火打山 2462m
コースタイム
5:30 7:05 7:20 8:30
十二曲り―黒沢池分岐―高谷池ヒュッテ―火打山―高谷池ヒュッテ(泊)
9:30 10:48 11:40 12:30 14:15 16:00
天候 | 曇り、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年10月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今日は火打山だ。笹ヶ峰までは車だが、2時間はかかるだろう、という。泊まりは高谷池ヒュッテだから、標高2100mのそこまでは行かねばならぬ。 幸い早く目が覚めたので、準備して5:30カウンターに行く。弁当がまだできていない、と主人が恐縮したが、それはこちらの責任だ。一昨日、6:00出発と約束していたのだ。 林の中の坂道を下って平地に出ると、白馬駅の向こうの山の上の空が朝焼けで綺麗だ。 天気が心配だ。 昨日と同じ道を小谷温泉へ。ここで昨日確認しておいた三叉路を右折。少し下って、すぐ登りとなる。やがて舗装が切れて砂利道となる。小谷温泉の対岸の山の中腹を、トラバース気味に登って行く。右手は崖で、下は深い谷である。 やがて林の中に入り、砂利道としては走り易い平坦な道がうねうねと続く。対向車も、追い越して行く車も無く、全く静かなドライブだ。 対向車が来たので左に寄せて擦れ違う。高年のカップルが乗っている。窓を開けて訊く。笹ヶ峰は「この先で舗装になって、それからすぐですよ」と。 暫らく行くと、言われた通り、笹ヶ峰の看板が立っていて、右手にレストハウス、左手に広い駐車場がある。既に略満杯で、30台ぐらい停まっている。奥の方が登山口で、そこに門のような建物がある。そこの前の角が空いていたのでそこに停める。 準備して登りにかかる。今夜は山小屋泊まりだからザックが重い。 門をくぐって行くと、すぐ木道が続いている。今日は体も重い。若いカップルが大声で話しながら登って行く。話題はインターネットのようだ。 高年カップル(Aさん)と前後しながら登る。二人とも全くおおらかで、行ける所まで行こう、という感じである。主人は70歳、体調を崩し、山は4,5年ぶりだという。 木道の傾斜がきつくなると休む回数が多くなる。 沢に出る。吊橋が架かっている。黒沢橋だ。先行した若いカップルが橋の袂で休んでいる。Aさんも河原で休んでいる。 僕は休みながら登ってきたので、素通りして行く。道は細くなり、傾斜も急になる。喘ぎながら登って行く。幾つものグループやソロの人が下ってくる。 ガイドブックによれば、富士見平まで急坂が続くのだ。 降りて来る人に訊く。「富士見平はまだですか」。「もうすぐ十二曲り。そこからがまた急だから・・・」と。 十二曲りに着くと、5,6人のパーテイが休んでいる。写真だけ撮って登って行く。 雨がぽつぽつと落ちてきた。 覚悟していたためか、思っていたより早く富士見平の黒沢池分岐に着く。狭い場所に多くの人が休んで、雨具を出して着ている。雨がやや強くなったのだ。 僕はここも写真を撮るだけで素通りする。道は平坦になる。 もうすぐだから雨具を出さない、と決めていたが、雨が本降りとなってきた。雨具を上下とも出して着る。やがて前左方が開け、湿原の様相となる。 間もなく鋭い三角屋根が現れる。高谷池ヒュッテだ。ヒュッテの軒下に大勢が屯している。火打山に行って来たか、これから登る人たちだろう。 受付を済ませ部屋へ。割り当てられたのは3Fで、上り下りに不便だし狭くて、布団を向かい合わせに敷くと互いに頭がつかえる。 背筋を伸ばして一休み。雨が小降りになったので、今日のうちに火打山に登って来ることにする。 雨具を着て、食料、飲み物を少々とカメラだけ持って出発。高谷池の縁を通り、ゴロ石の道を上り少し高い原っぱに出る。木道が続いている。緩やかに登って行くと、「天狗の庭」の看板がある。右前方に広い湿原が広がっている。先の方はガスでよく見えないが、その向うが火打山のようだ。多くの人が木道を行き、あるいは帰ってくる。 木道を延々と歩いて潅木の中に入り、登り坂となる。暫らく行くと尾根に出る。風が強い。 やがて雷鳥平。見上げると急な坂道が続いている。頂上直下のようだ。 登って行くにつれて風が強くなり、突風がきた時は、杖でやっと支えるほどだ。 最後の一喘ぎで山頂に着く。ガスが濃くて何も見ることはできない。 山頂を表す木柱があり、ケルンが積んである。風が強いので早々に下山。 高谷池ヒュッテに帰り着く。 トイレは完全別棟。雨の中、備え付けの長靴と傘を借りて行く。バイオ式なので、紙は備え付けのビニール袋に入れて持ち帰る。洗面などの水場も外で100mぐらい離れている。 夕食が変わっている。長四角い皿に、真ん中にご飯を取り、その両側にカレーとハヤシを、セルフで必要なだけとるのだ。 夜になって雨が強くなり、明日の予報も雨、曇りだ。 今日のうちに、火打山に登れたのは幸だった。 |
