10 15:15

藪沢小屋のトイレ。2つあります。小屋の中に携帯トイレ用のポリ袋があり、一枚200円。宿泊者は1枚はサービスですが、2枚目からは有料。トイレの中に使用後のポリ袋を捨てるバケツがあります。

8/10 15:15

水場はこんな感じ。冷たくて美味しい。

8/10 17:05

食の充実その2。
初日の夕飯は牛カルビ丼。牛カルビ200gと水1L(EVERNEWウォーターキャリー2L)を冷凍し、切っといた生野菜(キャベツ、にんじん、ピーマン)を持ってきました。炒め油はマルタイラーメン付属の調味油。

8/10 17:16

EVERNEWの400FDと570FDをアルミホイル挟んでスタックさせると炒め物が出来ます。いわゆる3層鍋です(^^;)。

8/10 17:17

カルビ丼の具を作る前に、ごはん(1合)を炊いておきます。こっちは深型Sと400FDをアルミホイル挟んでスタックさせ炊飯、むらし時間30minの間は深型Sのみシュラフにくるんでおきます。その間に具をつくります。

8/10 17:21

最後に570FDにご飯(0.5合)をよそい、具をのっけて完成！
焼肉のタレはナルゲン30mlで持ってきました。

藪沢小屋の、今夜の客は自分ひとり。山の日 前日なのに？ え？なに？ 穴場？ また来ようっと。

8/11 1:55

【2日目】
1：30起床。
食の充実その3
朝食は前日の残りのご飯とお肉にクノールのたっぷり野菜スープご飯の素(しお鶏だし)を加えて雑炊。いいぞ、この調子。

8/11 3:30

3：10出発。
3：30馬の背ヒュッテ着。
もう小屋の中外、動き出している。みんな朝早い。

8/11 4:31

夜明け前のマジックアワーを楽しみながら、仙丈を目指す。気持ちいいなあ。

8/11 4:38

4：30過ぎに、仙丈ヶ岳到着。まだまだ薄ぐらーい。

8/11 4:45

だんだん明るくなってきた。
鋸岳の向こうに、八ヶ岳が一望できる。

8/11 4:52

ホームグラウンド八ヶ岳が、このあと見えなくなる・・・

8/11 5:00

お、日の出だ。

8/11 5:02

よっしゃよっしゃ。
仙丈での日の出を堪能♪

8/11 5:03

白峰三山の向こうに富士山も良く見える。

8/11 5:03

今日はこの尾根道を辿っていくんだなあ(´▽ ` )

8/11 5:07

記念に写真をとっていただきました。さあ行こう！

8/11 5:14

朝の陽光に照らされた今日の道行き。わくわく。

8/11 5:32

5：30大仙丈ヶ岳到着。

8/11 5:33

陽が高くなった。

8/11 5:34

気持ちのいい朝だなー。

8/11 6:05

こまかな朝露がすごくきれい。宝石かお菓子みたい。

8/11 7:22

伊那荒倉岳到着。

8/11 7:27

高望池 到着。長野県側にあるという水場へ向かう。

8/11 7:36

藪沢小屋の管理人さんと相談し、ここの水はこの時期まず枯れないということなので、スタートの水を少なめにした。降り道も踏み跡があるから問題ないはず、という情報どおりだった。

8/11 8:01

8：01独標。

8/11 8:01

振り返ると仙丈がもうあんな遠い。

8/11 8:10

だんだん標高をさげていって、樹林帯歩き。

8/11 8:32

8：32横川岳。

8/11 10:58

あれが三峰岳かな。

8/11 11:31

11：31三峰岳到着〜♪ この後半にきての野呂川越からの三峰岳への登りが、今回全体通してきつかったかなぁ。

8/11 11:32

だれもいないので自撮り。途中で追い越されたお兄さんは、バタバタしてない、しっかりした足取りなのに非常に速いペースですごかったな。今日中に間ノ岳、北岳、小太郎山行って、広河原に降りるって言ってて、びっくりしたけど彼なら行けそう。無事着いたかな？

