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Yamareco

記録ID: 221599
全員に公開
沢登り
東北

和賀川大鷲倉沢〜和賀岳〜薬師岳

2012年08月30日(木) 〜 2012年09月01日(土)
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ako その他1人
GPS
56:00
距離
14.9km
登り
1,534m
下り
1,536m

コースタイム

30日 真木林道終点11:30−甲山分岐14:00ー和賀川本流下降点14:30/14:50 −和賀川本流幕営地16:35
31日 幕営地6:25−大鷲倉沢出合7:35−cs10m滝上11:35/12:15−1080m二俣13:40/13:50−稜線16:20−和賀岳16:35/16:50−幕営地17:00
1日 幕営地6:20−小杉山7:20−薬師平8:00/8:25−薬師岳8:45/9:00ー薬師岳登山口11:00
天候 30日 晴れ
31日 曇りのち晴れ
1日 霧のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
角館駅から真木林道終点までタクシー利用(割引料金で6500円)
コース状況/
危険箇所等
真木林道終点にある休憩所は公衆トイレとなっていますが、立派な避難小屋で、二階には布団もありました。

甘露水口から甲山縦走コースは甲山分岐以降がほとんど藪化していますが、とくに問題になるほどではありません。

大甲手前の950m 鞍部から下降した枝沢はほとんど涸棚沢で懸垂下降を1度しただけでした。

和賀川本流に降り立った少し下流に絶好のテンバが有り、ケルンが目印です。

大鷲倉沢にもテンバは3箇所ほどありました。

源頭部では小さな分岐が頻繁に出てくるので、注意しないとすぐにコースを外しがちになり、急斜面の藪こぎを強いられます(と、体験者の弁)。

登山道は一部笹が覆い被さっていますが、登山道ですから道は明瞭です。
小鷲倉手前から小杉山の間だけ刈り払いされていました。最近のようなので、
これから他の箇所も刈り払いがされるのかもしれません。(随所に作業目的らしいテープあり)
大甲・甲山縦走コースから見た甲山は麓からも目立つ顕著な山容の山で、低山ながら凛々しい姿です
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大甲・甲山縦走コースから見た甲山は麓からも目立つ顕著な山容の山で、低山ながら凛々しい姿です
ほとんど歩かれていないコースらしいですが、とても雰囲気があるすてきなルートでした
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ほとんど歩かれていないコースらしいですが、とても雰囲気があるすてきなルートでした
大甲・甲山の鞍部で沢支度をすませ、藪に突入して和賀川本流の枝沢へ
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大甲・甲山の鞍部で沢支度をすませ、藪に突入して和賀川本流の枝沢へ
和賀川本流の川原でテントをはり、さっそく焚火を楽しみました
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和賀川本流の川原でテントをはり、さっそく焚火を楽しみました
和賀川は明るい花崗岩の岩盤が発達した豪快な雰囲気の川です
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和賀川は明るい花崗岩の岩盤が発達した豪快な雰囲気の川です
水がとてもキレイな沢で、大きな釜には魚影もけっこうみられました
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水がとてもキレイな沢で、大きな釜には魚影もけっこうみられました
15m大滝の前で水遊び。左岸を巻いて落ち口へ
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15m大滝の前で水遊び。左岸を巻いて落ち口へ
沢は開けて早くも稜線が見えるようになります。気持ちのいいナメが続きます
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沢は開けて早くも稜線が見えるようになります。気持ちのいいナメが続きます
いよいよ待ちに待ったたおやかな稜線を遠望しながらの源流遡行です
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いよいよ待ちに待ったたおやかな稜線を遠望しながらの源流遡行です
イメージ通りの和賀岳への源流をたどる沢旅です
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イメージ通りの和賀岳への源流をたどる沢旅です
昼時の暑い時間なのでちょっと水遊びでクールダウン
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昼時の暑い時間なのでちょっと水遊びでクールダウン
たどって来た大鷲倉沢の源頭部をふりかえります
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たどって来た大鷲倉沢の源頭部をふりかえります
源流遡行から稜線へ。ザックをおいて和賀岳へ行きましょう
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源流遡行から稜線へ。ザックをおいて和賀岳へ行きましょう
ずっとこの日を待っていた憧れの和賀岳山頂へ
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ずっとこの日を待っていた憧れの和賀岳山頂へ
薬師岳へのたおやかな稜線
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薬師岳へのたおやかな稜線
もうすぐ出発点の甘露水口です。思い出に残る3日間の沢旅でした♪
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もうすぐ出発点の甘露水口です。思い出に残る3日間の沢旅でした♪

感想

ずっと和賀岳に憧れの気持ちを抱いていた。けれども、とても遠い山だった。
東京近辺からは距離も遠いが、それ以上に気持ちの上で手の届かない遠い存在だった。

登山道からたどればもっと早く行けたかもしれないが、源流遡行をへて山頂に立ちたかった。
そして今年の夏に、ようやく念願を叶えることができた。う〜ん、けっこう時間がかかったけれど、
納得のいくやり方で和賀岳に立てた喜びは大きかった。

遡行した大鷲倉沢はたどり着くまでのアプローチからして厄介だった。
一般的な岩手側ではなく、電車の便が多少マシな秋田側から入り、大甲・甲山縦走コースから
山越えをして和賀川本流に降り立つルートとした。
ちょっと大変だが、山越えのアプローチも沢旅として風情があってよかった。

大鷲倉沢は全体としては開けたのびやかな沢だったが、所々で力量がためされた。
いくつかの「試練」をこえると、
穏やかな流れが導く和賀岳への源流遡行が待っていた。長年憧れ続けていた情景が目の前に広がっていた。

稜線に躍り出てみた大きくたおやかな山容の和賀岳は、穏やかな表情で温かく迎えてくれた。
北につづく背稜の山並みを追い、2年前に悪天のため直前で計画変更を余儀なくされたマンダノ沢から
羽後朝日岳が目にとまった。
また来よう・・・夢は和賀岳と羽後朝日岳を沢の遡下降でつなぐこと・・・

今年も、思い出深い山行で夏を締めくくることができた。

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