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Yamareco

記録ID: 1988678
全員に公開
ハイキング
日高山脈

【カムエクの教訓を学びに】剣山&日高山脈山岳センター

2019年08月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
03:43
距離
7.8km
登り
981m
下り
977m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:15
休憩
0:25
合計
3:40
11:00
60
12:00
12:00
55
12:55
13:20
30
13:50
13:50
50
14:40
■上り1時間55分、下り1時間20分
■水分250ml、飴1個
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
「剣山神社」を目指します。38号線沿いに大きな看板があるので分かりやすいです。
コース状況/
危険箇所等
登山道は整備されていてとても歩きやすいです。
山頂直下の梯子の2つ目がグラグラして危険でした。横のロープを使った方がいいと思います。山頂はとても狭いです。落ちたらアウトなので気を付けてください。

前回登った時も山頂に着いたら晴れ間が出てきました。地元の方々に愛されていることを感じます。

■2018年8月5日
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1545655.html
その他周辺情報 温泉は入っていませんが、帰り道に芽室店のインデアンでカレーを持ち帰りました。安定の美味しさです。
38号線沿いに分かりやすい看板があります。ここから11kmで登山口になる剣山神社があります。近くにセイコーマートあり。
2019年08月24日 10:35撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/24 10:35
38号線沿いに分かりやすい看板があります。ここから11kmで登山口になる剣山神社があります。近くにセイコーマートあり。
万が一の時、迅速に発見してもらうため、ココヘリに加入しました。入山前に電源を入れておきます。
2019年08月24日 10:51撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/24 10:51
万が一の時、迅速に発見してもらうため、ココヘリに加入しました。入山前に電源を入れておきます。
(11:00)入山
ここは2回目です。お天気微妙だし、この後の予定があるので、一眼レフはザックにしまって、ポイントだけスマホで撮ります。
2019年08月24日 10:59撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/24 10:59
(11:00)入山
ここは2回目です。お天気微妙だし、この後の予定があるので、一眼レフはザックにしまって、ポイントだけスマホで撮ります。
最初は少し斜度がありますが、しばらくなだらかな樹林帯が続きます。お地蔵さんがいっぱいいます。帰りに数えてみました。
2019年08月24日 11:11撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/24 11:11
最初は少し斜度がありますが、しばらくなだらかな樹林帯が続きます。お地蔵さんがいっぱいいます。帰りに数えてみました。
ちょうど1時間で一の森に着きました。三の森まであります。
前回、股関節に違和感を感じたので、今日は意識して歩いてます。歩き始めは違和感があり、1時間ほどでなくなりました。
2019年08月24日 11:58撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/24 11:58
ちょうど1時間で一の森に着きました。三の森まであります。
前回、股関節に違和感を感じたので、今日は意識して歩いてます。歩き始めは違和感があり、1時間ほどでなくなりました。
雲抜けるかな。気温は17度ぐらいでしたが、湿度が高く感じました。
2019年08月24日 12:00撮影 by  iPhone 8, Apple
8/24 12:00
雲抜けるかな。気温は17度ぐらいでしたが、湿度が高く感じました。
一の森から15分で二の森に着きました。雲が取れてきました。
2019年08月24日 12:16撮影 by  iPhone 8, Apple
8/24 12:16
一の森から15分で二の森に着きました。雲が取れてきました。
大きな岩がありますが、あれは山頂ではないと思います。
2019年08月24日 12:20撮影 by  iPhone 8, Apple
8/24 12:20
大きな岩がありますが、あれは山頂ではないと思います。
この大きな岩の横を巻いていきます。
2019年08月24日 12:27撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/24 12:27
この大きな岩の横を巻いていきます。
青空が出てきました。やっぱり歩いてみないと分からない。
2019年08月24日 12:28撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/24 12:28
青空が出てきました。やっぱり歩いてみないと分からない。
二の森から15分で三の森に。駐車場には車がいっぱいあったのに、下山者が少ないのです。ひょっとしてあの狭い山頂に沢山居るのかな?と一抹の不安が・・・(^^ゞ
2019年08月24日 12:32撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/24 12:32
