鍋嵐(土山峠から周回)
- GPS
- 08:03
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,148m
- 下り
- 1,170m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 8:01
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
土山峠 15:56発 =(本厚木駅行き)= 本厚木駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一般登山道ではありません。 新しい倒木が少々、痩せ尾根多く、急登、道標や鎖・ロープ等の人工物の設置等は殆どありません。いろいろ難儀しました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
ツェルト
ストック
カメラ
ザックカバー
食器
ライター
ナイフ
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感想
気にはなっていたものの、なかなか単独行や登山初心者と行くには勇気がいり、いつも登っている方と行きたかったのが、大山三峰と宮ケ瀬湖の間にある、鍋嵐(なべわらし)、標高817mでした。と言うことで、記憶の奥にしまい込んでいた鍋を引っ張り出してくれたのが、奥穂高にご一緒した、Mさんからの「丹沢最後の秘境『鍋嵐』やせ尾根の連続なようです。」と言うつぶやきでした。計画を立てるのに少々難儀しました。黒岩から登るには結構急登で皆さん苦労されているようでした。楽しく行きたいと思い、、、見つけましたっ!ゴジラの背尾根とか何とか、、、これは、面白そうです。15号橋を渡って尾根を登り土山峠までの計画を立ててみました。ところが、15号橋は施錠されていて通れないとのこと、土山峠からの周回コースに変更しました。実はこの15号橋、前の週に自転車で様子を見に行ったのですが、宮ケ瀬からヤビツ峠への県道が、先の台風の影響のためズタズタで封鎖されており、基本、三叉路〜札掛間は人も通行止め、橋まで行くことができない状況でした。ただ、高畑山方面へは登れそうです。今回は難儀した区間もうまく吸収し、計画した時刻と+/-10分程度で各ポイントを辿ることができ、適当な計算も当たるようになってきたのかな〜と、小さな喜びを感じることが出来ました。
始発の宮ケ瀬行きバスに乗り土山峠のバス停で下車したのは、Mさんと私を含め4名程でした。林道(村道?)を、対岸の橋が濁った宮ケ瀬湖に移る姿を写真に収めたり紅葉を眺めたりしながら、ほぼ終点まで歩き、橋を渡った「至 県道70号線」を示す道標のところから山道に入りました。台風の影響でしょうか、新しい倒木があるのですが、水源保護林の整備の方が入っているようで、歩きやすくなっていました。入江に清らかな水が流れ込む壊れた橋の手前は、滑る斜面を設置されていたFixロープを頼りに入江の淵まで下りました。始めから洗礼を受けて難儀します。そこからしばらく上ると、尾根道に出て、ひたすら登ります。途中、尾根道が不明瞭になってきたところに倒木、左にまけばよかったのですが、右へトラバースして隣の尾根の鹿柵沿いにピークまで上がることになりました。予定ではこのピークを左からまく予定でした。ピークから下りていくと、左からのトラバース道に合流、もうひと踏ん張り登ります。そこからはあまり障害もなく、「土山峠=清川トンネル」を示した道標に着き、一服しました。安納芋の羊羹とお茶をいただき、ん〜、これはいいですね。糖分が体に回る感じがしました。折角なので通り抜けてみることにした清川トンネル(北端)へ下ります。尾根の突端に近くなったころ、道が二手に分かれています。さーどっちだ?計画ルートが左の方だったので、そちらを選択し、鹿柵のゲートをくぐります。トンネルどこだ?鹿柵を回り込んだはるか右下にコンクリートの白い入口を見つけることが出来ました。覚悟を決めて急斜面をズルズルとくだり、道へ降り立ちました。道は尾根の突端方面へ続いているように見え、先の分岐は右でも良かったかもしれません。先の尾根には新しい資材が置いてあったり、林道(村道?)に新しいタイヤの跡があったり、山には手を入れている感じがありました。トンネル内は何も突起物がないのか、自動車が通っておらず静かなせいか、声がとても響き、反響がすごかったです。また、動物の気配はないんですね。舗装されたコンクリートのような人工物の上を動物は歩かないのでしょうか。トンネルを抜け南端へ出てくると、広場がありました。そこから、紅葉が映る宮ケ瀬湖を眺めながら、しばらく歩きます。ハタチガ沢林道を左に見て橋を渡るとゴジラの背尾根の末端らしき場所が見つかりました。