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Yamareco

記録ID: 2225135
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積雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

中ノ岳(鷲ヶ巣山)〜見返りの滝を見て〜

2020年02月15日(土) [日帰り]
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GPS
08:42
距離
8.0km
登り
1,150m
下り
1,146m

コースタイム

日帰り
山行
8:05
休憩
0:30
合計
8:35
7:10
65
ゲート
8:15
8:15
112
尾根取付
10:07
10:07
93
660m峰
11:40
11:55
18
12:13
12:15
37
1004m峰
12:52
12:55
62
13:57
14:07
98
15:45
ゲート
写真を少々追加
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2020年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
今回のルートマップ(赤線)
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今回のルートマップ(赤線)
三面ダムを挟んで北方に対峙する峰より望む鷲ヶ巣山(緑点線が登路)(元サイズあり)
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三面ダムを挟んで北方に対峙する峰より望む鷲ヶ巣山(緑点線が登路)(元サイズあり)
朝日スーパーラインは冬季閉鎖中、ゲート前より歩き始める。右は鷲ヶ巣山登山口への林道。
朝日スーパーラインは冬季閉鎖中、ゲート前より歩き始める。右は鷲ヶ巣山登山口への林道。
鷲ヶ巣山登山口へ至る沼田林道
鷲ヶ巣山登山口へ至る沼田林道
朝日スーパーラインを歩き始めて間もなく、沢を横断する地点で車道崩壊現場あり。
朝日スーパーラインを歩き始めて間もなく、沢を横断する地点で車道崩壊現場あり。
車道には雪がなく落ち葉が堆積
車道には雪がなく落ち葉が堆積
鷲ヶ巣トンネルの手前まで来ると
鷲ヶ巣トンネルの手前まで来ると
見返りの滝の展望地がある
見返りの滝の展望地がある
展望地からの眺め
展望地からの眺め
見返りの滝アップ
後にこの滝の左側の斜面を登ることになる
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見返りの滝アップ
後にこの滝の左側の斜面を登ることになる
再び車道をアシド沢横断地点まで戻り、入渓。
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再び車道をアシド沢横断地点まで戻り、入渓。
滝は無いが大きな岩が堆積する
滝は無いが大きな岩が堆積する
分岐点。左上はアシド沢(見返りの滝方面)、左は小屋場沢。二つの沢の間の尾根を上がる。
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分岐点。左上はアシド沢(見返りの滝方面)、左は小屋場沢。二つの沢の間の尾根を上がる。
こちらは小屋場沢の上流方向。地形図にはない滝がある。
こちらは小屋場沢の上流方向。地形図にはない滝がある。
アシド沢の前方は大岩壁となっており右上に見返りの滝(下部)が現れる
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アシド沢の前方は大岩壁となっており右上に見返りの滝(下部)が現れる
左の急峻な尾根に取付く
左の急峻な尾根に取付く
しばらく薮をつかみながら這い上がる
しばらく薮をつかみながら這い上がる
途中でら右後方を振り返ると、見返りの滝(下部)が見える
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途中でら右後方を振り返ると、見返りの滝(下部)が見える
突然、尾根がなくなり急峻なスラブ斜面が現れる。
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突然、尾根がなくなり急峻なスラブ斜面が現れる。
薮が無ければ即撤退なスラブ斜面。薮を頼りに慎重に登る。
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薮が無ければ即撤退なスラブ斜面。薮を頼りに慎重に登る。
登攀途中、右の斜面。背中に背負ったスノーシューとストックが重荷となりきつい。
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登攀途中、右の斜面。背中に背負ったスノーシューとストックが重荷となりきつい。
少し斜度が緩むと雪が出てくる
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少し斜度が緩むと雪が出てくる
登ってきた斜面を振り向く。滑ったらスラブ下部まで一直線。
