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記録ID: 2197542
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雪山ハイキング
飯豊山

【薮山レコ】鳥坂峰(奥胎内)

2020年01月27日(月) [日帰り]
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GPS
07:29
距離
21.2km
登り
1,023m
下り
1,019m

コースタイム

日帰り
山行
6:29
休憩
0:59
合計
7:28
6:00
65
胎内第二発電所
7:05
7:13
102
コモド橋
8:55
9:00
40
777m
9:40
9:42
18
鳥坂峰
10:00
10:22
6
970m
10:28
10:36
9
950m
10:45
10:47
88
鳥坂峰
12:15
12:17
13
コモド橋
12:30
12:32
13
胎内川ダム
12:45
12:53
35
コモド橋
13:28
胎内第二発電所
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2020年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
胎内第二発電所から先は冬季閉鎖中、その先は自転車と徒歩で進む。暖冬の影響でコモド橋までは路面の積雪は僅かだが部分的な凍結が多く気が抜けない。
ゲートを通過後、しばらく自転車で走行できるが胎内第一発電所を過ぎて道幅が狭く急勾配になると路面の凍結が始まる。自転車を押して歩くが滑り止めなしでは怖い。
ゲートを通過後、しばらく自転車で走行できるが胎内第一発電所を過ぎて道幅が狭く急勾配になると路面の凍結が始まる。自転車を押して歩くが滑り止めなしでは怖い。
小沢が路面を横断している区間、水流の前後が凍結。
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小沢が路面を横断している区間、水流の前後が凍結。
北側斜面を回り込む区間で積雪が現れ始める。
北側斜面を回り込む区間で積雪が現れ始める。
南側斜面を回り込む区間は概ね積雪はなく乾燥。コモド橋直前。
南側斜面を回り込む区間は概ね積雪はなく乾燥。コモド橋直前。
コモド橋と奥胎内トンネル。このトンネルの上を通過している鳥坂峰北西尾根を登る予定。
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コモド橋と奥胎内トンネル。このトンネルの上を通過している鳥坂峰北西尾根を登る予定。
右岸沿いを150m進んでからコモンド沢を渡渉し対岸へ。
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右岸沿いを150m進んでからコモンド沢を渡渉し対岸へ。
比較的緩やかな斜面に取付き鳥坂峰北西尾根に上がる
比較的緩やかな斜面に取付き鳥坂峰北西尾根に上がる
尾根上は刈り払いされ踏み跡あり、急登部にはロープまで設置。積雪はまだら。
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尾根上は刈り払いされ踏み跡あり、急登部にはロープまで設置。積雪はまだら。
踏み跡は標高500m付近の鉄塔まで付いていた。
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踏み跡は標高500m付近の鉄塔まで付いていた。
鉄塔を過ぎて北方向展望。コモンド沢を挟んでコモンドノ長峰(尾根)が対峙する。
鉄塔を過ぎて北方向展望。コモンド沢を挟んでコモンドノ長峰(尾根)が対峙する。
鉄塔を過ぎると徐々に積雪が現れ少し薮っぽくなる。
鉄塔を過ぎると徐々に積雪が現れ少し薮っぽくなる。
切り付けは随所に見られる
切り付けは随所に見られる
コモンドノ長峰でV字型にくびれている鞍部、「ウドノクビレ」が確認できる。近くを沢が流れマタギや山菜採りの良き休憩地。
コモンドノ長峰でV字型にくびれている鞍部、「ウドノクビレ」が確認できる。近くを沢が流れマタギや山菜採りの良き休憩地。
中央の尾根合流部が777m峰。鳥坂峰は左上方向。
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中央の尾根合流部が777m峰。鳥坂峰は左上方向。
右下を見下ろすと胎内川ダムが見える。ダムの後ろは風倉山。
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右下を見下ろすと胎内川ダムが見える。ダムの後ろは風倉山。
コブ状の777m峰に到着
コブ状の777m峰に到着
777m付近から南方向の展望、右より黒石山〜二王子岳〜桝取倉山〜ヤンゲン峰
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777m付近から南方向の展望、右より黒石山〜二王子岳〜桝取倉山〜ヤンゲン峰
二王子岳アップ
鳥坂峰へ続く北西尾根
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鳥坂峰へ続く北西尾根
山頂が近づいてくると勾配は緩やかになりブナ林が増えてくる
山頂が近づいてくると勾配は緩やかになりブナ林が増えてくる
山頂直下より北西方向、コモンド沢源頭部。
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山頂直下より北西方向、コモンド沢源頭部。
鳥坂峰山頂。三角点や鉄の工作物は雪の下。
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鳥坂峰山頂。三角点や鉄の工作物は雪の下。
山頂より北、黒手ノ峰方向。
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山頂より北、黒手ノ峰方向。
朝日連峰遠望。山形県北部は晴れているようだ。
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朝日連峰遠望。山形県北部は晴れているようだ。
エブリ差岳方向は展望が良くないので、さらに南東の970m峰へ移動。(元サイズ→拡大)
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エブリ差岳方向は展望が良くないので、さらに南東の970m峰へ移動。(元サイズ→拡大)
平頂970m峰へ到着。藪が少なく東側に開けている。エブリ差岳の大展望台。
