秋の西伊豆にいらっしゃいませ チャリレコ★函南ー韮山ー淡島ー大瀬崎ー戸田ー土肥ー松崎ー婆沙羅峠ー下田

2019年10月06日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 109km
• 登り: 1,829m
• 下り: 1,888m

コースタイム

久々の西伊豆海岸チャリサイ。風向きにもよるが西伊豆海岸の場合・下田から北上するより三島辺りから南下した方が楽ちんな気がしますね。
・・チャリダーの癖に楽ちんを求めるのは如何なものかとお考えのあなた!!
西伊豆の過酷さは”東京ー山梨”の国境越えより強烈ですね

JR東海・函南駅まで輪行
6:30函南（県136・県17）ー7:30淡島ー8:45大瀬崎ー9:30戸田ー10:45土肥（昼飯）11:05（国136）−11:40恋人岬ー12:00黄金崎クリスタルパーク（トイレ）ー堂ヶ島ー12:40松崎（県15）ー13:30婆沙羅峠（国414）ー14:10下田
伊豆急行・伊豆急下田駅から輪行帰宅

天候

秋晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自転車

行き：JR東海・函南駅まで輪行
帰り：伊豆急行・伊豆急下田駅から輪行帰宅

全線自転車を使用

コース状況／危険箇所等

恋人岬から堂ヶ島まで狭いトンネルが続くが降り基調なので問題なし。逆回りでは極力迂回路を選択するのが吉

写真

小田原の電車内からおはようございます!!

根府川 満腹するのは早杉です(;'∀')

6:30 函南駅下車。感想欄にもありますが6:30に函南着とは電車利用のアドバンテージは大きいです

正面の沼津アルプスを突破すれば駿河湾に出ます

平地の韮山周辺＆降り基調。まずは西伊豆と違い穏やかでいいです(爆)

後方の富士は隠れていますが愛鷹山バックの駿豆線

直進して沼津アルプスの南端を突破することに

ラブライブ号をやり過ごし。。

狩野川放水路に沿って沼ア突破

楽々駿河湾に抜けます。トンネル最高です!!

7:30 トンネルを抜けると淡島。・・よくよく見ると溶岩で構成されているようだ

らいばーハケーン!!

三の浦観光案内所ですが（＾＾；；

アニメイトか!? ここわw

けしからん!! 実にけしからん!! (;゜∀゜)

道のべのお茶の幟もラブライブ

平沢唯、なごみのバス停？

大瀬崎手前のヨット。秋の印象デス

漁船にダビデの星とはイスラエルの人!?（単なるデザイン被りでしょう

大瀬崎が見えてきました

沢山のダイビングの人が見えます

8:45 大瀬崎です。ここより道が過激になり自転車も見かけなくなります

峠を越えれば前に訪問した崖に寄りそう集落・井田です。淡水の明神池も見えてきました。

南側から見た井田集落。断崖に囲まれています

井田集落のライフライン、戸田が見えてきました

戸田も大瀬崎と同じように砂嘴（さし）に守られた良港です

9:30 戸田に着きました♪

戸田は沈没したロシアの黒船（ディアナ号）を復元した造船の町です。（江戸時代の話しです・汗）

さすが西伊豆、港内なのに水澄みすぎ!!

戸田（へだ）キタ!!? もっちタカアシ蟹だろうな!?

写真だけで（＞＜）スイマセン

タカアシ蟹のお面アートもあり

そして町を過ぎれば峠と海の絶景が待っている。

10:45 土肥の金山入り口。戸田から激坂を1時間ちょっと（爆）

金山（鉱山）は、儲け話より悲話がデフォ；；（感想欄参照）

10:50 土肥の昼ごはんは贅沢に（泣）

海岸線を恋人岬ー黄金崎方面を目指します

唯：相変わらずきっつそうな道だな。　俺様：ほっとけ!!

可愛らしいバス停 ∩(・ω・)∩

きたよきたよ!!

