嵐のあと 竹岡神山
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 199m
- 下り
- 202m
コースタイム
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 5:05
会社に行って残務をこなすのもよいが、天気がよさそうなので山へ行く方がよい。
というわけで、今月3日目の有給休暇を申請した。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:JR内房線 上総湊駅 |
写真
感想
前日までは丹沢に沢登りか、久々に奥多摩方面か、などと夢想していたが、
決定打がないまま翌朝を迎えてしまい、結局近場の鋸山へ行くことにした。
内房には共同で借りている倉庫があり、クラブハウスとして使っている。
その倉庫の屋根が、先日の台風により一部損壊したという話を聞いていた。
心配なので寄ってみると、仲間の一人が既に応急処置をしてくれていた。
電気も通じていたので、この辺では大きな被害がなかったのかな、と思った。
缶ビールを飲み、少しだけ海に出て、倉庫に入った砂を掃除して駅へ戻った。
浜金谷駅に到着、ロープウェイは運休中らしいが台風で損傷したのだろうか?
駅舎を出ると電源車の発電機が稼動していて、まだ電気が来てないのを知る。
駅前のほとんどのお店が休業、スーパーだけが店内が暗いまま商品を並べていた。
途中何台もの高所作業車、自衛隊のジープ、県警のパトカーなどとすれ違う。
ここはまだ台風15号の被災が進行している最中なんだ、とようやく認識した。
道端には瓦礫が積まれていて、屋根や壁にブルーシートを張った家が目立つ。
電線は垂れ下がって地面に着いたり、倒木などに絡みついたりしている。
ところどころで復旧工事をしている作業者を見るが、何しろ膨大な量である。
鋸山登山道も例に漏れず、倒木や落石などの危険があるので閉鎖されていた。
そんなでも入山する人はいるようで、登山道の先に若い男女の姿を見つけた。
帰りの電車の時間を調べると、まだ30分以上あるので港まで散歩してみる。
昨年立ち寄った古民家を利用した喫茶店は、屋根部分が吹き飛ばされていた。
フェリーポートに建つ比較的新しい建物の屋根も、捲れてひしゃげていた。
駐車場には自衛隊のトラックが並び、入浴支援のためのテントが張られていた。
信号は機能しているが、一帯が停電のままなので電源は発電機からとっている。
そんな光景を見て呆然としていたら、戻りの電車が出る時間を過ぎていた。
次の電車はまた一時間後になる、スマートフォンで近所の山を検索してみる。
竹岡の辺りに神山という小山があり、破線だが登山道らしき道も表記されている。
その山に登って上総湊駅から帰ろう、そう思って海岸線を北に向け歩き始めた。
道中も屋根を直している人や、庭の瓦礫を集めている人など目にした。
あいかわらず電気工事の作業車や、パトカー、自衛隊のトラックなど行き交う。
神山の登山口らしきところには来たが、どうにも明確な登山口が分からない。
脆い土壁にとりついて、危うい草木をホールドにして強引によじ登った。
一歩間違うと転げ落ちるので、ジャンダルムなどを直登するよりはるかに危ない。
山頂近くに出ると明確な登山道と合流したので、やはり登り口が違ったのだろう。
そのあとも倒木を避けるため、やむなく木登りを余儀なくされる場面もあった。
山頂は樹木に囲まれているが、木々の隙間から海を見ることができた。
下山は登りに比べ比較的簡単、最後の方は張られたロープが誘導してくれた。
古ぼけた神社に出て登山終了、かと思ったらそこから道路までがなかなか困難。
潮を被る岩を飛び、フナムシにおののき、橋によじのぼり、ようやく登山終了。
上総湊のあたりは電気が復旧しているようで、駅前の食堂も営業していた。
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