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登ってきた斜面を振り向く。滑ったらスラブ下部まで一直線。
右手は黒々としたスラブ斜面に。この奥に見返りの滝が隠れているようだ。
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右手は黒々としたスラブ斜面に。この奥に見返りの滝が隠れているようだ。
スラブ地帯を登り切るとクロベの多い急な尾根となる。スラブよりまし。
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スラブ地帯を登り切るとクロベの多い急な尾根となる。スラブよりまし。
標高が上がると尾根の勾配は緩やかになってくる
標高が上がると尾根の勾配は緩やかになってくる
尾根上には、けもの道のような踏み跡がうっすらとある
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尾根上には、けもの道のような踏み跡がうっすらとある
なだらかな小ピーク(660m)でスノーシュー装着
なだらかな小ピーク(660m)でスノーシュー装着
前方に前ノ岳と中ノ岳の間の鞍部が見えてくる。鞍部付近がアシド沢源頭。
前方に前ノ岳と中ノ岳の間の鞍部が見えてくる。鞍部付近がアシド沢源頭。
なんと右のブナに切り付けがあった。マタギだろうか、中ノ岳への登拝者であろうか。
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なんと右のブナに切り付けがあった。マタギだろうか、中ノ岳への登拝者であろうか。
左前方に尖った中ノ岳が見えてくる(山頂は霞んで見えない)
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左前方に尖った中ノ岳が見えてくる(山頂は霞んで見えない)
山頂部が近づいてくる。急峻なため雪が着かず薮で黒々としている。シャクナゲやイヌツゲの藪がきつくスノーシューを担ぐ。
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山頂部が近づいてくる。急峻なため雪が着かず薮で黒々としている。シャクナゲやイヌツゲの藪がきつくスノーシューを担ぐ。
中ノ岳(950m)の直下の急登。
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中ノ岳(950m)の直下の急登。
直下の急斜面。
中ノ岳山頂に到着。手前は石祠の頭。
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中ノ岳山頂に到着。手前は石祠の頭。
(おまけ)初夏の中ノ岳山頂と飯豊連峰(2004年)
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(おまけ)初夏の中ノ岳山頂と飯豊連峰(2004年)
中ノ岳山頂から前ノ岳(ガスの中)方面、手前は774m。
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中ノ岳山頂から前ノ岳(ガスの中)方面、手前は774m。
中ノ岳山頂から1004m峰方向。小刻みなアップダウンのある雪庇に覆われた細尾根が続く。
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中ノ岳山頂から1004m峰方向。小刻みなアップダウンのある雪庇に覆われた細尾根が続く。
1004m峰手前。
細長い1004m峰山頂。古いスノーシュー足跡が残っている。
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細長い1004m峰山頂。古いスノーシュー足跡が残っている。
時間切れと天候を考慮して中ノ岳へ引き返す
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時間切れと天候を考慮して中ノ岳へ引き返す
南側の斜面、どこまでも人工物が見当たらない
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南側の斜面、どこまでも人工物が見当たらない
尖った特徴的な山容の中ノ岳
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尖った特徴的な山容の中ノ岳
中ノ岳を通過し前ノ岳へ向かう
中ノ岳を通過し前ノ岳へ向かう
標高の低い鞍部付近は積雪少ない
標高の低い鞍部付近は積雪少ない
長い登りが終わり前ノ岳へ
長い登りが終わり前ノ岳へ
中ノ岳と前ノ岳山頂(元サイズあり)
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中ノ岳と前ノ岳山頂(元サイズあり)
今回辿った中ノ岳の西北西尾根を一望、中ノ岳直下は特に急登(元サイズあり)
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今回辿った中ノ岳の西北西尾根を一望、中ノ岳直下は特に急登(元サイズあり)
(おまけ)前ノ岳から三面貯水池の展望(2011年4月)
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(おまけ)前ノ岳から三面貯水池の展望(2011年4月)
