小無間、大無間、朝日岳縦走
- GPS
- 33:10
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 2,665m
- 下り
- 2,930m
コースタイム
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 7:34
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 9:41
天候 | 11/16 晴れ、11/17 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
寸又峡駐車場は第一駐車場は無料 (その他は500円/日) 入山口は諏訪神社に駐車 (てしゃまんくの里に止めると怒られるそうです) |
コース状況/ 危険箇所等 |
入山口〜P4(小無間小屋):特に問題なし、長い樹林の登り P4〜P1:危険個所はないが急なアップダウンの繰り返しで体力が削られる P1〜小無間山:核心部のルンゼは10m程だが足元がもろく非常に滑りやすい。ロープはあるものの劣化しており体重をかける気にはなれない。登りは何とかバランスをとっていけるが、下りは30m程のロープを持参した方がよいと感じた。また、文字通り常に崩れており、落石の音がやむことはなかった。いつまで通れるのやら。。。 小無間山〜大無間山:特に問題なし。 大無間山〜三隅池:踏み跡はほとんどない。地形的にも読図が難しいので注意が必要。三隅池は窪地で風もなく良いテント場だった。ただ、割れた瓶が散乱している 三隅池〜三方嶺:踏み跡は鹿の道しかないが、特に問題なし 三方嶺〜三方窪:踏み跡はない。三方窪への下りが地形的に読図が難しい。注意が必要。 三方窪〜お立台下降点:林業の小屋があるなど、意外に歩かれている。踏み跡もあり地形も明瞭。 お立台下降点〜朝日岳:この間も踏み跡があり歩きやすいが、やせ尾根で狭いので滑落注意。一部藪漕ぎあり。 朝日岳〜寸又峡:朝日岳の山頂部は道が分かりにくいがそれ以外は一般道なので問題ない。ただし、猿並橋(一番下)まではかなりの急坂なので、滑落に注意が必要。 |
その他周辺情報 | 特に入浴及び食事しなかったが、温泉としては寸又峡の美女づくりの湯か接阻峡温泉会館がよさそう。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25000地形図
ガイド地図
コンパス
筆記具
ライター
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
ファーストエイドキット
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
スパッツ
手袋
ストック
ビニール袋
替え衣類
入浴道具
シュラフ
ザックカバー
クマよけ鈴
食器
箸
スプーン
コップ
時計
日焼け止め
非常食
虫除け
カメラ
サンダル
ヘルメット
軽アイゼン
シュラフマット
サングラス
歯ブラシ
登山靴
ケータイ用バッテリー
|
---|---|
共同装備 |
テント
ガスヘッド
ガス缶
コンロ台
コッヘル (1L)
軍手
炊事用水(2+2L)
テント内銀マット
|
感想
前から気になっていた小無間、大無間に行ってきた。
ピストンはつまらないし、大根沢を通って1周するのも良かったが、せっかくなら寸又峡まで縦走したいと思いこのルートにした。また、お立台下降点から朝日岳までヤマレコで記録がなかったのもこのルートにした理由だった。
今回の山行は2台体制でないと成り立たないため、いろいろと声をかけたがTYさんが一緒に行ってくれることになり実現できた。バリエーションで行程もきついためTYさんしかいないと思っていたので、本当にありがたい。
この山域は水場がないため、各自4Lの水(炊事+2日目行動用)を担いでの山行なので、初日はなかなかハードだった。
入山口から大無間までは比較的歩かれているため、特にトレースを追っていけばよい。ただ、P4の小屋を過ぎると各ピークの急坂アップダウンで体力が削られた。また、P1と小無間の間のコルの崩落地は聞いていた通り崩落が進んでおり、登りはよいが下りはかなり危険と感じた。文字通り岩の崩れる音がやまない場所で、こんなところは初めてだった。
小無間〜大無間は地味に上り下りがあるが急坂もなく大無間まで至ることができる。大無間は木に囲まれ特に眺望はないが、テン場としては広いので良さそう。ただ、風がもろにあたるので初日にここで幕営していたら、まともに寝れなかったと思う。
大無間からは急にトレースが薄くなり、すぐ見失った。鹿の獣道も縦横無尽に走っており、三隅池の下降は完全に地図とコンパスで降りた。ここがルート上で一番迷いやすいかな。三隅池は小ピークの窪地にあり、かつての山人が置いて行った酒の瓶が散乱していた。周辺は風もふかず、苔むした地面がちょうどふかふかのベッドとなるので幕営を決めた。
夜は爆風が吹いてものすごい音がしていたが、テン場はほとんど吹かなかったためよく寝れた。朝になると嘘のように風がやみ、空も快晴で絶好の登山日和だ。
出発する頃、2人組パーティーと出会ったが、三方嶺で彼らは大根沢の方に進んでいった。結局この日あったのは彼らだけだった。三隅池から三方窪先の営林小屋までのルートにまともなトレースはなく、獣道がところどころについているだけだった。ただ、明瞭な尾根であるため、三方窪までの下り以外は読図的に難しいところはない。
営林小屋を過ぎると、作業で使っていたためか割とトレースがはっきりしており、それは朝日岳まで続いていた。記録がないので藪漕ぎを覚悟していたが、ちょっと拍子抜けだった。お立台下降点から朝日までは結構なやせ尾根で気を付けないと滑落の危険があると感じた。
朝日岳まで来るとあとは一般道なので、ルート的な難しさはないが山頂からのルートがちょっと分かりにくいのと、下まで一気に高度を落とす急峻なルートなので、体力的にハードで滑落への注意も必要と感じた。
下に降りたとき、黒法師をめぐってこれから大無間まで行こうとしている単独の女性と会ったが、荷物も少なそうだったし水場もないルートで彼女は大丈夫だったろうか。
寸又峡では時間があったので、夢のつり橋を文字通り見にだけ言ったが、60分待ちに興ざめして渡らずに戻ってきた。紅葉もまあまあだったので、遠目でも有名な橋を見れたのでよしとする。
なかなか時間が取れない昨今のため、おそらく今回が今年の最後の山行となりそうだが、最後にTYさんと骨のある山行に行けてよかった。
次は水の荷揚げがない冬にでも来よう。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する