予定では、もう少し先まで歩いて、階段を上がる予定でいましたが、礼儀正しくほぼ末端から登ってみることにして、いざ!道路の法面に金網が張ってあるので、少し滑りましたが、尾根に敬意を表してできるだけ尾根の頭を歩くようにしてみました。沢が真っ直ぐ下に見えてドキッとしましたが、何とか鞍部を経由して再び登っていくと、計画していたルートの階段が右から合流して来ました。呼吸を整えて、ゆっくりと登り始めます。だんだん急になってきて、笑ってしまうほどの急登です。秋に咲くちっちゃな花を眺めたり、標高が高くなり周りに見えてくる紅葉の山肌を眺めたり、木の根の階段や一寸した岩を登り、宮ケ瀬湖も遠くまで景色が見えてきて1時間ほどで、677Pへ到着しました。二度目の大きな休憩。腰を下ろしメシを食らいます。おにぎり二個いただきました。さて、いよいよ目指すは、鍋嵐です。一旦下り、登ります。緩めの勾配ですが、大きな丸い石をよけたりしながら痩せた尾根を上り下りして登ります。また、この辺りは、右側の傾斜がきつく、左側の傾斜は比較的緩く感じました。ピークに到着するとそこは"Jピーク"とあり、左折します。鍋嵐が目の前に迫り急な斜面を下ると、何だこれはっ!壁のような急斜面が目の前に迫ります。木もあまり密集していないので、かなり踏ん張りながら、喘いで登っていくと、ポンッと山頂に到着しました。Mさんとハイタッチを交わして、記念撮影。後で考えると、木の標識を見つけられなかったな〜、相当つかれていたんですね(汗)。再び腰を下ろして湯を沸かし、日清食品のカップラーメン「日清 THE NOODLE TOKYO AFURI 冬限定 柚子塩らーめん まろ味」を食しました。たった今知ったのですが、11月4日新発売だったんですね。麺はストレートでスープは魚介系のにおいが強く、ほのかにゆずの香りがしました。インスタントラーメンは食べつけないので、最初、あまりおいしく感じないのですが、だんだん慣れて、美味しくいただきました。ごちそうさまでした。さて、気を抜かずに下りにかかりますが、いきなり急勾配を滑り降りる感じでした。ここは、登りも大変でしょう。そして、物見峠方面から来るときに方向を間違えやすい719Pへ、確かに直進(ちょい右)してしまいそうです。とにかく時々GPSアプリで現在地と進む方向を確認しながら進みました。能ノ爪(熊ノ爪が正しいの?)へ到着し、物見峠方面の右でなく左へ下っていきます。鹿柵沿いに歩いて、右へと書かれたところを右折し、597Pを目指します。こちらの尾根は鹿フェンスが痩せ尾根の上に立つ木に迫っており、何度か、狭いところを突破するか谷側にまく必要があり、落ちないように緊張しました。597Pはなだらかなピークでした、一旦下り登った大岩ノピークを左折します(背面に猿ヶ島の617.2Pを示す道標がありました)。そこからは、鹿柵の有刺鉄線が木に食い込んでいるような痩せ尾根になりました。軽い上り下りを繰り返して少し頑張る上りを登っていくと猿ヶ島へ到着し、三角点が目に飛び込んできました。バスの時間が気になりますが、お茶を飲んで一服し、心を落ち着かせます。ふと目をやると、土山峠バス停という道標が木にかけてありました。空はすっかり晴れ渡りましたが、日が斜めになってきました。歩きやすい道だったので、少しペースを上げて下って行きます。小ピークを右折して痩せ尾根を進み現れた小ピークを左折しようとしますが、なんと大きな倒木が道をふさいでいます。根の方から回りますが、地面がとても柔らかい!掴まるところもない!ザラザラと谷に小石をまき散らしながら、人なのか動物なのか分からない踏み跡をたどって、何とか通過できました。そこからは大きな障害なく尾根の末端へ、森林保守用の経路をたどって林道へ降り立ち、土山峠へバス時刻の10分余り前に無事帰ることができました。大勢の方がバスを利用されたのでしょう、なんとバスが2台連なってやってきました。バスには既に登山客が乗っておられましたが、まだ席は空いていて座ることが出来ました。煤ケ谷では乗客はいませんでしたが、飯山観音で大勢の登山客が乗りこんできました。良い天気でしたからね〜。R246との交差点で渋滞していて時間はかかりましたが、お店が開く17:00の少し前にちょうど良く本厚木駅へ滑り込み、地ビール(サンクトガーレン)の桃...を飲みにレストランへ。ガガ〜ン、売り切れでした。代わりに梨...で乾杯!ちょっと甘いけど、登山の疲れにいい感じでした。利きビール的に3 Grasses頂いて、、、お疲れさまでした!痩せ尾根、急登祭りで面白かったね。また、どんぐりとか少なそうだったけど、クマに会わなくてよかった。ホッ!
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