前ノ岳からはのブナ林帯の下り。尾根が広く夏道が分かりにくい。
前ノ岳からはのブナ林帯の下り。尾根が広く夏道が分かりにくい。
軌道修正しながら下っていくと避難小屋が見えてくる
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軌道修正しながら下っていくと避難小屋が見えてくる
まだ小屋が解体されず残っていることに驚きつつも、嬉しくなる。
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まだ小屋が解体されず残っていることに驚きつつも、嬉しくなる。
小屋内部、登山者ノートもある
小屋内部、登山者ノートもある
(おまけ)2011年4月上旬撮影 なんと今年の2月よりも雪が多い
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(おまけ)2011年4月上旬撮影 なんと今年の2月よりも雪が多い
(おまけ)2004年6月上旬撮影
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(おまけ)2004年6月上旬撮影
小屋から下は雪が減り概ね夏道通りに下れる。500m以下はほぼ春山。
小屋から下は雪が減り概ね夏道通りに下れる。500m以下はほぼ春山。
樹間から望む岩崩集落。
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樹間から望む岩崩集落。
山麓の杉林を通過
山麓の杉林を通過
タケン沢を渡り杉林をトラバース
タケン沢を渡り杉林をトラバース
林道が見えてくればゲートは近い
林道が見えてくればゲートは近い
無事下山完了
隣りにある縄文の里、駐車場はガラガラだが、なんと営業していた。
隣りにある縄文の里、駐車場はガラガラだが、なんと営業していた。
中央の看板のある場所が登山者用駐車場、奥は前の岳。今頃になって晴れてきた。
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中央の看板のある場所が登山者用駐車場、奥は前の岳。今頃になって晴れてきた。
岩崩付近より望む中ノ岳と前ノ岳
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岩崩付近より望む中ノ岳と前ノ岳
(おまけ)2015年6月 鷲ヶ巣山
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(おまけ)2015年6月 鷲ヶ巣山
(おまけ)2004年6月 鷲ヶ巣山
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(おまけ)2004年6月 鷲ヶ巣山
(おまけ)2018年6月 鷲ヶ巣山 3つの峰がはっきり独立して見える、左は以東岳
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(おまけ)2018年6月 鷲ヶ巣山 3つの峰がはっきり独立して見える、左は以東岳
(おまけ)鷲ヶ巣トンネルを越え少し偵察 日当たりの悪い北側斜面を中心に5〜10センチ程度の積雪(2020年2月下旬)
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(おまけ)鷲ヶ巣トンネルを越え少し偵察 日当たりの悪い北側斜面を中心に5〜10センチ程度の積雪(2020年2月下旬)
(おまけ)三面貯水池と二子島(2020年2月下旬)
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(おまけ)三面貯水池と二子島(2020年2月下旬)
(おまけ)樽口峠より飯豊主稜線(2020年2月下旬)
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(おまけ)樽口峠より飯豊主稜線(2020年2月下旬)
(おまけ)飯豊梅花皮荘、駐車場が除雪中(2020年2月下旬)
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(おまけ)飯豊梅花皮荘、駐車場が除雪中(2020年2月下旬)

感想

鷲ヶ巣山は三峰からなる標高1000m超の山であるが連続する大きなアップダウンを伴い2000m級の山に相当する体力が必要と言われている。

難易度を抜きにすれば、ラッセルが予想される冬季はアップダウンの少ないコースで登頂できれば体力温存につながり登頂の成功率も高くなると思われる。
かつて、長津川上流にあった旧柳生戸集落から高峰(730m)を経由し鷲ヶ巣山へ直登する登拝路(鷲ヶ巣山南西尾根)が存在していた。現在、登路は荒廃しており冬季は麓までのアクセスも悪く非現実的である。そこで以前から気になっていた、中ノ岳へ直登する(中ノ岳の西北西尾根)ルートからチャレンジしてみた。このルートはアシド沢からの急峻なスラブ尾根取付きと中ノ岳直下の薮尾根の急登の通過がポイントである。
結果的には、なんとか中ノ岳まではたどり着けたが予想以上に険しくリスクのあるルートなため体力と時間を消耗し鷲ヶ巣山までは遠く及ばなかった。山行詳細は写真のコメントを参照。

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