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Yamareco

記録ID: 205656
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

蕎麦粒山~三つドッケ

2012年07月10日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
07:58
距離
15.7km
登り
1,496m
下り
1,282m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7:30川乗橋-9:00笙ノ岩山-10:20蕎麦粒山-
12:00一杯水避難小屋-13:00三つドッケ-
15:15東日原
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
笙ノ岩山の登り道途中付近で、オオスズメバチの襲来あり。
巣が大きくなる10月頃まで、この周辺はご注意ください。
川乗橋到着。今日も元気に行きましょ(*^^*)
2012年07月10日 07:19撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 7:19
川乗橋到着。今日も元気に行きましょ(*^^*)
林道を歩いて3分、ガードレールに道標。
2012年07月10日 07:22撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 7:22
林道を歩いて3分、ガードレールに道標。
林道の石垣上から道が付いています。
2012年07月10日 07:22撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 7:22
林道の石垣上から道が付いています。
いきなり急登。とりあえず順調。
2012年07月10日 07:24撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 7:24
いきなり急登。とりあえず順調。
林業の方々。彼らの多くの苦労により、森が再生して
います
2012年07月10日 07:52撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 7:52
林業の方々。彼らの多くの苦労により、森が再生して
います
植林を抜けると自然林。この先も自然林が豊富とのこと。楽しみです。
2012年07月10日 08:11撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 8:11
植林を抜けると自然林。この先も自然林が豊富とのこと。楽しみです。
東京市と書かれた三角点?
2012年07月10日 08:18撮影 by  SBM005SH, SHARP
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7/10 8:18
東京市と書かれた三角点?
うおお、立派なブナです。
2012年07月10日 08:51撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 8:51
うおお、立派なブナです。
こちらもブナ。ブナの巨木は予想もしていませんでした。
2012年07月10日 08:51撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 8:51
こちらもブナ。ブナの巨木は予想もしていませんでした。
松岩ノ頭付近から川苔山。いい感じです。
2012年07月10日 09:17撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 9:17
松岩ノ頭付近から川苔山。いい感じです。
鳥谷戸尾根はブナの巨木が多い自然林を携えています。歩きやすい快適な尾根です。
2012年07月10日 09:18撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 9:18
鳥谷戸尾根はブナの巨木が多い自然林を携えています。歩きやすい快適な尾根です。
こちらもブナ。
2012年07月10日 09:32撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 9:32
こちらもブナ。
これもブナ?何だか睨まれているような。
2012年07月10日 09:36撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 9:36
これもブナ?何だか睨まれているような。
蕎麦粒山到着(*^^*)
2012年07月10日 10:21撮影 by  SBM005SH, SHARP
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7/10 10:21
蕎麦粒山到着(*^^*)
遠方に川苔山が見えますね。
2012年07月10日 10:22撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 10:22
遠方に川苔山が見えますね。
さて、酉谷背稜を進みます。基本的にピークを全て巻く快適ルート。
2012年07月10日 10:37撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 10:37
さて、酉谷背稜を進みます。基本的にピークを全て巻く快適ルート。
秩父のブナについての説明。
2012年07月10日 10:42撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 10:42
秩父のブナについての説明。
仙元峠。埼玉側へ通じるのでしょうか。
2012年07月10日 10:42撮影 by  SBM005SH, SHARP
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7/10 10:42
仙元峠。埼玉側へ通じるのでしょうか。
ブナの巨木にコケがびっしり。
2012年07月10日 10:44撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 10:44
ブナの巨木にコケがびっしり。
これブナですね。
2012年07月10日 10:56撮影 by  SBM005SH, SHARP
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7/10 10:56
これブナですね。
一杯水到着。雨が続いていたせいか、水量はそこそこ。
2012年07月10日 11:30撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 11:30
一杯水到着。雨が続いていたせいか、水量はそこそこ。
ステンレスマグでがぶ飲み。冷たくておいしい!
2012年07月10日 11:32撮影 by  SBM005SH, SHARP
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7/10 11:32
ステンレスマグでがぶ飲み。冷たくておいしい!
遥か上方からホースが延びています。
2012年07月10日 11:33撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 11:33
遥か上方からホースが延びています。
一杯水避難小屋到着。ここでランチにします。
2012年07月10日 11:38撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 11:38
一杯水避難小屋到着。ここでランチにします。
昼食後に三つドッケへ。何だか開けていますよ。
2012年07月10日 12:52撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 12:52
昼食後に三つドッケへ。何だか開けていますよ。
おお!いい眺め(*^^*)
2012年07月10日 12:53撮影 by  SBM005SH, SHARP
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7/10 12:53
おお!いい眺め(*^^*)
さっきの蕎麦粒山がよく見えます。
2012年07月10日 12:57撮影 by  SBM005SH, SHARP
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7/10 12:57
さっきの蕎麦粒山がよく見えます。
天目山の標識が張り合うように。そんなにいらないよw
2012年07月10日 13:04撮影 by  SBM005SH, SHARP
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7/10 13:04
天目山の標識が張り合うように。そんなにいらないよw
三つドッケの標識は見るも無惨に。
2012年07月10日 13:04撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 13:04
三つドッケの標識は見るも無惨に。
さて帰りましょう。ヨコスズ尾根もブナや自然林が豊かですね。
2012年07月10日 13:39撮影 by  SBM005SH, SHARP
7/10 13:39
さて帰りましょう。ヨコスズ尾根もブナや自然林が豊かですね。
日原到着。道標に味がありますね。
2012年07月10日 15:10撮影 by  SBM005SH, SHARP
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7/10 15:10
日原到着。道標に味がありますね。
バス停到着。おつかれさまあ(*^^*)
2012年07月10日 15:16撮影 by  SBM005SH, SHARP
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7/10 15:16
バス停到着。おつかれさまあ(*^^*)

