朝日連峰縦走(泡滝ダム〜朝日鉱泉)
- GPS
- 51:45
- 距離
- 39.7km
- 登り
- 3,185m
- 下り
- 3,143m
コースタイム
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 8:23
- 山行
- 10:46
- 休憩
- 2:32
- 合計
- 13:18
天候 | 14日:快晴(猛暑)→霧、15日:快晴(猛暑)・強風→曇り、16日:雨・強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
(45分、17000円程度) 復路は朝日鉱泉から左沢駅までバス(3000円) 通常は午後の1便のみ、予約すれば朝便にも乗車可能だそうです。 左沢駅からJR線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は特にないですが、強いて言えば小朝日岳の登り下りが急勾配で危険かもしれません。 泡滝側の登山ポストは朝日屋旅館前にあります。 登山口にはありません。 |
その他周辺情報 | 下山後は朝日鉱泉にて入浴、昼食(美味しい蕎麦のみ)や喫茶(コーヒー、ジュース、ビール等)もあります。 左沢駅前には小さなお土産屋やドラッグストアはありますが、コンビニ等はありません。 お土産は山形駅改札外が充実しています。 また、左沢駅のみどりの窓口は閉まるのが早いので、到着してすぐに切符を買わないと窓口が閉まります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
シェラフ
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感想
企画は何年も前からあった飯豊山と朝日連峰の縦走。
2年前に飯豊山に登り、残りは朝日連峰となりましたが中々タイミングが合わず、ようやく機会に恵まれました。
しかし直前で台風10号が近づいてしまい、天気予報にやきもきしながら当日を迎え、16日は暴風雨だが15日の午前中は晴れるとのことで、夜行バスに乗りました。
その時は初日を以東小屋から狐穴小屋泊に、2日目を大朝日小屋から鳥原小屋泊にすればよいと考えていたのですが……。
当日登り始めると、とにかく暑い!!
水があっという間に減り、汗が常に滴り落ちる暑さでした。
水と塩分が少なければ熱中症や脱水症状になっていたと思います。
行動食で「経口補水ウォータータブレット」と「岩塩タブレット」そしてゼリーをたくさん持っていたので、疲れはしましたが事なきを得ました。
大鳥池までもそれなりの登りでしたが、東北の山特有の急登は大鳥池がスタートです。
灌木帯に入れば少しは風が当たるのですが、ここでも暑さに体力を奪われました。
そして森林限界を超えると猛烈な風!
ですが、歩けないというほどではなく暖かい風でしたので、寧ろ涼しくて歩きやすくなりました。
以東岳は真っ白なので通過し、狐穴小屋まで行く元気はないので以東小屋へ。
まだ木の香りがする新しく居心地の良い小屋でした。
15日、朝起きるとなんと快晴!
以東岳山頂でご来光を拝み、縦走路に進みました。
台風が近いこともあり、風は強く、帽子やタオルが飛ばされないように配慮が必要でした。
また、森林限界より高い稜線ながら標高は低く、暑さは健在です。
全部で何L飲んだか分からないくらい水を飲みましたが、狐穴小屋、竜門小屋、金玉水、銀玉水と水場が多かったのには助かりました。
風は西朝日岳の下りが最も強く、草が風で波打っているのを始めて見ました。
金玉水に着いたところで13時過ぎ、もし大朝日小屋で泊まるならここで水をくまなければなりませんが、頑張れば鳥原小屋まで行けそうな時間です。
そこでできるだけ荷物を軽くし時間を短縮するために、登山道から遠い金玉水には寄らずに一気に大朝日小屋まで行くことにしました。
大朝日小屋では早く山を下りるように急かされ(当たり前ですが)、取り敢えず空身で大朝日岳に登頂すると、なんとこれまで覆われていた雲が取れ、周囲の景色を見まわすことができました。
その後、再び荷物を担いで縦走路を進み、銀玉水の水は汲んで問題の小朝日岳へ。
遠くから見ても稜線に三角コーンが乗っているような山でしたが、実際にも急な登りで、一歩一歩喘ぎながら何とか登頂すると、次は滑るザレ場の激下り……。
大朝日を越えれば核心部は終わりと思い込んでいたので、最後の小朝日岳の頃には気持も切れかかっており、希にみる大変さでした。
小朝日岳を越えても鳥原山まで結構距離が長く、鳥原小屋には普通ならお叱りを受けそうな時間にようやく到着することができました。
水が豊富な鳥原小屋はなんとバケツに水を入れて温めておいてくださっており、「お風呂」に入れるとのこと。
流石に水をかぶるのは気が引けましたので、タオルを濡らして汗を拭くのに利用させていただきました。
夜ご飯を作って食べていると、なんと花火大会を見下ろしに行くとのこと。
疲れて食事もまだだったので遠慮しましたが、花火大会が中止になったのか残念ながら見えなかったとのことでした。
夕食後は隣の神社で二次会を行うとのことで、折角なので参加してきました。
神社にお参りした後、なんとお供え物のお酒とおつまみで宴会をすることに。
楽しい話から深刻な話まで色々と聞けました。
16日は、早朝は雨が降っていなかったものの、出発するときは雨……。
ですが、保水力が高いブナの森は雨が直接当たらず、気温も高く暑いこともあり、雨具なしで歩き通すことができました。
激下りの後に吊り橋を渡ればそこは朝日鉱泉。
着く時間が早かったにも関わらずお湯を沸かしてくださり、お風呂に入って汗を流し、おいしい蕎麦をいただいてのんびりした後にバスで左沢駅に向かい、電車で帰りました。
計画を立てる際、山と高原地図のコースタイムを参考にしましたが、どうも朝日連峰のコースタイムは厳しめに書かれているように感じました。
普段は休憩込みでコースタイム通りに歩けるのですが、今回は全く歩けず……。
暑さが原因か、それとも単に体力が落ちただけなのかもしれませんが、計画を立てる際は注意するとよいのではないかと思います。
風と暑さには苦しめられましたが、なにより素晴らしい景色で充実した登山になりました。
しばらくは良いですが、またいずれ季節を変えて歩いてみたいと思います。
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