8/11 11:32

さてじゃあ、熊の平小屋へ降りますか！ちょっと曇ってきたな。

8/11 11:32

あれが熊の平小屋だべな。

8/11 12:17

三国平。

8/11 12:23

小屋がだいぶ近くなった。

8/11 12:49

小屋に着いたとたんに雨降り出した。どんどん強くなる。急いでテン場を確認して幕営。

8/11 16:51

ここでトラブル発生。いろいろ詳細は割愛しますが、布面の真ん中で引っ張っている部分から雨漏りが・・・ちょっと応急処置をして、なんとか凌ぐ。

8/11 16:13

とかなんとかいろいろやってるうちに、早めの晩ごはんにしました。というわけで
食の充実その4。
クノールたっぷり野菜スープご飯の素トマト味＋ショートパスタと、uchipacのレトルトハンバーグ+半熟卵。

8/11 16:52

雨も落ち着いてきたので、改めて熊の平小屋です。
翌日以降の天気の情報と。。。え?この先で2日前に熊の目撃情報ですと? 明日気をつけよう・・・

8/11 16:53

翌日の出発方向確認よーし。

8/11 16:55

テン場にテントが立て込んできた。異彩を放つグレーのテント・・・(ーー；)

8/12 1:31

【3日目】
食の充実その4
塩分0の乾うどんを試す。茹で時間が12−13分と長めなのがネック。前日夜のうちに水につけとけば良かったかしら？

8/12 1:43

あわせるつゆ＆具材は、フリーズドライの牛卵とじ＋もずくスープ＋乾燥わかめ。味の調整は粉末かつおだしで。いいぞ、これも美味い。

8/12 3:30

3：00に小屋出発。3：30安部荒倉岳。

8/12 4:25

4：25 新蛇抜山。ここは明るければいい展望。

8/12 4:25

だんだん東の空が明るく。

8/12 4:26

この日は、前日より朝焼けない。空気が澄んでいる。

8/12 4:46

塩見岳が見えてきた。

8/12 5:08

だいぶ明るくなった。日の出のタイミングで北荒川岳につけば、塩見様がババーン！と見えるはず。

8/12 5:20

5：20北荒川岳到着！
ちょうど日の出ー。

8/12 5:20

塩見様ババーン！ギリ間に合った。

8/12 5:20

北荒川岳 三角点確認。

8/12 5:20

富士山を今日も拝む。非常に風が強く、雨具兼用のシェルを着た。ザックをおろして、一休みしてのち、いよいよ塩見岳へ出発。

8/12 5:39

これから先の道行きが見えるのいいなあ。テンションあがる。

8/12 6:03

徐々に近づき、段々明るく。気持ちのいい朝。

8/12 6:20

振り返る仙丈ケ岳はもう遥か遠い。

8/12 6:47

北俣岳分岐に到着。

8/12 6:49

富士山と蝙蝠山。

8/12 7:09

間もなく塩見山頂。前を行く方を一旦追い越しましたが、山頂でまたご一緒となり、写真を撮ってもらいました。

8/12 7:20

7：20 塩見岳東峰。

8/12 7:20

あっちが南側。まだ行ったことないのでわかりませんが、荒川岳、赤石岳、聖岳、光岳方向。

8/12 7:21

こっちは北側。馴染みのある、仙丈、甲斐駒、白峰三山。甲斐駒の向こうに八ヶ岳も。

8/12 7:21

塩見西峰。その向こうは北アの乗鞍あたり？ 左に中央アルプスとそのさらに向こうに御嶽も見えてる？

8/12 7:27

西峰まではものの数分。三角点。

8/12 7:29

塩見西峰で取ってもらった写真。いい空だなあ。

8/12 7:35

では塩見小屋へ向かって降ります。ありがとう塩見岳。

8/12 8:29

塩見岳で中休憩。塩見岳から塩見小屋への道はそんなに難しい！って感じでもなかった。でも確かに落石の危険性は高いと感じた。

8/12 9:39

9：39 本谷山。この時点でペースが相当速いと思い、三伏峠でもう1泊せずに、午後のバスで帰れちゃう可能性が高いと判断。

8/12 10:18

10：18 三伏山

8/12 10:18

三伏峠小屋が見えてきた。小屋でお昼ご飯を食べてのんびりしてもまだ間に合うなこりゃ。

8/12 10:24

小河内岳、荒川岳方向への分岐。こっちはまた次回。

8/12 10:27

10：27三伏峠小屋到着。カレーとコーヒーをいただいて、バス時間に合わせて下山再開までんびり休憩。

8/12 11:40

予定外に午後便のバスで帰ることにしたので、伊那大島駅からの電車の接続がわからない(当方いまだガラケー)。小屋のスタッフの方に調べていただきました。忙しい時間帯じゃないから・・・とはいうものの大変ありがとうございました。