感想

酉谷背稜の蕎麦粒〜三つドッケが未踏破でしたので、
梅雨の晴れ間に期待を込めて、行ってみました。

ルートは川乗橋から鳥谷戸尾根を登り、背稜を経て一杯水、
三つドッケを周回してヨコスズ尾根から下山する定番ルート?
東京の最深部を周遊する、長めのハードコースですね。

朝7時前、奥多摩駅到着。
立川から乗って、1時間半近くかかります。
車内は人が少ないので、軽く朝食と仮眠。
奥多摩駅からのバスは7:02発。
平日ながら、数名のハイカーと共に、一路日原へ向かいます。

川乗橋で、1名のハイカーを残して全員下車。
私がGPSの準備をしている間に、みんな先へ行ってしまいました。
その後会うこともなかったので、川苔山に向かったようですね。

蕎麦粒山の道標に従い、鳥谷戸尾根へ。

地図を見て、最初と最後が急登だと知っていたので、出だしは体力温存。
のんびり稜線を進みます。
杉の植林は、丁度間伐を進めている最中でした。
傍らで、林業の方々がチェーンソーで作業をしていました。
ご苦労様です。

段々と自然林が多くなり、苔生した岩が目に付くようになります。

この辺りで……。

羽虫がかなり多かったのですが、
一際低音で目前を掠める、大きな虫。
チェーンソーの音にも似た、背筋の凍りつくあの羽音。



オオスズメバチ!!!!!


一昨年、川苔山でスズメバチの襲来を受けて以来、
トラウマになっています。
再び刺される恐怖。ショック反応の怖さ。
執拗に目の前を飛び回るオオスズメバチ。
恐らく斥候でしょう。明らかに、こちらを威嚇しています。
ただ、一体どこに巣があるのか、どうすれば刺激しないでやり過ごせるのか。
そんな事を考える余裕もありません。

ヤバい!!逃げたい!刺されたくない!

スイッチが入りました。
小走りで、急な尾根道を駆け上がります。
オオスズメバチは相変わらず、自分の周囲を回っています。
お願いもう来ないで〜〜〜(>_<)



どのくらい駆け上がったかわかりませんが、
スズメバチは振り切ったようでした。
息も絶え絶え、苦しいばかり。
体力を温存していたので、駆け上がる力はあったようですが、
既に足が棒のようになっています。
なかなか呼吸が落ち着きません。

でもとりあえず、刺されずに済みました。
ホッとしながらも、相変わらずハエやアブが周囲を飛び交い、
このトラウマを思い知らされます。
鈍い羽音にドキドキしながら、疲れ切った足で登り続けました。