しかし次の集落へも峠越えなのだ

黄金崎（宇久須）。ガラスをテーマにした箱モノパークあり。東海バスの待合室もカワ(・∀・)イイ!!

古のガラスの町。向こうの宇久須の鉱山から集落にガラスの原料が運ばれたとか

広い売店にはガラス製品がずらり。江戸切子も並べられていましたよ（買わなかったけど；；）

安良里ー田子。奇岩はすべて溶岩だが、裏切らない伊豆の原風景だ

溶岩は裏山にも；；　怖ぇー

12:30 ようやく堂ヶ島に着いた!! 下車駅の函南から6時間経っている

堂ヶ島は夕陽が綺麗だという（未経験）

12:40 松崎入城。この時間なら余裕で下田行けるでしょう

松崎さんぽ。　養蚕農家でしょう

秋・昼下がりの松崎

松崎名主の依田家に寄り道（松崎大沢）

依田家には民営初の蒸気エンジン製糸場があり、この水が様々な役割を果たす

さぁ、婆沙羅峠から下田へ。写真はクヌギの植林群でシイタケ栽培の二次利用にされる

ここにきての峠攻略は中々堪える(苦笑　遠くに婆沙羅トンネルが見えてきた。

伊豆急下田駅。キンメ電車に輪行して帰ります。いやー疲れた

とりま展望席確保!!

女性運転手の展望席は初めてです。 進行!!

S字カーブ　減速!!

片瀬浜の絶景区間を走ります（稲取ー片瀬白田駅）

おお!! 新・踊り子号です（伊東駅）

終点熱海でキンメ下車、東海道線に乗り継ぎます。ありがとうございました

装備

個人装備

ロードレーサー+LOOKペダル（歩けない自転車靴）

感想

Honoca

■自身の過去の記録を読み返して
【チャリ・レコ】　伊豆半島は摩訶不思議!? はっきりいって謎だらけ!　★自宅ー小田原ー強羅ー箱根ー沼津ー大瀬崎ー戸田ー修善寺ー多賀から輪行 200キロ位　2015年03月28日(土)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-606807.html

この4年前の記録を見、今ではかなり伊豆半島への理解が深まった、、というのが正直な感想であると共に、電車輪行と言うアドバンテージがないことに驚く。何しろ自宅から自走し箱根越えから伊豆に入っていたのだから恐れ入る（もっとも以前は修善寺のレースは自走がデフォだったが）
4年前のものと今回のコースタイムと比較してみよう
------2015年03月28日(土) -----------
4:00自宅（R134）ー7:30小田原（久野林道）ー9:00強羅（R1）ー10:00箱根峠（R1）ー三島（R1）ー11:00沼津（県17）ー13:50戸田（県18）ー戸田峠（県18）ー15:00修善寺（県80）ー山伏峠（県80）ー17:30JR伊豆多賀
------2019年10月06日(日) -----------
JR東海・函南駅まで輪行
6:30函南（県136・県17）ー7:30淡島ー8:45大瀬崎ー9:30戸田ー10:45土肥（昼飯）11:05（国136）−11:40恋人岬ー12:00黄金崎クリスタルパーク（トイレ）ー堂ヶ島ー12:40松崎（県15）ー13:30婆沙羅峠（国414）ー14:10下田
伊豆急行・伊豆急下田駅から輪行帰宅
-----------------
行きの輪行で丹那トンネルを使うこと（箱根スルー）で、恐ろしい程のタイムアドヴァンテージを獲得していることが解る。
ただ過去の記録も、帰路は伊豆多賀から輪行を利用し帰宅しているが、輪行しなければ22時の帰宅となることに(;'∀')

もちろん、チャリで箱根を越えることは勇者の業でこういった名の峠を越えること自体は楽しいものです。
しかしその先に行こうという行程なら、箱根は障害物以外の何モノでもないし関東平野も迅速に突破したいですね。