二の森から15分で三の森に。駐車場には車がいっぱいあったのに、下山者が少ないのです。ひょっとしてあの狭い山頂に沢山居るのかな?と一抹の不安が・・・(^^ゞ
母の胎内を潜るのはまた今度に。次の課題を残しておくとまた来る口実になります。
2019年08月24日 12:40撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/24 12:40
母の胎内を潜るのはまた今度に。次の課題を残しておくとまた来る口実になります。
山頂直下はハシゴが続きます。しっかりしてますが、下は崖なので、高所苦手な人は足がすくむかも。
2019年08月24日 12:49撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/24 12:49
山頂直下はハシゴが続きます。しっかりしてますが、下は崖なので、高所苦手な人は足がすくむかも。
次のハシゴの方がグラグラで怪しかったです。横のロープを使った方がいいかも。
2019年08月24日 12:50撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/24 12:50
次のハシゴの方がグラグラで怪しかったです。横のロープを使った方がいいかも。
このハシゴを登れば山頂です。
2019年08月24日 12:51撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/24 12:51
このハシゴを登れば山頂です。
(12:55)剣山
1時間55分で山頂に着きました。山頂の広さはこのぐらいです。
12人パーティのようで。^^;
2019年08月24日 12:59撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 12:59
(12:55)剣山
1時間55分で山頂に着きました。山頂の広さはこのぐらいです。
12人パーティのようで。^^;
雲は残ってますが、晴れましたー。日高のお山は全くわかりませんが、芽室岳方向かな?
2019年08月24日 12:58撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 12:58
雲は残ってますが、晴れましたー。日高のお山は全くわかりませんが、芽室岳方向かな?
風が涼しくて気持ちよかったです。すっかり秋の気配を感じました。やっと身体と心と装備が整ってきたところですが、私の登山シーズンはもうすぐ終わります。
2019年08月24日 12:59撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 12:59
風が涼しくて気持ちよかったです。すっかり秋の気配を感じました。やっと身体と心と装備が整ってきたところですが、私の登山シーズンはもうすぐ終わります。
雨だと楽しくないし、リスクも高くなるので、多少遠くても天気の良い所を選ぶようにしています。
2019年08月24日 12:58撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 12:58
雨だと楽しくないし、リスクも高くなるので、多少遠くても天気の良い所を選ぶようにしています。
誰も動かないので、私も身動きが取れず、しばらく周辺の写真を撮っていましたが、意を決して剣の先へ。笑
2019年08月24日 13:01撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 13:01
誰も動かないので、私も身動きが取れず、しばらく周辺の写真を撮っていましたが、意を決して剣の先へ。笑
畑作が中心の十勝平野。稲作中心の空知とは景色が違う。ここで美味しい作物が育つんだね。
2019年08月24日 13:13撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 13:13
畑作が中心の十勝平野。稲作中心の空知とは景色が違う。ここで美味しい作物が育つんだね。
ワイルドな雲だった。日高の山は敷居が高くて、私には難しいな。でも、またチロロ林道から幌尻岳へは行ってみたいと思ってる。今なら気持ちに余裕を持って歩けるかもしれない。
2019年08月24日 13:13撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 13:13
ワイルドな雲だった。日高の山は敷居が高くて、私には難しいな。でも、またチロロ林道から幌尻岳へは行ってみたいと思ってる。今なら気持ちに余裕を持って歩けるかもしれない。
大パーティは先に下山したので、ソロの男子と山談議。まだ山で泊まったことがないみたいで、色々と聞かれました。泊まるスキルがあると見れる景色も違ってくる。荷は重くて大変だけど、それを忘れるほど素晴らしい経験ができる。
2019年08月24日 13:13撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 13:13
大パーティは先に下山したので、ソロの男子と山談議。まだ山で泊まったことがないみたいで、色々と聞かれました。泊まるスキルがあると見れる景色も違ってくる。荷は重くて大変だけど、それを忘れるほど素晴らしい経験ができる。
ついでに望遠で撮ってもらいました。先週、帽子と日焼け止めを忘れて、耳と顔面の皮がたくさん剥けました。もう新陳代謝しない歳なのに・・・。
2019年08月24日 13:12撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 13:12
ついでに望遠で撮ってもらいました。先週、帽子と日焼け止めを忘れて、耳と顔面の皮がたくさん剥けました。もう新陳代謝しない歳なのに・・・。
さて、そろそろ下りないと。今日の目的地はもうちょっと先だし。
2019年08月24日 13:13撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 13:13
