大日岳の稜線は最高の眺め。室堂のナナカマドに一体何が起こったのか?
- GPS
- 15:00
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,385m
- 下り
- 1,546m
天候 | 3日間とも最高の晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・大日平山荘→大日岳の途中の沢渡り。道を見失う可能性も。 ・大日岳→奥大日岳の、奥大日岳手前10分の場所、ロープをまたぐ必要あり。 |
その他周辺情報 | 大町温泉郷の薬師の湯: ネット画面提示の割引あり。700円→600円。 |
写真
感想
さて、今年の紅葉はどこに行こうか?
大日岳のルート歩いていないし、9月末なら室堂がきれいかもしれないと、今回のルートに決めました。
1日目:
夜行バスで富山入りし、電鉄富山から立山へ向かいます。予定通り電車出発前にコンビニで朝食を確保したはいいのですが、なんとトイレにサブザックを置いてきてしまった!
駅まで戻ってからきづいてあわてて取りに戻りましたが、あと10分遅かったらアウトだったかも・・・。
1時間ほど電車に揺られ、立山駅へ。駅で係員に「切符はお持ちですか?」と聞かれ、「いいえ」と答えると、「こちらにお並びください」と誘導され。
10分後には出発するバスに乗らないとまずいのですが、切符を買う客で長蛇の列。
しかも列がごちゃごちゃで、あとから来た客数名が列の前の方に(わかってか気づかずか)紛れ込むし・・・。
こりゃ間に合わないと思い、係員に事情を話すと「称名滝はあちらのバスです。(切符は不要で)降車時にお支払いください。」とのこと!!!
最初の係員の言葉に疑問もなく、誘導されてしまった。
最初の係員は、「室堂に行く客」と思って言葉がけしていたと思うけど、あれ(=「切符をお持ちですか」とだけ尋ねる)だと称名滝に行く客を困らせますがな。
ぼーっと室堂行の切符の列に並んだまま、あやうく乗り過ごすところだった!
その後すぐにすいているバスに乗り、予定通り称名滝へ。
牛の首までの急坂を越えたあたりからだんだん展望も開けてきます。大日平の木道歩きは快適。次第に大日平山荘あたりから雲に覆われてしまいました。
山と高原地図にある水場は、2074M〜2090Mあたりの沢をさします。水が染み出てすぐの場所ではないので、基本煮沸用と考えた方がよさそうです。
大日小屋到着時は、霧の中。
ただ、夕方になると霧も晴れ、夕日の沈むすばらしい雲海が見られました。
2日目も晴れ
朝は日の出時に大日岳付近で写真を撮り、小屋を出発したのは宿泊客の中で最後。でも今日は雷鳥平までだからあまり時間をきにせず写真が撮れます。
雷鳥平までの稜線は、自分的には非常に眺望の良い、お気に入りのコースとなりました。きっとベスト5に入ります。
(全体を俯瞰することのできる場所が好きで、弥陀ヶ原を見下ろしながら、一方で逆方向には剱岳がどどーんと鎮座し、立山に向かって稜線を歩くコースは最高でした!)
さて室堂に近づき、お目当ての紅葉を探すと、何か違う!
雷鳥平の周囲には縦一列にナナカマドなどが斜面に沿って生えているはずなのですが、あまり見当たらず。
赤や黄色に染まっているエリアがほとんどなく、くすんだ色ばかり・・・。
よーく見ると、ナナカマドの枝が枯れ落ちています。
葉っぱが、霜で焼けてしまったとかではなく、葉っぱが全部落ちてしまっている!
なぜ?
なぜ?
地獄谷の有毒ガスにやられてしまったか?
いずれにしろ、この周辺のナナカマドは今年は期待できないようです・・・。
雷鳥平は、たくさんのテントでいっぱい。80はありました。
2009年の同じ時期には20〜30くらいしかなかった記憶が・・。
でも広いので気になりません。
それに、紅葉はあまりなくても山の景色は雄大だし、温泉にもはいれるし、お気に入りのテント場です。
最近、テントの盗難があったのは残念ですが・・。
3日目も晴れ
夜は、満天の星空。天の川もはっきり。
放射冷却の影響か、氷点下になったようです。フライが凍り付いていました。
今日はここから一ノ越を経由して黒部平まで向かいます。
道が、なんとなく歩きやすくなったような・・。
昔の写真と比べると、斜面の箇所が整備され、階段状に歩きやすくなっていました。
そして一ノ越に行く手前で分岐し、室堂に戻れる道ができていました。
観光客向けの周回コースのようです。
雷鳥もいました。
一ノ越から先はほとんど人が通らないルート。
東一ノ越まで、ほとんど斜面のトラバースなのですが、ハイマツがたくさん生えています。いないかなー、と注意していたら、カサコソと音がするので見たら雷鳥さんいました。室堂周辺に比べ、数はすくないのかもしれません。
東一ノ越から下、タンボ平は、紅葉が始まると超絶景です。
一面が赤や黄色に染まるのですが、今年の見ごろは10月中旬以降になりそうです。
まだ、ほぼ緑でした。ただ、一部は赤や黄色の箇所もあり、撮りようによっては紅葉っぽく撮ることもできます。
1つ目の沢の対岸に、水が染み出ている場所があります。斜面からわき出たばかりなので、そのまま飲めると思います。タンボ平にはベンチなどは途中にないので、この場所が休憩に良いかと思います。
黒部平について、昼食。ここからはアルペンルートを観光客に交じって利用。トロリーバスは「電気バス」に名前が変わっていました。料金も、値上げされている・・・。ただ、荷物の超過重量料金はなくなったのかな?(そもそも、体重40kgの大人と100kgの大人が同じ料金なんだから、多少重いだけの荷物が別料金というのもなんだかなー、と思っていましたが)
大町温泉郷の薬師の湯で汗を流し、露天風呂につかるとほっとしました。気温もちょうどよく、日差しの秋の日差しでトンボがたくさん飛んでいるのどかな風景でした。
大町からは高速バスで新宿へ。遅れもなく、無事に到着。
めでたし、めでたし。
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