里山を行く-14《勝尾寺町石道〜東海自然歩道〜箕面滝》
- GPS
- 07:32
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 878m
- 下り
- 817m
コースタイム
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 7:33
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
〈阪急バス〉箕面高校前〜JR茨木駅 260円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〈道の状況〉 ・勝尾寺町石道・外院尾根登山道-問題なし ・東海自然歩道(勝尾寺〜箕面ビジターセンター)-問題なし ・明治の森箕面国定公園歩道(自然研究路2号線)-全面通行禁止 ・府道43号線(箕面滝大日駐車場〜ビジターセンター)-通行禁止 |
写真
感想
今週末も天気が崩れそう。
今日は晴れ、トレーニングを兼ねて近くの北摂の山を歩いてみようと思う。
北摂の箕面にある勝尾寺町石道から東海自然歩道を繋ぎ、箕面の滝を巡るコースを設定する。
JR茨木駅を出発し、いつも歩いている春日の三角点から小さな峠を越えて郡山集落に抜ける。ここから西国街道を西に「勝尾寺表参道起点の大鳥居」のある外院新家まで歩く。
ここに設置されている石柱が「36町石」です。
この鳥居を北に暫く歩くと「勝尾寺町石道外院尾根登山口」に到着する。
町石道といえば高野山の町石道を想いだします。
高野山麓の九度山から金剛峯寺の根本大塔へ通じる道で、その傍らには180基の石柱(町石)が並べられている。その距離は約20kmに及ぶ長い町石参詣道です。
この勝尾寺町石道は町石36基、約4kmと距離は短いものの町石建造年は1247年で日本最古の町石道です。由緒ある価値あるものとして国史跡の文化財に指定されています。
現存の町石は長い年月の風雪に耐え、刻まれた文字は判読が困難でした。
途中には水神信仰の「しらみ地蔵」や麓の村々の土地境界線の紛争を解決した八カ所の石蔵の遺構があります。
町石参道を歩くこと約1時間50分、目の前に大きな赤い山門が現れます。
「勝尾寺の山門」です。ここが「勝尾寺町石道の1町石」です。
「勝尾寺」を参拝します。
広い庭園を前に、ゆっくりと昼食を摂り休憩します。
暫くして山門を潜り本堂に向かいます。途中の石燈籠や階段横には沢山のダルマが奉納されています。
勝尾寺の草創は奈良末期に遡りますが、勝運の寺として信仰されて来ました。
「本堂」で祈願参拝した後、その奥にある法然上人の第五番霊場として存在する「二階堂」に向かいます。二階堂の裏に東海自然歩道に合流する登山道があると境内の人に教えていただいたので、最短の急坂を登ることにしました。
「東海自然歩道」の合流点を西に進みます。流石に東海自然歩道は広く整備されています。
大きな剥き出しの岩道を登り切ると平場に「開成皇子の墓」があります。そしてここが標高540mの「最勝ケ峰の山頂」になっています。
山頂を暫く下ると唐突に、山道の真ん中に「箕面の石・チャート岩石」と表示された緑色系の岩石で造られた方位盤が設置されています。
北摂山系特有の堆積岩のようです。
東海自然歩道を西進し「ぎふちょう橋」を通過すると間もなく「ビジターセンター」に到着します。ここが「東海自然歩道の西の起点」となります。
この一帯は「明治の森箕面国定公園」に指定されています。
幅5m、落差33mもある壮大な箕面の滝から森林を縫うような渓谷となっていて、一帯には980種もの植物や3,000種を超える昆虫が生息する。大阪府の貴重な自然の森です。
また、山々には自然観察やハイキングなどが楽しめる「自然研究路」が設置されています。
ビジターセンターから箕面滝へは「自然研究路3号線」から「2号線」を経由して百年橋に下ります。
2号線も昨年の台風で沢山の倒木や崖崩れで長い間、全面通行止めになっていましたが何とか通過することができました。この一帯は野生の猿が多く登山道で遭遇しますが危害を加えることはありませんでした。
大日駐車場を通過して「箕面滝」に到着します。「日本の滝百選」に選ばれた迫力のある美しい大滝です。大勢の観光客が訪れていました。
箕面の滝から箕面駅まで、2.8kmの滝道をゆっくり下ります。
更に箕面駅からR171号線の牧落交差点まで歩き、箕面高校バス停より約30分でJR茨木駅に到着しました。
ちょっぴり疲れましたが今日も無事、山歩きができました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する