8/12 12:18

11：45ころ三伏峠小屋から下山再開。途中の水場。

8/12 13:34

めっちゃのーんびり下って、13：34バス停到着！
あとはバスと電車でお家に帰ります。お疲れ様でしたー(^^)/

撮影機器：

COOLPIX AW130 ニコン

装備

個人装備

長袖シャツ(IceBreaker Zeal青) ズボン(MHW) 寝巻き兼着替え上(IceBreaker Zeal灰) 寝巻き兼着替え下(mont-bellメリノLWタイツ) 靴下メイン(InjinjiNuWOOL中厚手) 靴下予備(Smartwool中厚手) グロ-ブ1(Blacke Diamond) グロ-ブ2(mont-bell Nomex) グローブ3(AXESQUIN water proof) 防寒着上(mont-bell EXアノラック) 防寒sub(ISUKAダウンブランケット) 腹巻き(Kao×SITTINGBULメリノウール) 雨具兼ハードシェル上下(finetrack everbreath photon) ネックウォーマー(icebreaker) 帽子(Patagonia cap) 帽子sub(smartwool knit cap) 靴(LOWA TICAM II GT) ザック(OMM Classic32) ご飯(7食分) 行動食(柿の種&醤油かきもち) 非常食(チョコ) 飲料(水&エネルゲン(パウダー)) クッカー(EVERNEW 深型S+400FD+570FD&アルスト) テント(SixMoonDesigns ヘイブンタープ&ネットテント) テントシート(SOL) コンパス(SILVA) ヘッドランプ(GENTOS) 予備電池 GPS時計(EPSON MZ500BS) 筆記用具 山と高原地図 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 サングラス タオル カメラ(Nikon AW130) 携帯ラジオ(SONY ICZ-R110&イヤホン) 耳栓 シュラフ(ISUKA エア130) シュラフカバー(SOL エマージェンシービビィライト) マット1(KLYMIT Inertia X Lite) マット2(山と道 Minimalist Pad)

感想

da-na-suke

当初、3泊4日の予定でしたが、3泊目の幕営予定地 三伏峠小屋に着くと、まだ10：30・・・あら?もしかして、鳥倉発の午後のバスがラクラクラクショーなのでは？と思い検討すると、全く問題なく家に帰れることわかり、2泊3日で下山することにしました(電車調べていただいた三伏峠小屋のスタッフのお兄さん・お姉さんありがとうございました)。

仙塩尾根縦走自体はあまり体力的に問題ないと思い、今回の旅のテーマは『寝具を簡素、食事を充実』としました。

寝具は以下の通り。
−メイン−
・ISUKA Air130(シュラフ)
・KLYMIT Inertia X Lite(マット)
−サブ−
・ISUKA ダウンブランケット(防寒着下(ひざ掛けorスカートのように使う))
・mont-bell ダウンアノラック900FP(防寒着上)
・SOLエマージェンシーVivy Light(緊急アイテム)
・山と道ミニマリストPad(ザック背面パッド)
メインの2つは純粋に寝具だけど、サブのアイテムは日帰りでも持っていってるいわば常時携行品。メインの2つで、300g+170g=470g

食事は以下の通り(3日目夜以降は計画時の内容)。
【1日目】
昼：角煮ラーメン [UchiPacレトルトの角煮]＋生卵
夕：カルビ丼 [牛肉冷凍+キャベツ,にんじん,ピーマン]＋生卵
【2日目】
朝：カルビ雑炊(前日の残り)
昼：熊ノ平小屋 or 行動食
夕：ハンバーグパスタ[UchiPacレトルトのハンバーグ]、生卵
【3日目】
朝：牛卵とじ+もずくスープ うどん
昼：塩見小屋 or 三伏峠小屋 or 行動食
----以下実際には使用せず----
夜：親子丼、生卵[UchiPacレトルトの鶏の照り焼き]
【4日目】
朝：いちご煮雑炊[八戸土産 フリーズドライ]
初日は生肉、生野菜が使えるけど、二日目以降どうするか？というところで、ネットでいろいろ調べて、常温保存可能なレトルト食材を試してみることにしました。これが
結構イケる。次回もこの辺は活用したいと思います。

で、肝心の山行ですが、いろいろ写真もあるので、そちらご参照ください(^^;)。いい旅でした〜♪