さて、そろそろ下りないと。今日の目的地はもうちょっと先だし。
一の森まで戻りました。ここからお地蔵さんが出てくるので、数を数えてみます。この石碑からカウントします。
2019年08月24日 13:51撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/24 13:51
一の森まで戻りました。ここからお地蔵さんが出てくるので、数を数えてみます。この石碑からカウントします。
「トリカブト」に寄ってたかっている虫たち。
2019年08月24日 14:27撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/24 14:27
「トリカブト」に寄ってたかっている虫たち。
奥の石碑もカウントします。
2019年08月24日 14:32撮影 by  iPhone 8, Apple
8/24 14:32
奥の石碑もカウントします。
作業道の奥まで見に行きました。ここに10体並んでいます。
2019年08月24日 14:35撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/24 14:35
作業道の奥まで見に行きました。ここに10体並んでいます。
お地蔵さん運ぶの重たかったでしょう。信仰の力なのか。
2019年08月24日 14:35撮影 by  iPhone 8, Apple
8/24 14:35
お地蔵さん運ぶの重たかったでしょう。信仰の力なのか。
登山道と作業道の分岐です。
2019年08月24日 14:36撮影 by  iPhone 8, Apple
8/24 14:36
登山道と作業道の分岐です。
アプリでカウントしましたが、押し過ぎたかも。^^;
石碑を入れて「45」でした。前回は41まで数えたので、いいところだと思います。
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アプリでカウントしましたが、押し過ぎたかも。^^;
石碑を入れて「45」でした。前回は41まで数えたので、いいところだと思います。
お賽銭持ってないのに色々お願いするんだよね。確信犯かな。
2019年08月24日 14:47撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 14:47
お賽銭持ってないのに色々お願いするんだよね。確信犯かな。
ありがとうございます。背筋がピンとするいいお山です。
2019年08月24日 14:47撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 14:47
ありがとうございます。背筋がピンとするいいお山です。
ビューンと南下して、中札内の「日高山脈山岳センター」に来ました。すごく立派な施設です。
2019年08月24日 16:00撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 16:00
ビューンと南下して、中札内の「日高山脈山岳センター」に来ました。すごく立派な施設です。
開館時間は10時〜17時までです。
2019年08月24日 16:01撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 16:01
開館時間は10時〜17時までです。
キャンプ場やバンガローも併設されていて、ここでシャワーなども借りられるようです。
2019年08月24日 16:07撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 16:07
キャンプ場やバンガローも併設されていて、ここでシャワーなども借りられるようです。
北海道の背骨と言われている日高山脈のジオラマ。山座同定にいいかも。
2019年08月24日 16:03撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 16:03
北海道の背骨と言われている日高山脈のジオラマ。山座同定にいいかも。
ここには福岡大ワンゲル部のヒグマ事件の資料が展示されているそうなので見に来ました。5名パーティの3名が命を落としました。他にも大きな雪崩遭難事故もあったんですね。
2019年08月24日 16:06撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 16:06
ここには福岡大ワンゲル部のヒグマ事件の資料が展示されているそうなので見に来ました。5名パーティの3名が命を落としました。他にも大きな雪崩遭難事故もあったんですね。
ネットでは何度も読んだけど、実際に見てみたかった。よく考えてみると登山中にヒグマに襲われて死亡したケースはこれ以降ないかもしれない。山菜採りや釣りの方が圧倒的に多いと思う。
2019年08月24日 16:04撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 16:04
ネットでは何度も読んだけど、実際に見てみたかった。よく考えてみると登山中にヒグマに襲われて死亡したケースはこれ以降ないかもしれない。山菜採りや釣りの方が圧倒的に多いと思う。
ここにその加害グマの剥製があるという話ですが、どこにあるのか見つけられないのです。受付のおっちゃんに聞いてみたら、入口にあると教えてくれました。さっき通ったのに全然気が付かなかった。(^^ゞ
加害グマは4歳の雌で体長は1.5mほどでしょうか。ちょろちょろしてると自動ドアのセンサーが何度も開いたり閉まったりします。
2019年08月24日 16:08撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 16:08
