強風とゲリラ豪雨 恐怖の巻機山

2019年08月30日(金) [日帰り]

• GPS: 08:34
• 距離: 12.6km
• 登り: 1,505m
• 下り: 1,506m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:35
• 休憩: 0:55
• 合計: 8:30

3:50 桜坂駐車場
4:40 4:56 5合目
5:27 5:27 6合目
6:54 6:55 ニセ巻機山
7:03 7:07 巻機山避難小屋
7:31 7:32 御機屋（巻機山山頂の標）
7:44 7:46 巻機山
7:54 7:54 御機屋（巻機山山頂の標）
8:14 8:15 割引岳
8:37 8:37 御機屋（巻機山山頂の標）
8:57 9:16 巻機山避難小屋
9:25 9:25 ニセ巻機山
10:46 10:49 6合目
11:23 11:31 5合目
12:20 12:20 桜坂駐車場
12:20 ゴール地点

天候

曇りのち大雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

関越自動車道塩沢石打ICから約17kmの桜坂駐車場。

コース状況／危険箇所等

山頂付近の強風は菓子パンが舞うレベル
ゲリラ豪雨だと登山道が川になる？

写真

8/30 3:45

3:45 真っ暗です。
登山口の標高は730m
ここから山頂の1967mまで標高差1237mを登っていきまーす。

8/30 3:47

ライトつけてスタート。
もちのろん、井戸尾根コースですよん。
ちなみに登山口は三合目と思われる。

8/30 4:23

登山道入ってすぐに急勾配、なだらかな傾斜はなしね。
四合目の標識。
蒸し暑いし、虫がライトに集まってくるしで、ロマンチックとはほど遠いd(￣ ￣)

8/30 4:46

1時間弱で五合目に到着。
ふー、遠かった。
少し明るくなってきた。危険箇所はないのでライトをしまう。

8/30 4:46

わー、お日さまが昇るねー。
こういう瞬間が一番好き。

8/30 4:46

ここからはライトを消して進む。

8/30 5:12

いかにも滑りそうな登山道。
なぜこんなにえぐれているのか、この時はわからなかった。

8/30 5:14

雰囲気の良い雑木林の中を進んでいく。
紅葉の季節にもう一度訪れたい。

8/30 5:28

六合目に到着。
ようやく樹林帯を抜けて稜線がみえた！

8/30 5:59

石ゴロゴロの道。
男体山と似ている。

8/30 6:00

曇っているけど素敵なビュー。

8/30 6:00

蒸し暑さから一転。稜線の風が気持ちいい。

8/30 6:01

7合目到着。

8/30 6:02

わぉ！
初めてみる上越の山並み。

8/30 6:29

素晴らしい景観にテンション上がる！

8/30 6:29

8/30 6:37

きれいな階段が出現したと思ったら、

8/30 6:38

八合目キター♪───O（≧∇≦）O────♪

8/30 6:48

ん？あれが悪名高きニセ巻機山か。

8/30 6:48

そこそこ距離はあるけど、歩いていれば必ず着くのだ。

8/30 6:50

ホンモノの巻機山が見えてきたら、

8/30 6:51

ニセ巻機山まで3分

8/30 6:52

おぉー、素晴らしいじゃないか。

8/30 6:52

あとちょっと。

8/30 6:54

ニセ巻機山に到着。

8/30 7:02

ニセ巻機山からガーッと下るとすぐに巻機山避難小屋。
小屋の内部は清掃が行き届いていてとっても綺麗でした。

8/30 7:03

トイレも綺麗
終わったら自転車を漕ぐのも初体験。

8/30 7:07

小屋の前にはベンチがたくさんあるから休憩する時はここで。

8/30 7:08

巻機山に向けてなだらかに登っていきます。

8/30 7:28

あの、あの、すごい風なんですけど。
山頂はものすごーい強風。
菓子パンが飛んでいくレベル。

8/30 7:34

7:31巻機山標識があるポイントに到着（あまりの強風に写真なし）
7:44 巻機山（あまりの強風に写真なし）

8/30 8:14

割引岳（わりめきだけ）山頂。
巻機山から割引岳までの稜線が素晴らしくて、強風の中行ってみる。
うん、巻機山に行ったら絶対に割引岳に行った方がいい。
ホントは牛ヶ岳と両方行きたかったけど、あっちは更に強風なので諦めた。

8/30 8:15

割引岳山頂もゴーゴーとすごい風。
1分しか滞在できずに戻ることにする。

8/30 8:16

寒い寒いとサッサと行ってしまうCちゃん。

8/30 8:16

ウエアが赤だと目立っていいわ。

8/30 8:18

牧歌的な山容だけど、この辺りは殺人的な強風でした。

8/30 8:20

こっちは恐ろしい天狗尾根方面。
下山は禁止となっております。

8/30 8:20

8/30 8:28

まだお花もたくさん咲いてました。

8/30 8:29

8/30 8:30

8/30 8:35

8/30 8:36

巻機山標識のポイントまで戻ってきました。

8/30 8:48

さぁ、下山開始です。
避難小屋付近は木道があって脚に優しい。
って、この時はこの後に遭遇する恐怖をまだ知らない。

8/30 12:09

ラララーンと下って六合目。
いきなりザーッと降ってきたと思ったら更に雨脚が激しくなり、
ついには登山道が川になった。

8/30 12:09

ここは登山口の近くの傾斜が緩くなるなったところ。
勾配がキツイところは雨水が勢いよく滝のよう。
足首の上まで水がきています。

8/30 12:18

登山口に到着

8/30 12:20

駐車場今日は4台
他の方もずぶ濡れでしたが全員無事に帰ってこられて良かった。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