笙ノ岩山を経て、緩やかな稜線。
途中、木々の開けた所から、川苔山が見えました。
スズメバチに刺された記憶が蘇ります。
まさに因縁です。

この襲来を避けるために、
ウェアの多くを赤揃えならぬ「白揃え」にしています。
以前刺された際は、レッグウォーマーの濃い紫部分を狙われました。
黒いところを、確実に狙ってきました。
白なら避けられると知り、
アームスリーブやウインドジャケット、ゲイターなど、
可能な限り、白にしています。
今回は、これが功を奏したのかも知れません。

棒のような足で、何とか蕎麦粒山へ。
狭い山頂ながら、川苔山が良く見えます。
ここがまた、アブだらけ。
羽虫だらけの山頂に、休息する気も失せました。
川苔山に嘲笑われているようにも思え、
早々に先へ向かいます。

酉谷背稜は、殆どのピークを踏まないので歩き易い道ですね。
周囲がセミの鳴き声で包まれます。
「ミョーキーンケケケケケケケ……」
調べてみたら、エゾハルゼミだそうです。
ブナ林に多く生息するそうですね。都会では聞く事のない鳴き声です。
アブはいるものの、気分はだいぶ落ち着きました。
木漏れ日の中、一杯水まで快適に進みます。

一杯水は、連日の雨のせいかしっかり水が出ていました。
ザックに付けたステンレスマグに、水を注ぎます。
あー冷たい!! おいしい水です。
一杯では勿体無い、二杯飲みました。
一杯なのに二杯とか、余計なことを考えながら。

非難小屋には、1グループが昼食中でした。
何やら手の込んだ料理を作っています。
テーブルの脇で相席し、こちらは手軽な食事。
リフィルのカップめん、ひるげ、コンビニおにぎり、お茶。
手短に済ませて、三つドッケへ。

藪の直登はこれもトラウマで、何となく嫌なので、
西の稜線から上りました。
途中、男性ハイカーとすれ違い。
どちらかいらしたのか聞きませんでしたが、
酉谷から来たとしたら、連泊でしょうか?

体力も回復し、軽く登って三つドッケ山頂。

羽虫の少ない快適な山頂でした。
周囲は、人為的に木が払われていて良く見渡せます。
気を切るなとの警告板もありました。
ガイドブックには、ここまでの眺望とは書かれてなかったような。
ちょっと複雑な思いですが。

それにしても、ガスが多いながらもすばらしい眺望です。
北は武甲山に大持山。あちらから眺めたのを思い出します。
先ほどの蕎麦粒山、向こうに川苔山、隣に本仁田山。
遠くに大岳山、雲のかかった御前山。
雄大な石尾根は鷹ノ巣山、七ツ石山と続きます。
雲取は、雲隠れ。
ちょっと見難いながら、酉谷山も確認。

全てが、懐かしいですね。

眺望は、広大な眺めだけではないですね。
幾つもの山を制覇していけば、こういう山並みこそ面白い。
そういうのがわかるようになって、
なるほど、富士が俗な山だとか、富士見の執着など、
それは単に「山を知らない」ということなんだとも悟れます。

高尾山は、丹沢に登ってからが面白い気がします。
同志や御坂の山々は、富士山に登ってからが楽しいかな。
大菩薩、金峰山、八ヶ岳、南アルプス。
低山の魅力は、そんなところにあるのかも知れませんね。

さて、非難小屋まで戻り、ヨコスズ尾根を下ります。
数名のハイカーが登ってこられました。
ヨコスズはなだらかな道で、三つドッケに登るには楽ですね。

三つドッケ。私はこの名のほうが好きです。
天目山は、秩父の領主が付けたような名前ですね。
三つドッケは、古く東人がそう呼んだと聞いたことがあります。
信仰の対象としての意味もあるでしょうか。
私はこちらを、大切にしたいですね。

15時ごろ、無事に日原到着。
生憎16時半までバスがありません。
バス停で一人、1時間。缶コーヒーを飲みながらのんびり。

色々あったけど、色々あるから、山登りは面白いんですよね。
スズメバチは怖かったですが、本当に刺されなくて良かった。
今度は、羽虫のいない時期に来よう(笑)

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