絶壁縦走 小鹿野二子山
- GPS
- 06:32
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 753m
- 下り
- 758m
コースタイム
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
クライミング客用に林道を進むと股峠北側にも駐車場有。(今回は南側から登る。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から杉林は危険個所なし。沢沿いの道は台風の影響で非常に荒れている。 とくに林に出入りする土の部分は崩落個所多数。 沢沿いから尾根道に入ると安定し、股峠までは危険個所なし。 股峠から東岳根元までは落ち葉の踏み抜き、倒木で転倒のしやすい。 東岳一帯は踏み跡は明瞭。 西岳の一般コースも踏み跡明瞭。 縦走コースは当然危険だが、一般登山装備で注意して進めば問題なし。 西岳肩から股峠に戻る巻道はローソク岩へと至る上段コースと下段コースに分かれる部分は落石の危険あり。 |
その他周辺情報 | 薬師の湯600円に入浴。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
なかなか晴れなかった10月、しっとりとした紅葉が抜群であったが、やはり陽光に輝く紅葉も見たいということで、秩父の低山で遅めの紅葉を楽しもうと突発的に企画。
短めのコースながら、かなりの緊張感が楽しめる、スリル満点の小鹿野二子山に挑戦。
最初は台風の傷跡が残る沢沿いの荒れた道を進む、やはり沢沿いは水が着く分、えぐられた登山道やゴロゴロと岩が転がった跡に胸が痛む。股峠に続く尾根道に入ると、谷間にも太陽の光が注がれ始め、杉林も抜けることで、赤黄色の紅葉が光はじめる。
股峠はクライマーたちでにぎわい、岩峰であることを改めて認識。まずウォームアップで踏み跡明瞭の東岳に進む。途中鎖の岩盤トラバースがあり、ヒヤリとするも、すぐに眺望が開け、出現する西岳の威容のほうにより圧倒される。短時間ながら緊張感のある尾根歩きののちまず東岳を登頂。低木があり見通しがいまいちなので、事前情報にあった少し進んだところにある展望所で昼食。緑と紅葉に色づく両神山や遠くに見える武甲山といった秩父の名峰が一望できる。この時間帯はやや逆光気味ではあるが。北に目を向ければ西上州の山深さも堪能できる。伐採で山肌があらわになっている部分があり少し荒涼としたところもみえる。
股峠に戻り、いよいよ西岳へ。一般向けの巻道は踏み跡明瞭で山頂までは危険個所はない。しかし山頂からの縦走コースがすさまじい。アルプスを彷彿とさせる岩稜を進んでいくが、低木があることが、なかなか進みづらい。また石灰岩であることがまた滑りやすい。その分水による亀裂が多く、ホールド箇所は多いのであるが、数か所トラバースがあり緊張する。西岳は3つ鋭鋒が続くが、中央峰と呼ばれる広めの峰を越えると比較的歩きやすくなり、最後の根元というか肩に降りる所は斜度がきついが、比較的に安全・安心に進める。途中ミニチュアのような石灰鉱山や林道、振り返ると威容を誇る西岳、ズドーンとおちる絶壁の高度感、怖がればきりがない、緊張感を楽しんだ者勝ちである。
股峠方向に戻る巻道は快適であるが、落石には注意したい。途中クライミングポイントを通過するが、クライマーでにぎわっていた。そっち方面には最高のポイントであろう。股峠から戻る道は西日によって今日一番の紅葉がきらめき、そうだった、今日は紅葉を見に来たんだと改めてその美しさに目を奪われる。絶壁の緊張からの解放もあり、本当に晴れてよかったと天気にも感謝。
紅葉が遅れているとのことであったが、1000m台の前半や3桁の山はこれからピークを迎えそうだ。今年は紅葉前半が天気に恵まれなかった分、後半でしっかりと移り行く秋を堪能できた。
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