■沼津アルプスと狩野川放水路
三島から修善寺までは傾斜も少ない中伊豆の下田街道。その両側に居並ぶ西や東の伊豆山麓。。東の相模湾に出るにも西の駿河湾に出るにもどこかしらで山脈に凸しなければならないし
まぁ下田街道も結局は天城を越える羽目に（・・盆地に似てる）駿河湾に出るには沼津アルプスの突破、もしくは迂回。
今日は狩野川放水路沿いに走るのですが川沿いだけに楽々で道も空いてる。
この放水路は大きな被害を出した狩野川台風を教訓に水害抑止のため人工開削され、この放水路のためのトンネルも穿たれている。

　浦祭聞けばアニメの聖地なり　　ほの香

■西伊豆の過酷
西伊豆も、沼津ー多比間のR414の混雑を避ければやたらとまったりしていて所謂ローディーも多い。
そして大瀬崎を過ぎると海岸線は過酷なアップダウンを始める。
ローディーとも擦れ違わなくなるが、青い駿河湾に加え交通量が激減するので旅系サイクリストには嬉しいコース。
単発的だがツーリングのオートバイが優勢になる。ナンバーは愛知・群馬と様々で、この人たち帰りは電車は使えないのだなと毎度驚愕しますね(;'∀')　※感想には個人差がありますw

　只一つ残る蟬なり鳴きにけり　　ほの香

■土肥金山
・家康時代の管理者・大久保石見守長安
徳川家康の家臣。八王子（後に横山）に8,000石の所領・実際には9万石を与えられていたという。長安は八王子宿（現・東京都八王子市）に陣屋を置き、宿場の建設を進め、浅川の氾濫を防ぐため土手を築いた。石見土手と呼ばれている。家康から全国の金銀山の統轄や、関東における交通網の整備、一里塚の建設などの一切を任されていたのである。現在知られる里程標、すなわち1里＝36町、1町＝60間、1間＝6尺という間尺を整えたのも長安である。
・長安の死後、彼が金を横領していたことが暴かれ、長安の子は蓄財の調査を拒否したため7人の男児は全員処刑された。
長安の遺体は墓より掘り起こされ駿府城下の安倍川の川原で斬首、晒し首にされた。

　螻蛄鳴くや閉金山のカップ麺　　ほの香
　浮子立つて波止をはなるる秋思かな　　ほの香

■一路下田へ　・・松崎から婆沙羅を越えて・・
西伊豆を南下して12:40に松崎着。途中遊ばなかったので割と早いがカラダは相当くたびれている。
かつて松崎は民営では初の蒸気エンジン製糸場が稼働した地域で、その技術リーダーには初期の官営富岡製糸場で学び帰郷した娘たち七人だった。
松崎・大沢の依田邸と隣接の製糸場跡に立ち寄りました

　鴨来たるいまは静かな絹の里　　ほの香

婆沙羅峠は西伊豆から下田街道に至る割と重要な街道だが、そもそも伊豆は大名行列が通ったわけでもなく西伊豆に行く人も少なく静けさを保っている。
ぴぃ!!という鹿の声。初めて聞きますが万葉の時代から秋の哀愁を感じさせる風物として歌に詠まれてきました。

　鹿鳴いて木々紅葉を急ぎけり　　ほの香

■至福のキンメトレイン
13:30 婆沙羅からは降りるのみ。下田まで16キロの道のりを40分で走ってしまった。途中駅の稲梓や蓮台寺から乗車するのがデフォですが、今日は先頭車両の展望席に座りたかったので始発駅の伊豆急下田まで来た訳です。

　車窓はやビールとギョーザ揃へ秋　　　ほの香

展望席を確保してみれば普段聞きなれているダミ声とは違う女性運転士。いつもですが展望席は運転士といわば一体。バスと似ていますが、運転士と接しにくい電車だけに緊張感があります。激坂の疲れも相まって充実すぎる一日でした。

　やはらかに指差呼称して伊豆は秋　　ほの香
　新涼やくれなゐ映ゆる運転台　　ほの香
　「進行」とやはらかなこゑ爽やかに　　ほの香


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