ここにその加害グマの剥製があるという話ですが、どこにあるのか見つけられないのです。受付のおっちゃんに聞いてみたら、入口にあると教えてくれました。さっき通ったのに全然気が付かなかった。(^^ゞ
加害グマは4歳の雌で体長は1.5mほどでしょうか。ちょろちょろしてると自動ドアのセンサーが何度も開いたり閉まったりします。
福岡大ワンゲル部を襲撃する前にも他のパーティのザックを漁っていたようです。福岡大パーティは奪われたザックを取り返したことによって、敵と見なされ排除対象になりました。
2019年08月24日 16:08撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 16:08
福岡大ワンゲル部を襲撃する前にも他のパーティのザックを漁っていたようです。福岡大パーティは奪われたザックを取り返したことによって、敵と見なされ排除対象になりました。
最初に遭遇した時は興味本位で観察していたようです。ザックを捨てて下山すればこれほどの被害は起きなかったかもしれません。50年ほど前の出来事になりますが、当時はヒグマに遭ったときの対処法などが知らされていなかったようです。
2019年08月24日 16:08撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 16:08
最初に遭遇した時は興味本位で観察していたようです。ザックを捨てて下山すればこれほどの被害は起きなかったかもしれません。50年ほど前の出来事になりますが、当時はヒグマに遭ったときの対処法などが知らされていなかったようです。
実際に見て感じたことは、想像していたよりもずっと「小さい」ということでした。身長163cmの私が横に並んでみるとサイズがよく分かると思います。私が登山道で遭遇した親熊の方がずっと大きかったです。
2019年08月24日 16:17撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 16:17
実際に見て感じたことは、想像していたよりもずっと「小さい」ということでした。身長163cmの私が横に並んでみるとサイズがよく分かると思います。私が登山道で遭遇した親熊の方がずっと大きかったです。
背中を見せて走って逃げてしまったのもよくないと思います。パーティがバラバラにならずに一緒だったならば戦えたかもしれません。今年、カムエクの八の沢カール付近で、2件の事故が起こっていて、2件目は背後から襲ってきたようです。登山自粛をするように言われていますが、二百名山を目指す登山者が沢山来ているようです。
2019年08月24日 16:09撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 16:09
背中を見せて走って逃げてしまったのもよくないと思います。パーティがバラバラにならずに一緒だったならば戦えたかもしれません。今年、カムエクの八の沢カール付近で、2件の事故が起こっていて、2件目は背後から襲ってきたようです。登山自粛をするように言われていますが、二百名山を目指す登山者が沢山来ているようです。
ヒグマは北海道の山ならどこにでもいるし、札幌では人里に下りてきて家庭菜園を荒らして、駆除された個体もいます。つい最近の話ですね。
蟻やハイマツの実を食べるよりも野菜や果物食べた方が美味しいに決まってる。数年前には紋別のデントコーン畑で400kgに成長したヒグマもいました。
2019年08月24日 16:21撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 16:21
ヒグマは北海道の山ならどこにでもいるし、札幌では人里に下りてきて家庭菜園を荒らして、駆除された個体もいます。つい最近の話ですね。
蟻やハイマツの実を食べるよりも野菜や果物食べた方が美味しいに決まってる。数年前には紋別のデントコーン畑で400kgに成長したヒグマもいました。
執着心が強く、鋭い爪を持ち、時速60kmで走る。最初から人を襲おうと思っている個体は少ないと思うけど、三毛別のように一度人間の味を知ったら、食べ物と見なされることもある。学習能力が高いから、変なこと覚えたら太刀打ちできない。
2019年08月24日 16:28撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 16:28
執着心が強く、鋭い爪を持ち、時速60kmで走る。最初から人を襲おうと思っている個体は少ないと思うけど、三毛別のように一度人間の味を知ったら、食べ物と見なされることもある。学習能力が高いから、変なこと覚えたら太刀打ちできない。
遠かったけど、見に来て良かったです。とても悲しい事故ですが、二度と同じような事が起こらないように登山をする人なら見ておくといいと思います。
あまり神経質になる必要はないと思いますが、相手のことを知っておけば、いざという時に少しは役に立つかなと思います。
2019年08月24日 16:30撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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8/24 16:30
遠かったけど、見に来て良かったです。とても悲しい事故ですが、二度と同じような事が起こらないように登山をする人なら見ておくといいと思います。
あまり神経質になる必要はないと思いますが、相手のことを知っておけば、いざという時に少しは役に立つかなと思います。
帰りにインデアンでカレーをテイクアウトしました。帰りを待ってくれる人のためにこれからも安全第一でいきましょう。
2019年08月24日 17:39撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/24 17:39
帰りにインデアンでカレーをテイクアウトしました。帰りを待ってくれる人のためにこれからも安全第一でいきましょう。