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平頂970m峰へ到着。藪が少なく東側に開けている。エブリ差岳の大展望台。
970m峰から望む、北方向パノラマ。右手前から派生している尾根は「峡彩尾根」呼ばれ、かつて峡彩山岳会が開拓した厳冬期エブリ差岳登頂ルート。(元サイズ→拡大)
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970m峰から望む、北方向パノラマ。右手前から派生している尾根は「峡彩尾根」呼ばれ、かつて峡彩山岳会が開拓した厳冬期エブリ差岳登頂ルート。(元サイズ→拡大)
エブリ差岳、大パノラマ(元サイズ→拡大)
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エブリ差岳、大パノラマ(元サイズ→拡大)
エブリ差岳、山頂部アップ
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エブリ差岳、山頂部アップ
大境山アップ
朝日連峰南部アップ
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朝日連峰南部アップ
朝日連峰(西朝日岳・中岳・大朝日岳)
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朝日連峰(西朝日岳・中岳・大朝日岳)
以東岳〜寒江山、以東岳の右脇に月山!
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以東岳〜寒江山、以東岳の右脇に月山!
二ツ峰〜滝沢峰
さらに稜線を南下して950m地点へ
さらに稜線を南下して950m地点へ
950m地点から望む、西俣川源流域を取り巻く稜線。右より高倉山〜大樽山〜アゴク峰〜鉾立峰。(元サイズ→拡大)
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950m地点から望む、西俣川源流域を取り巻く稜線。右より高倉山〜大樽山〜アゴク峰〜鉾立峰。(元サイズ→拡大)
970m峰へ戻る途中。ツボ足でもそれほど潜らない、たまに踏み抜く程度(ワカン未使用)。
970m峰へ戻る途中。ツボ足でもそれほど潜らない、たまに踏み抜く程度(ワカン未使用)。
西俣川流域を見下ろすと青い屋根の大熊小屋がひっそりとたたずむ
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西俣川流域を見下ろすと青い屋根の大熊小屋がひっそりとたたずむ
970m峰に戻ると鷲ヶ巣山の奥に鳥海山の頭のみが輝いていた!
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970m峰に戻ると鷲ヶ巣山の奥に鳥海山の頭のみが輝いていた!
大きなブナの林を通って鳥坂峰(奥の頂)へ戻る
大きなブナの林を通って鳥坂峰(奥の頂)へ戻る
鳥坂峰から下山。さすがに踏み抜きが増えてくるので途中までワカン装着。
鳥坂峰から下山。さすがに踏み抜きが増えてくるので途中までワカン装着。
鉄塔広場が見えてくる
鉄塔広場が見えてくる
鉄塔を過ぎると急な細尾根下り
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鉄塔を過ぎると急な細尾根下り
ロープがありがたい
ロープがありがたい
尾根下部からは胎内川ダムの展望がよい
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尾根下部からは胎内川ダムの展望がよい
胎内川ダム下流にある発電所からの放水口
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胎内川ダム下流にある発電所からの放水口
尾根下部にある鉄塔、県道のトンネル真上にある。
尾根下部にある鉄塔、県道のトンネル真上にある。
鉄塔を過ぎると薮になるので途中で急な右斜面を下りコモド橋のたもとに出る。工事関係者は左の斜面を下っているのかもしれない。
鉄塔を過ぎると薮になるので途中で急な右斜面を下りコモド橋のたもとに出る。工事関係者は左の斜面を下っているのかもしれない。
コモド橋から望む北西尾根下部
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コモド橋から望む北西尾根下部
下山後、さらに県道の奥へ偵察。胎内川ダムの事務所。既に手前で自転車は困難になりデポ。
下山後、さらに県道の奥へ偵察。胎内川ダムの事務所。既に手前で自転車は困難になりデポ。
静かな胎内川ダム湖
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静かな胎内川ダム湖
ダム先のヘアピンカーブを左に回り込んだ地点、この先積雪が連続しているため偵察はここまで。
ダム先のヘアピンカーブを左に回り込んだ地点、この先積雪が連続しているため偵察はここまで。
鏡のような胎内川ダム湖、見納め(元サイズ→拡大)
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鏡のような胎内川ダム湖、見納め(元サイズ→拡大)
コモド橋まで戻り自転車と共に下山。朝、凍結していた路面も概ね融けており自転車で疾走、快適。
コモド橋まで戻り自転車と共に下山。朝、凍結していた路面も概ね融けており自転車で疾走、快適。
胎内第一発電所の背後がコモンドノ長峰(尾根)の末端部。鳥坂峰への破線ルート。(元サイズ→拡大)
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胎内第一発電所の背後がコモンドノ長峰(尾根)の末端部。鳥坂峰への破線ルート。(元サイズ→拡大)
胎内第二発電所のゲートが見えてきた
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胎内第二発電所のゲートが見えてきた
胎内第二発電所のゲートにある看板。開通は6月上旬だが小雪なのでもっと早まるか。
胎内第二発電所のゲートにある看板。開通は6月上旬だが小雪なのでもっと早まるか。
(おまけ)二王子岳と坂井川(菅谷付近)
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(おまけ)二王子岳と坂井川(菅谷付近)
(おまけ)エブリ差岳アップ(新発田市街地北)
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(おまけ)エブリ差岳アップ(新発田市街地北)
(おまけ)二王子岳と飯豊連峰北部
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(おまけ)二王子岳と飯豊連峰北部