pp151

関越自動車道塩沢石打ICから約17kmで桜坂駐車場へ。
約50台分駐車が可能。
一番奥の駐車場だと登山口から最短です。

朝4時
登山口は桜坂駐車場で標高730m
真っ暗な中を進んでいく。

真っ暗の中、ロマンチックに歩くんだーって思ってたけど、

もぁーっと下から上がってくるジメジメの蒸し暑さと、ライトに集まる虫の多さにゲンナリ。

五合目までが地獄だった（ホントの地獄は復路にくるけどこの時はまだそれを知らない）

六合目まではまたまた樹林帯が続くけど、標高が上がるにつれ蒸し暑さが和らぐ。

7合目でいきなり目の前にドカーンと開けた。

初めての越後の山に感動だよ。

ここで座って休憩。

さっきまで暑いっていってたのに、尾根道に出た途端、風が強くてブルブル。

身体が冷えないうちに先に進もう。

笹の中のトレイルを登っていくと立派な階段が現れると8号目の標識まですぐ。

8号目から先の階段には作成年が刻んであるんだけど、毎年毎年少しずつ作っているみたい。
市の予算とかの関係なのかな？
それにしてもなんともありがたいことよ。

この辺りまで来ると前方にドカーンと見えてくるのがニセ巻機山。

ゲーッ！あんなとこまで登るのかーって思うけど、景色を見ながら進めばドンドン近づいてくるよ。

ようやくニセ巻機山に着く。
山頂は地味だけど眺望は素晴らしい。
左手に割引岳、右手に巻機山を望む。

まずはガーっと下って巻機山避難小屋へ。

ベンチも多数あるし綺麗なトイレもある。

休日だと混雑するんだろうけど、平日の朝7時はどなたもいない。

しっかり休憩してから巻機山に向かう。

あれ、なんかピュービューすごい風だよ。

25分位で巻機山の標識がある分岐に到着。

この頃には更に風がとんでもなく、山頂を満喫するなんて気分じゃなかったよ。

山頂標識があるのにホントの山頂は牛ヶ岳方面に10分進んたところにある。

せっかくここまで来たんだもん。

ホンモノの山頂に行かなくちゃ。

身体を前方に倒しながら地面だけを見て歩を進める。

今まで経験した中では2番目に強い風だわ。

菓子パンが飛んでいくレベル。

ちなみに1番は八ヶ岳連峰の硫黄岳かな。

あの時は身体を立てていたら吹き飛ばされそうで命の危険を感じたよ。

なんとかホンモノの山頂に到着したけど寒くてブルブル震えが止まらず30秒で戻る。

分岐に着いて割引岳方面にちょっと進むとなんと無風のパラダイスだった。

チャンスチャンスチャーンス！

割引岳に行ってみよー。

巻機山に行ったら割引岳は絶対オススメだよ。

牧歌的な稜線がなんともロマンチックでうっとり。

でもやっぱり稜線に出ると無風から一転し強風が吹き上げる。

もう景色もクソもなく罰ゲームのよう。

山頂に着いたらソッコー下山。

ふー、生きて帰れて良かった。

さぁ、あとは下山するだけだ。

あんなに強かった風も樹林帯に入ると嘘みたいにピタリと止む。

おしゃべりしながらダラダラと下っていった。

10:45 6号目に到着。

そういえば今日は11時位から雨の予報だったんだ。

天気予報、外れて嬉しい！

さぁ、ザックを下ろして休憩しよ。

と、思ったその時、

ザーッと大粒の雨。

天気予報、当たってんじゃねーか。

てか、むしろ予報より早く降ってきたじゃんか。

登山口までコースタイムで1時間半。

レインを出すのは面倒だからこのまま行ってしまおうか、

って、迷うレベルの雨量じゃない。

ゲリラ豪雨並みのすごい雨だよ。

レインを出して着込んだら先を急ぐ。

が、段々と泥濘状のトレイルに水が流れてきて滑る滑る。

最初は水を避けて歩いていたんだけど、あっという間にトレイルが川となった。

くるぶしまで水がきてトレイルは濁流に飲まれる。

ゴアテックスの靴でもくるぶしまで浸かったら降参だよ。

急斜面になると上流から雨水が滝のように勢いよく流れてきて油断すると足を取られる。

下流に行けば行くほど水の量は増してふくらはぎの辺りまできた。

脇の小枝につかまる。

恐怖しかなかったが、平静を装い、Cちゃんと声をかけあいながら慎重に下っていった。

そして、コースタイム1時間20分のところ、1時間40分かけて命からがらようやく登山口に着いた。

自然は素敵だけど、容赦してくれない。