装備

MYアイテム
dominon
重量:2.67kg

感想

北海道にはヒグマがいる。山にも里にも。

登山を始めて10年経ち、ここ数年は毎週のように山に入っている。これまで一度も出会ったことはなかったのに、山の日に十勝連峰のオプタテシケから望岳台方面に下山する途中、親子熊に遭遇した。至近距離ではなかったものの、決して遠くはなかった。登山道のすぐ上で、ガスが濃ければ気付かずに真横を通過していたかもしれない。

2頭の子グマの姿を見付けた時、ハッとはしたものの、思ったよりも冷静な自分がいた。大きな岩に隠れて、次にどうするべきかを考えた。

慌てない。
走らない。
人が居ることを知らせる。
襲われたら、うつぶせになり首を守る。
それでもダメなら、最後は戦うしかない。

そんなことを頭の中で繰り返し、笛を吹いた。
親熊は子グマを連れて、ゆっくりと沢筋を下っていった。

5年前、日高の幌尻岳に登る前にヒグマに関する情報や遭難の記録を調べたことがあった。登山に関するもの、そうでないものを含めて色々な事件を読んだ。

最も多くの被害を出したのは、大正4年(1915年)苫前町の三毛別で、穴持たず(冬眠できなかったヒグマ)が村人を次々と襲った獣害事件で、後遺症で亡くなった人を含めると8名の死者を出した。このケースは、冬眠に失敗したヒグマを手負いにしたまま逃してしまったのが、最初の原因だったかもしれない。人間の味を覚えたヒグマが次々と人を襲っていく恐ろしい事件で、詳しく知りたかったので「羆嵐」という本を買って読んだ。

登山中の事故で有名なものは、昭和45年(1970年)に福岡大ワンゲル部が、日高山脈の「カムイエクウチカウシ山」でヒグマに襲われ、5名中3名が命を落とすという痛ましい事故があった。登山をする人ならば読んだことがあるかもしれないけれど、まだ知らない人は「カムエクの教訓」で検索してみてほしい。最初に襲撃された時点でザックを捨てて下山していれば、命を落とすことはなかったかもしれない。

この加害グマの剥製が中札内にある「日高山脈山岳センター」に展示されていることを知り、見に行きたいと思っていた。自宅から中札内までは片道4時間ほどの距離がある。剥製を見学する為だけにドライブするには遠すぎるので、途中にある「剣山」に立ち寄ることにした。

信仰の山に入ると、背筋がピンとする感じがする。お地蔵さんの数が何体あるのか、その数に何か意味があるのか気になって、カウントしながら下山をした。

剣山は清水町にあり、そこから中札内までは車で1時間ほどだった。中札内へ来たのは初めてかもしれない。北海道好きを公言しているわりに、まだ行ったことのない町が沢山ある。ナビに導かれ、目的地に着いた。

入口に展示されていた加害グマの剥製に気付かずに、ジオラマのある展示室へ直行した。遭難の記録や当時の新聞記事が展示されていた。亡くなった19歳の興梠君はテントでヒグマの陰に怯えながら一夜を過ごし、翌朝襲撃されてしまった。なぜ、パーティは分散してしまったのか。

