明星山 P6南壁フリースピリッツ
tanukigo
その他1人 
体力度について
- GPS
- 10:08
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 3,561m
- 下り
- 3,565m
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- 山行
- 10:09
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:09
| 天候 | 12日 曇りのち晴れ 13日 終日快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
核心ピッチ ウメボシ岩を乗り越しクライムダウンしながら右にトラバース
5Pのビレイ点と同じ高さでピッチを着る
11P バンドの取り付きには支点は確認出来なかった
12P（このピッチはルーファイミスにてトポとは異なったライン取りをしてしまった）写真はフォローのクライムダウンしながらのトラバース
正規のルートとを間違え恐らくJADEへ迷い込んだ模様
2
写真はフォローのクライムダウンしながらのトラバース
正規のルートとを間違え恐らくJADEへ迷い込んだ模様
ブッシュ混じりの岩場を左上に見えるスカイラインへ抜ければ登攀終了
装備
| 個人装備 |
50mダブル2本
アルパインヌンチャク10本
120スリング5本
60スリング4本
180スリング2本
カム＃0.5〜＃3
アナサジ
|
|---|
感想
暦の上では立冬を迎え、高峰の峰々は既に薄っすらと雪化粧を纏い冬山へ様相を変えつつも、里山では未だ力強く残る紅葉に晩秋と言う言葉が当てはまる中、昨年訪れた明星山。
その時は明星入門とされる左岩稜を登攀。帰路に南壁全体を一望し、次回は正面中央に引かれたルートを登攀したいという思いが沸々と沸き上がり、岩の弱点を突きつつ巧みにライン取りしながら登攀するフリースピリッツへ岩を楽しみに行ってきました。
アプローチの短い山行は普段なら夜行日帰りですが、今回は日程が調整出来た為2日間の日程を組み、1日目取り付きまでの偵察のち翌日に備えての休息。2日目登攀という日程を組みました。
12日 取り付きまでの偵察。展望台駐車場に着くと、前日からの降雨により本来石灰岩の為白い岩肌は、滴る水滴により真っ黒に変色。翌日の登攀に不安を抱きながらも取り付きまでの偵察へ下部に流れる小滝川まで降りフリースピリッツの取り付き点を探す。事前の調べにより迷う事無く取り付きを確認。しかしこの壁は翌日までに乾くのか？という程水が滴り、黒々とした壁に不安を抱きつつも展望台へ戻り翌日に備え早めの就寝。
13日 登攀日。日の出前に起床。満月に照らされ黒いシルエットに覆われた岩壁が威圧を発する中、展望台よりガチャなど全ての準備を整え取り付きへ向かいます。前日の調べによりスムーズに取り付きへ到着。取り付きから確認できる岩壁は前日よりは乾いているものの所々濡れ、核心部とされるウメボシ岩の有るチムニーは依然水滴が落ち岩壁を黒く染める中、途中敗退を視野に入れながら登攀開始。
（ ）内はチャレンジアルパインを引用
1P（40m �掘冒霽娶鬚犬蠅離丱鵐匹鮑絃紂Ｅイ�付き非常に悪く感じた
2P（20m ��⁻）引き続きバンド状を左上。泥が靴に纏わり着き非常に悪い
3P（��⁺ 30m）凹角と言うよりフレーク状にラインを取り右上気味に高度を上げる。出だしが悪く感じた。
4P（��⁺ 30m）凹状を少し登りスラブを下りトラバース区間は短いが染み出しが有非常に緊張する。トラバース後は簡単なバンドを右上しハング下まで。ここも出だしが悪く感じた。
5P（��⁻ 20m）左上するハングの下をハングに沿って左上しチムニー直下まで。染み出しが酷く非常に神経を使う
6P（��⁺ 15m）核心ピッチ。目前のウメボシ岩を乗越しスラブを下り気味にトラバース。核心が今回のピッチで一番濡れていたがビレイ点からウメボシ岩の乗越が近かった為、思いっ切って突っ込めた。
7P（��⁺ 30m）頭上のフレークを越え右上に見えるカンテを越えフェースを直上。
此処まで来ると一気に陽が当たり岩は乾き快適になる。
8P（��⁺ 40m）ハングの切れ目にラインを取りスラブを直上
9P（�后�30m）カンテの左裏に有る凹角へラインを取る。クラック伝いに登る為ホールドは少なくジャムを屈指しながら高度を上げる。凹角を抜ければガレを詰めブッシュ帯へ
10P（�供�20m）ルンゼ状のガレを渡り対岸の壁まで
11P（�掘�50m）右上するバンドを詰める。トポには�靴筏�載されていたが��⁻位に感じた。ランナウトし思いのほか嫌らしいピッチだった
12P（��⁻ 30m）トポにはカンテ右の垂璧を越え、〜〜と記載されているがルートが不明瞭。此処まで岩の弱点を突いてきたフリースピリッツにしては垂璧横に有る凹状を無視し攻撃的な垂璧にラインを取るのは不可解に感じ、凹状へラインを取る。此処は様々なルートが屈曲するのでルーファイに非常に神経を使う
13P【ルートを修正】恐らくJADEに迷い込んだのか小垂璧を越えると左10m程にパノラマトラバースの入口が確認出来る。左に下り気味にトラバースし正規ルートへ合流個人的には�犬離肇薀弌璽垢亡兇犬�
14P（�検�30m）高度感満点のトラバース
15P（��⁺ 40m）凹状のスラブからカンテを越えれば暖斜面へ突入。出だしの凹状が思いのほか嫌らしく感じた
16P（�掘銑検�60m）ブッシュ帯を上部のスカイライン目指し左上。ロープを引きずり50mで登攀終了点へ。
下山は頻繁に現れるテープに導かれ西面下降路へ。分かり難い踏み跡とテープに導かれ高度を下げて行き、陽の有る内に展望台まで降り立つ事が出来ました。
南壁正面壁を岩の弱点を突きながらルーファイを屈指しながら、NP主体で登攀するロングルートは登りごたえ有る好ルートでした。
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