感想

エブリ差岳を間近に望む奥胎内の薮山、鳥坂峰へ登るついでに、奥胎内方面への道路状況も確認する。

《道路状況》
奥胎内ヒュッテへの道路(県道 胎内二王子公園羽黒線)は現在、胎内第二発電所で冬季閉鎖中。その先も暖冬のため路面はもちろん路肩にも積雪無し。第一発電所先の急坂からようやく路肩に積雪が現れるが、問題は路面の至る所が凍結していること。坂になっているので滑り止めをしていないと歩きでも怖い。日中の融けた雪が早朝の冷え込みで凍結したようだ。
コモド橋の1キロ手前からは路面にも軽く積雪が現れ始め、道路が北側斜面を回り込む区間で積雪や凍結が多い傾向にある。時々押して歩きながらコモド橋まで何とか自転車と共に来る。
下山後、胎内川ダムの先まで足を延ばすが路面の積雪が連続するようになり(5〜10センチ程度)ここで引き返す。日当たりでかなり路面状況が異なっており楽観はできないが積雪が増えなければ、奥胎内ヒュッテまでならそれほどラッセルの苦労もなくたどり着けるだろう。

《山行状況》
登山道の無い鳥坂峰へは第一発電所裏手から延びるコモンドノ長峰(破線ルート)経由が一般的だが、今回は効率を優先して距離が短く登り返しの少ない鳥坂峰北西尾根ルートを選択。
コモド橋のたもとからは徒歩でコモド沢右岸沿いを150mほど上がり沢を渡渉。対岸の比較的緩やかな斜面に取付き鳥坂峰北西尾根に上がる。北西尾根には意外にも送電線の鉄塔工事のため明瞭な踏み跡やナタ目が付けられ急登部にはロープまで張られて登山道並み。鉄塔広場(500m)を過ぎると雪は連続するようになり、777m分岐で30センチ程度、山頂稜線でも60〜80センチ程度と小雪のようだ。
予想外だったのは雪の表面が残雪期のように固まりツボ足でも殆ど沈まず尾根上の薮も比較的薄く、ラッセルを覚悟していた身には全然歩きやすい。エブリ差岳を見るために鳥坂峰より展望の良い、南東よりの970m峰まで足を延ばす。東側に開けたロケーションで西俣川流域から立ち上がるエブリ差岳の大きな山体が迫ってくる。稜線部の雪面状況も良かったので、さらに南となりの950m肩まで進む。西俣川源流域で胎内市と関川村との境界でもある高倉山〜大樽山〜アゴク峰〜鉾立峰の稜線を目に焼き付ける。

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コメント

すでに春
お疲れ様です。この前日が青空でしたが、、、
気温がもう春のそれですから、山も残雪期の様相を呈したりしてるんでしょうかね?
いずれにせよ、凡人には浮かばない山の選択には恐れ入ります。
わたしの山への気を上げてくれるレコ 今年もお願いいたしますネ。
2020/1/30 21:37
Re: すでに春
コメントありがとうございます。
今春は残雪期山行が長く楽しめることを期待しています。当方も他のユーザーの記録でモチをアップしてもらうこともありますのでWin-Winの関係になっているかもしれません。
2020/1/30 22:20
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