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Yamareco

記録ID: 203170
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ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

栂海新道の長栂(ながつが)山〜小滝から

2012年06月30日(土) [日帰り]
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GPS
14:30
距離
25.0km
登り
1,722m
下り
1,722m

コースタイム

発電所400〜中俣新道登山口545〜黒岩山下1015=1045〜黒岩山1100〜長栂山1900m1230=1245〜下山〜黒岩山下1330=1400〜登山口1650〜P1830
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
上信越道〜糸魚川〜小滝〜高浪池〜小滝川発電所 標高300m
コース状況/
危険箇所等
登山道手入れ遅くて、冬の倒木多い。
中俣登山口周辺は堰堤工事中。
上部稜線は残雪多い。
林道歩きが長い。
中俣小屋は、作業小屋みたいな感じ。
朝焼け林道から。なか右が目的黒岩山。
2012年06月30日 05:38撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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朝焼け林道から。なか右が目的黒岩山。
サワガニ山とか。
2012年06月30日 05:41撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/30 5:41
サワガニ山とか。
中俣登山道入り口。林道わき
2012年06月30日 06:04撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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中俣登山道入り口。林道わき
少し登って中俣小屋。オシャレなんだけど、作業小屋のようで、役に立っていない。
2012年06月30日 06:08撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/30 6:08
少し登って中俣小屋。オシャレなんだけど、作業小屋のようで、役に立っていない。
白菜のような水芭蕉
2012年06月30日 07:58撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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白菜のような水芭蕉
2012年06月30日 08:00撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年06月30日 08:50撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/30 8:50
犬ヶ岳。
2012年06月30日 09:14撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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犬ヶ岳。
黒岩山下の残雪
2012年06月30日 09:50撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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黒岩山下の残雪
残雪と、向こう明星山はでかい。
2012年06月30日 09:53撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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残雪と、向こう明星山はでかい。
イワカガミだけは分るが。
2012年06月30日 10:02撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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イワカガミだけは分るが。
こぶし
2012年06月30日 10:05撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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こぶし
長栂方面
2012年06月30日 10:13撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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長栂方面
2012年06月30日 10:23撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年06月30日 10:23撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年06月30日 11:11撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年06月30日 11:12撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2012年06月30日 11:16撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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焼山遠くに。
2012年06月30日 11:16撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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焼山遠くに。
主稜線と中俣新道合流標識
2012年06月30日 11:19撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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主稜線と中俣新道合流標識
シラネアオイさま
2012年06月30日 11:21撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6/30 11:21
シラネアオイさま
2012年06月30日 11:21撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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感想

グレートサミッツ国内編 30 栂海新道の長栂(ながつが)山〜小滝から
 白馬岳は後立山連峰の真ん中にある。南半分は白馬〜針ノ木であるが、北半分は白馬〜日本海。栂海(つがみ)新道と言われる。この栂海とは、猿倉の急峻な大雪渓や、岩稜帯からは信じられないのだが、豊かな緩傾斜に二重山稜、7月までの豊富な残雪雪田とお花畑、稜線に沢が流れて豊富な水。だからガスに撒かれれば行動はアウトで、しかもアプローチが不便な北アのチベットのようなところだ。最奥は、白馬〜雪倉〜朝日と続いた後の、長栂山と黒岩山である。そこへ下るのではなくて、上りに行く。きっといいことがあるだろうと、期待する。
 小滝へは、けっきょく上信越道の糸魚川経由が早いというわけで、東京から目指すには、剣岳へ行く覚悟がいる。しかも日帰りで。
 糸魚川平野の突き当たりが小滝で、そこには剣岳の2千mオーバーだけをコピペしてきたような、明星山が大きな視野で迫る。夜に通過すると気がつかないが、今回は夕方降りてきて、この山のデカサにまた驚いた。南壁の異様さも毎度だけど。
 一帯はフォッサマグナで、30年前に比べて道路も変わった。明星展望台はヒスイ展望台と言われるし、川沿いの道は閉鎖されて、高浪の池経由で入る。発電所からは、長い林道を歩く。
 小滝川をかなり歩いて、中俣新道を上る。標識があるから分かる。人通りも少ないし、まだ手入れされていなくて、冬の倒木もそのまま。赤ペンキがあるのに、不明なところが上り始めてすぐにあった。戻って上りなおして、まさか敗退したら情けない。
 それでも気を取り直せば、1100m当たりの平坦地ではたまに展望がある。右の犬ヶ岳とか、手前のサワガニ山なんて、行ったことないけどいつか行くだろうか。左の五輪山は道がないでしょ。稜線の樹林は、大量の降雪に耐えた広葉樹ばかりで、まだまだ新緑の季節だ。東京では30度でも、こちらは20度以下で、ヒンヤリしている。
 長い上りが続くけど、主稜線までは行こうねと、自分を励ます。今日は朝4時に出て、マックスで12時に折り返せば、まあ常識的な時間に戻れるかと、計算する。
 さらに1時間上ると、1500m辺りで、森林限界がくる。北アルプスの中でも最も降雪が多い地帯だ。夏を迎えた季節でも、虫が少ないし、風はさわやか。
 黒岩山の手前で、広い残雪と残雪からの小沢が水場になっている。雪の上に腰をおろして、ゼリーを氷で冷やして、アイスゼリー。ずっと前はこんな時に、粉ジュースだとか、小豆缶詰でかき氷にして食べたが、オヤジになると必ずしもそうではない。しかし、雪解け解凍のナチュラルウォーターは、何よりもうまい。しかも一人だ。
 稜線に上がって、間もなく黒岩山の頂上にでる。日本海方面は、もう痩せ尾根がつながって魅力半減。でも初雪山とか、青海黒姫岳とか、普段は馴染みがねえよ。剣方面は判別不能だけど、どうも僧ヶ岳のような気がする。
さてこの後どうするか。往復して下るにも、長栂山方面、稜線上部に広がる雪田を見るだけではどうにも悔しくて、一応長栂頂上目指して稜線を上がっていく。ルート全体の半分くらいは残雪のままだ。夏道がよく分からない。節約しながらぶら下げてきたソニーのナビを全開にして、2万5千図のルートを頼りに、なるべく忠実に雪田の上を歩いていく。ちょっと先の急斜面では、6本アイゼンも出す。ザラメが快晴でザクザクになって、懸命に歩いているつもりでも、夏時間よりも相当に遅い。どこまでいくのか。けっこう喉が渇く。
 長栂方面に1時間半ほど歩いて、頂上までの半分ほど上った。12時は過ぎた。ガイドには4時間と出ていて、見えるのにどれだけ遠いんだ。稜線に尾瀬ヶ原があるようだ。夏に登山するのは少なくて、高山植物をたくさん見たが、イワカガミだけは分かるが、あとはおいおい調べる。それにしても、今日は誰もいないし、よくぞこんな山奥へ、8時間も上った。
 時間切れと言うよりも、体力切れで、長栂山1900m敗退。機会があったらまた来よう。
 雪道の下りは上りよりもずっと早く、雪は得意だよ。その先急斜面の下りも、思ったほど苦にならずに、明るいうちに降りられた。
 管理林道をずるして入っている釣りの車がテント張っていたが、今日は登山者誰にも会わなかった。栂海の山は穏やかだ。

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