写真
感想
今日は火打山だ。笹ヶ峰までは車だが、2時間はかかるだろう、という。泊まりは高谷池ヒュッテだから、標高2100mのそこまでは行かねばならぬ。
幸い早く目が覚めたので、準備して5:30カウンターに行く。弁当がまだできていない、と主人が恐縮したが、それはこちらの責任だ。一昨日、6:00出発と約束していたのだ。
林の中の坂道を下って平地に出ると、白馬駅の向こうの山の上の空が朝焼けで綺麗だ。天気が心配だ。
昨日と同じ道を小谷温泉へ。ここで昨日確認しておいた三叉路を右折。少し下って、すぐ登りとなる。やがて舗装が切れて砂利道となる。小谷温泉の対岸の山の中腹を、トラバース気味に登って行く。右手は崖で、左下は深い谷である。
やがて林の中に入り、砂利道としては走り易い平坦な道がうねうねと続く。対向車も、追い越して行く車も無く、全く静かなドライブだ。
対向車が来たので左に寄せて擦れ違う。高年のカップルが乗っている。窓を開けて訊く。笹ヶ峰は「この先で舗装になって、それからすぐですよ」と。
暫らく行くと、言われた通り、笹ヶ峰の看板が立っていて、右手にレストハウス、左手に広い駐車場がある。既に略満杯で、30台ぐらい停まっている。奥の方が登山口で、そこに門のような建物がある。そこの前の角が空いていたのでそこに停める。
準備して登りにかかる。今夜は山小屋泊まりだからザックが重い。
門をくぐって行くと、すぐ木道が続いている。今日は体も重い。若いカップルが大声で話しながら登って行く。話題はインターネットのようだ。
高年カップル(Aさん)と前後しながら登る。二人とも全くおおらかで、行ける所まで行こう、という感じである。主人は70歳、体調を崩し、山は4,5年ぶりだという。
木道の傾斜がきつくなると休む回数が多くなる。
沢に出る。吊橋が架かっている。黒沢橋だ。先行した若いカップルが橋の袂で休んでいる。Aさんも河原で休んでいる。
僕は休みながら登ってきたので、素通りして行く。道は細くなり、傾斜も急になる。喘ぎながら登って行く。幾つものグループやソロの人が下ってくる。
ガイドブックによれば、富士見平まで急坂が続くのだ。
降りて来る人に訊く。「富士見平はまだですか」。「もうすぐ十二曲り。そこからがまた急だから・・・」と。
十二曲りに着くと、5,6人のパーテイが休んでいる。写真だけ撮って登って行く。
雨がぽつぽつと落ちてきた。
覚悟していたためか、思っていたより早く富士見平の黒沢池分岐に着く。狭い場所に多くの人が休んで、雨具を出して着ている。雨がやや強くなったのだ。
僕はここも写真を撮るだけで素通りする。道は平坦になる。
もうすぐだから雨具を出さない、と決めていたが、雨が本降りとなってきた。雨具を上下とも出して着る。やがて前左方が開け、湿原の様相となる。
間もなく鋭い三角屋根が現れる。高谷池ヒュッテだ。ヒュッテの軒下に大勢が屯している。火打山に行って来たか、これから登る人たちだろう。
受付を済ませ部屋へ。割り当てられたのは3Fで、上り下りに不便だし狭くて、布団を向かい合わせに敷くと互いに頭がつかえる。
背筋を伸ばして一休み。雨が小降りになったので、今日のうちに火打山に登って来ることにする。
雨具を着て、食料、飲み物を少々とカメラだけ持って出発。高谷池の縁を通り、ゴロ石の道を上り少し高い原っぱに出る。木道が続いている。緩やかに登って行くと、「天狗の庭」の看板がある。右前方に広い湿原が広がっている。先の方はガスでよく見えないが、その向うが火打山のようだ。多くの人が木道を行き、あるいは帰ってくる。
木道を延々と歩いて潅木の中に入り、登り坂となる。暫らく行くと尾根に出る。風が強い。
やがて雷鳥平。見上げると急な坂道が続いている。頂上直下のようだ。
登って行くにつれて風が強くなり、突風がきた時は、杖でやっと支えるほどだ。
最後の一喘ぎで山頂に着く。ガスが濃くて何も見ることはできない。
山頂を表す木柱があり、ケルンが積んである。風が強いので早々に下山。
高谷池ヒュッテに帰り着く。
日打山高谷池畔に帰りきぬ テント3つ4つ三角の屋根
トイレは完全別棟。雨の中、備え付けの長靴と傘を借りて行く。バイオ式なので、紙は備え付けのビニール袋に入れて持ち帰る。洗面などの水場も外で100mぐらい離れている。
夕食が変わっている。長四角い皿に、真ん中にご飯を取り、その両側にカレーとハヤシを、セルフで必要なだけとるのだ。
夜になって雨が強くなり、明日の予報も雨、曇りだ。
今日のうちに、火打山に登れたのは幸だった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する