今さら「たら」「れば」を言っても仕方がない。失った尊い命を無駄にしないためにも、ヒグマが棲むフィールドに入る者として最低限の心構えをしなければならないと思う。

合掌

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コメント

個性
私も一時、熊については色々調べました。近場の知床は熊がウヨウヨいると聞いていましたし、実際、登山道で何度か遭遇し、車窓越しなら町内で2度、知床峠でも1度見かけたことがあります。
調べて感じたことは、「資料によって言っていることが全然違う!」でした。「反撃するな。ジッとしていろ。」「熊だって痛い思いはしたくないので、何もしないよりは反撃すべき。」どっちなの?(笑

熊は賢い動物です。人間にも個性があるように、熊にだってそれはあるでしょう。地域差もあれば個体差もあるでしょう。私は熊鈴とカウンターアソールトは登山時には常に持つようにしていますが、一時は「戦うためのナイフ」もベルトに差していました。羅臼岳で何度か遭遇するうちに「無関心を示していれば立ち去ってくれる」ことが分かり、そのナイフは山菜採りに使用しています。(笑
またこれも羅臼岳での話ですが、「屏風岩のところに熊がいたので引き返してきました」と言う登山者とスライドしたことが2〜3度ありましたが、私が屏風岩に着いた頃にはいずれも居なくなっていました。熊はそれほど同じ所に留まらないようです。(ただし、屏風岩上部で遭遇した熊が、下山時にもまだそこにいたことが1度だけあります)

1番の対策は「熊に味を占めさせないこと」なのでしょうが、既に味を占めてしまった個体には通用しないことも頭に置かなくてはならないでしょう。「これが確実」と言う対処法はないのだと思います。
2019/8/29 13:37
Re: 個性
そうですね、私も個体差によって大きく違うと思います。
「人間=食べ物」という関連付けがされてしまえば、鈴を鳴らしたり笛を吹くことは逆効果になるでしょう。人間が食べているものや人間そのものが食べられるものだと知ってしまったら、人を襲ってしまうでしょうね。生きること=食べることですから。
そう考えると、匂いの強い食べ物をテン場で食べることも気になってきました。

同じ場所に長く居続けない限りは、遭遇する確率は低いと思っていましたが、タイミング次第でいつ遭遇しても不思議ではないですね。以前よりも周りの見え方は変わってきたし、笛を鳴らすタイミングや間隔も意識するようになりました。やっと山に入る姿勢が整ったのかもしれません。

しかし、色々調べてみて改めて思うことは登山者の事故は極めて少ないということですね。死亡まで至るケースのほとんどは、山菜採り、釣り、狩猟、林業作業中ですよね。
彼らは食べ物と縄張りを守っているのだろうと感じます。
2019/8/29 14:38
コメント失礼します
すごく興味深い投稿でしたのでコメントさせていただきます。
私も登山を始めて今年で10年になります。出身は熊本なので熊のいない地域で登山を楽しんでいましたが、仕事の都合で北海道に住むことになり、北海道の山を調べると同時に熊についても書籍やインターネットで一生懸命調べていたことを思い出しました。
登山の際は、熊鈴、警笛、熊スプレーは3種の神器として常に携行しているものの、幸いながらこれまでの登山で熊に近距離で遭遇したことはなく、最近の登山では熊に対する緊張感が下がっていた自分かいることを痛感しました。
日高山脈山岳センターにも行ったことがなかったので、近いうちに研修しに行きたいと思います。
過去の出来事や先人の知恵、経験を生かし、これからも山を楽しんでいきましょう。
2019/9/4 21:11
Re: コメント失礼します
コメントありがとうございます。
ここ最近はソロで人の少ないエリアに行くことが多くなり、周りからも心配されるようになりました。10年歩いていて一度も遭ったことがないんだから、きっとこの先も大丈夫だろうという気持ちになっていた矢先、親子熊との遭遇だったので、本当に緊張しました。
これまで、ソロの時は音楽や英会話をかけながら歩くことも多かったのですが、五感をフル活用して歩いています。周りを注意深く見るようになったし、匂いや音にも敏感になりました。

剣山には1日違いで入山しているようですね。好みの山も似ているかもしれません。どこかのお山で会うかもしれませんね。
2019/9/4 21:39
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