片品川羽根沢大薙沢右俣〜左俣
- GPS
- 08:46
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 821m
- 下り
- 815m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
6/19〜20日で武尊山の川場谷に行く予定が台風直撃で中止になってしまった、それでは台風の来る前に日帰りで大常木に行こうと言うことになり前夜発で大常木の出合まで行くが、やっぱり台風の影響で早めに雨になってしまい出合を確認しただけで撤退してきた。これでは6月は沢に1回も行けないわと思っていたところ、小松さんから来週の火曜日に日帰りで何処かの沢に行きましょうかと言われ、仕事が始まるけど日帰りだったらなんとか大丈夫なので行きますと返事したら、後日尾瀬の大薙沢に行きましょうと連絡が来た。
大薙沢は大清水から入る沢でナメが綺麗でそんなに難しく無さそう、ただし登山道が無いので沢を下降してこなくてはならない。日帰りが出来るといっても尾瀬なので前夜発で行かなければならず、車で沼田まで行き終電で来る小松さんを拾って道の駅で仮眠を取る。朝起きたら曇りで小雨が降っていた、大清水に向かう峠では霧が出ていて心配になったが大清水に着く頃には天気が回復したのでホッとする。
大清水から鬼怒沼に向かう林道を歩いて行くと30分で物見橋の所に着いてしまった、まだ時間が掛かるかと思っていたのでえっもう着いたの?とふたりできょとんとしてしまった。念のために少し先を偵察に行って間違いないと判ったので右に見える大薙沢に入渓しました。出合からすぐに深い淵をもったF1の滝、小松さん初めは滝の横を登っていきましたが逆層で手がかりも無さそうなので戻って右から巻いた。次に鉱山軌道が横切る深い淵、ここは左をへつりましたがへつりの苦手な私は滑ってドボンしそうに成り小松さんに引っ張り上げて貰った。あと二俣までは滝も無く河原歩きで二俣に到着、調べてみるとほとんどは左俣を登り右俣を下降してくる記録が多いですがナメは登る方が楽しいとのことで私達は右俣を登ります。
しばらくはゴーロ歩きでナメはちょっとか出てこない、記録にある長いナメはなかなかでて来なくてまさか埋まっちゃったのかなと心配になった頃3段12mの滝が出てきた。見た目脆そうですがホールドもスタンスも有り問題なく登れました。この滝の上からこれでもかとナメが続き、滑らないので歩きやすいこのナメは崩壊地まで続いていました。ナメが終わるといよいよ詰めに入る、ここからは沢形を左に取っていくと踏み跡が小さな支尾根に続いていて登り切ると四郎峠に出た、ヤブも無く思っていたよりあっけなく着いてしまった。尾根にはしっかりとした登山道が有っり、四郎峠という小さな看板と丸沼に続く登山道が下に伸びている。実は7月に丸沼から四郎沢を登り四郎岳に登る計画が有るのですが、今回大薙沢を登る事により、奇しくも稜線を挟んで両方から登る事になってこういう事ってなかなか無い。次の偵察を兼ねて丸沼方面を見ると笹藪が生い茂っていて藪漕ぎは大変そう少しルートを考えた方がいいかなと思った。
少し休んで下降点のコルを目指して燕巣方向に移動、一つピークを越して再びコルになった所が大薙沢左俣への下降点だ。下りる前に腹ごなしをして笹藪に突入、なんとなく踏み跡が有る感じですが傾斜も右俣よりは緩やかで50m位下りると沢の源頭に下りられた。下降もナメでこちらも滑らないナメなのでさくさくと下りられる。H1650m辺り地形図を見ると等高線が混んでいるところから滝が続く、まずは上から見ると下が見えない3段20mの滝は右の藪を下りる。途中から捲き道らしき踏み跡が有った、中段は左に移動して下りますがここが草付で登るには問題ないと思うが下るとなるとなんとも微妙、滑ると下まで行きそうなので懸垂で下りることにした。やはり恐いなと思ったらロープを出した方がいい、最後の7mスダレ状の滝は左のガレ場を下りられる。
滝を無事に下降した後は平坦に成り河原を下降していくと二俣に着いた、鉱山軌道のある淵は右の壁を登って軌道まで上がり下る。F1は登ったのと同じ所を下りるが登るより下りる方が恐かった。久しぶりの沢下降でしたがなんとか無事に下りられてホッとした。右俣にはほとんど滝が無く傾斜の緩いナメが続き、詰めは急斜面だがヤブは無し。左俣は途中に滝場があるが登るには問題なく詰めも緩いけど少々の藪漕ぎがある。どちらを登って下降するかはお好みでどうぞ。
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