記録ID: 2053101
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ハイキング
八ヶ岳・蓼科
天狗岳。情趣豊かな北八ツ紅葉
2019年10月06日(日) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 08:26
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 834m
- 下り
- 859m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 8:27
8:01
23分
スタート地点
16:28
ゴール地点
この日曜日は、どうやら東日本はあまり天気がよくないようだ。雲の動き予想の流れる様子を見ていると、八ヶ岳あたりは、朝から夕方まで雨がなさそうだ。あわよくば晴れ間もあるかもしれない。他地域はほぼ全滅に近いように見受けられた。となれば、この地域以外は難しいだろうと。そう思ったら、誘っていると感じられてしまう、そういう困った性分なのだから仕方がない。
ということで、紅葉盛期の秋山ターゲットは北八ヶ岳に決まった。
ということで、紅葉盛期の秋山ターゲットは北八ヶ岳に決まった。
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
乾ききらない登山道は、滑りやすく、歩きにくい。時間がかかる。 とりわけ、下りは慎重に。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
普通ザック
軽量ダブルストック
軽量夏ズボン
Tシャツ
長ぞでシャツ
ショートカットシューズ
|
---|
感想
北八ヶ岳の紅葉を見るのはずいぶん久しぶりのように感じる、いや、長い時間にわたって受容するのは初めてかもしれない。天気自然の成り行きが、この地にいざなったとなれば、それに呼応するに如くはないだろう。
天気が心配だったが、なんとか一日中雨にあたらなくて済んだ。また午前中、山々は靄で被われ、どこもかしこも白っぽかったが、午後になると、抜けるときが増えた。その流れる合間から見える紅葉模様には驚かされることが多かった。
とりわけ、西天狗と東天狗の鞍部で、突如周囲の山々がその全景を現したときは、少々落胆気味だった全登山者のざわめきが、左右から反響し、静謐を保っていた空間が、いきなり歓喜に変わったように感じられたのは、自分だけではなかったようだ。すれ違う人が笑顔になり、朗らかに見えたのは、きっとそのおかげに違いない。
天狗の奥庭という場所付近で目にした紅葉は、実に素晴らしいもので、靄が抜けると眼前に出現する光景には、目を奪われた。立ち止まることを強要する眺めは、濃緑、黄色、オレンジの混交で、ハイマツや常緑林に点在する広葉樹がひときわ映えるという、味わい深い錦秋を見せていた。そこかしこの眺めがそうだったのだ。また再び靄が流れ始めると、色付き墨絵のように感じられることもしばしばだった。
北八ヶ岳、ここの秋は、派手さはないが、とても情趣に満ちていた。靄に包まれた曇り空でも見ておきたいそんな風情のある眺めがあちらこちらにあった。
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