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Yamareco

記録ID: 224404
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積雪期ピークハント/縦走
道東・知床

春の北海道遠征(2)雨と吹雪の羅臼岳(途中撤退)

1987年05月03日(日) 〜 1987年05月05日(火)
 - 拍手
GPS
54:40
距離
12.7km
登り
732m
下り
731m

コースタイム

5/4 
(AM)9:50羅臼キャンプ場発−(車道沿い)−11:00-30翔雲橋−12:20羅臼キャンプ場着
(PM)12:30羅臼キャンプ場発−14:20-15:00標高500m地点(撤退)−16:30羅臼キャンプ場
天候 5/3 終日、雨
5/4 午前中 吹雪、のち曇り時々晴れ
5/5 晴れのち曇り、夕方 雨
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 飛行機
[前の登山 阿寒岳からの移動]阿寒湖ー(バス)−弟子屈ー(JR)−標茶−(バス)−根室標茶ー(バス)−羅臼町
[羅臼から札幌まで]羅臼−(バス)−標津ー(JR)−根室−(JR;夜行急行)−札幌
[札幌から帰宅まで]札幌(千歳空港)−(飛行機)−大阪(伊丹)−(夜行フェリー)−四国(新居浜)
コース状況/
危険箇所等
(この時期)羅臼キャンプ場から羅臼岳に登山する人はほとんどいないようで、トレースもほとんどなかった。標高500m(一の壁直下)付近より先は雪のトラバースとなり、踏み跡も全然なかったので、あきらめて引き返した。
知床横断道路を少し上に上がってみて振り返ると、海の向こう国後島が見え、その上空には巨大な笠雲がかかっているのが見えた
2012年09月15日 18:47撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 18:47
知床横断道路を少し上に上がってみて振り返ると、海の向こう国後島が見え、その上空には巨大な笠雲がかかっているのが見えた
羅臼岳登山道途中にて、ダケカンバの白い姿と青い空
2012年09月15日 18:47撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 18:47
羅臼岳登山道途中にて、ダケカンバの白い姿と青い空
夕暮れ時、羅臼町のキャンプ場付近より山のほうを見上げると、夕焼け空に羅臼岳の黒いシルエットが見えた
2012年09月15日 18:47撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 18:47
夕暮れ時、羅臼町のキャンプ場付近より山のほうを見上げると、夕焼け空に羅臼岳の黒いシルエットが見えた
5/4 昼近くになると朝方の吹雪はやみ加減となり、山の姿が見えてきた
2012年09月15日 18:47撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 18:47
5/4 昼近くになると朝方の吹雪はやみ加減となり、山の姿が見えてきた
5/2夕方 羅臼に到着。羅臼町より、はるかに知床の山々を望む
2012年09月15日 18:47撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 18:47
5/2夕方 羅臼に到着。羅臼町より、はるかに知床の山々を望む
5/5 今日は良い天気となったが、時間の都合でアタックはできない。羅臼町の近くより、羅臼岳の白い姿を眺める
2012年09月15日 18:47撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 18:47
5/5 今日は良い天気となったが、時間の都合でアタックはできない。羅臼町の近くより、羅臼岳の白い姿を眺める
午後、羅臼岳の登山道を少し登ってみる。ようやく青空がでてきて、海の向こうの国後島も良く見える
2012年09月15日 18:47撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 18:47
午後、羅臼岳の登山道を少し登ってみる。ようやく青空がでてきて、海の向こうの国後島も良く見える

感想

【山行No 130(2)】

※ 北海道遠征の最初は、雄阿寒岳へ挑んだが、途中で敗退。
  次の目標、今回の本命である羅臼岳へと向かう。

5月2日(土)
 ・今日は阿寒湖から、羅臼の街までの移動日。
  朝から天気は良く、移動日に費やすのは少しもったいない感じだ。
 ・弟子屈にバスで移動するため、バスセンターに向かう。
  阿寒湖のバスセンターでは、同じ会社の先輩に出会ったのは、さすがにびっくりした。
  四国から来た人に、こんなところで出会うなんて?!
  先方は友人と2人で、観光旅行に来ているとのことだった。
 ・弟子屈から標茶へ、標茶から根室標津へとバスで移動。
 ・根室標津では、羅臼へ行くバスの時間までだいぶ時間があるので、
  レンタサイクルを借りて、野付崎をサイクリングで観光した。
 ・根室標津から羅臼へとバスで向かう。天気は下り坂のようで、上空は曇ってきており、なんとなく淋しい午後。
 ・羅臼の街に着き、川沿いの道を1kmほどさかのぼり、羅臼温泉のテント場に到着。
  ここも予想していた通り、テントは一張りもなく、侘しい感じだ。
  ラジオで天気予報を聞くと、明日は雨の予報。気分的にも下り坂である。

5月3日(日)
 ・昨晩から降り始めた雨は夜中じゅう、テントを叩き、朝起きても本降りの雨が続いている。
  ラジオで天気予報を聞くと、今日は一日いっぱい雨、との予報なので、今日は停滞日と決める。
 ・昼ごはんを食べに羅臼の街中にでた以外、日中はテントの中で無為な時間を過ごした。
 ・夕方になるとようやく雨も止んだ。明日は羅臼岳に登れるかな?
  夕方は、近くのホテルに温泉に入りに行く。
  テント場は閑散としているのにホテルは観光客が多かった。
 ・夜になると、急に風が出てきた。ゴーゴーとうなるようで、飛行機が離着陸しているようにうるさい。

5月4日(月)
 ・今日こそはいよいよ羅臼岳へと向かう日、と思い、朝起きると、
  外は一転して雪模様となっていた。
  テントを倒しそうな強風に交じって雪がテントを叩き、とても山に向かうような天気ではない。
  とりあえず、しばらく待機してみることにした。

 ・午前中は相変わらず風と雪が強いが、じっとしているのも退屈なので、
  知床横断道路(未開通)を上がって、知床峠まで行けないか?と思い、サブザック姿で出発した。
 ・1時間ほど自動車道を歩き、翔雲橋のあたりまで行くと、除雪はここまでしかされてなく、
  この先は雪が1.5mほど積もっており、とてもいけそうに無い。・・・引き返す。

12:30 登山口発
 ・いったんテント場まで戻ると、すでに時刻はお昼過ぎとなっている。
  しかし天気はだいぶ回復して青空が出てきたので、羅臼岳へと、行けるところまで行ってみることにした。
 ・登山道の最初は雪はなく、小川を数回渡渉する。そこから登りにかかり、
  一服峠まで来ると、急に雪が多くなってきた。踏み跡はほとんどなく、
  かすかに見える足跡には落ち葉がたまっており、だいぶ前のものと見える。
 ・ここから先、雪道を地図を頼りに進む。
  天気はだいぶ回復し、青空のもと、海の向こうに国後島が良く見えた。
14:20-15:00 一の壁直下(標高=約500m地点)
 ・もともと遅い時間の出発なので頂上まで行けるとは思っていなかったが、
  ここから先は雪の斜面となっており、ルートがはっきりしないので、
  あっさりとここであきらめ、お茶を飲んで小休止。

16:30 羅臼テント場
 ・今日もまた登頂できなかった。
  休みも残り少なくなり、明日の夜行で札幌に移動しないといけないので、
  もう、羅臼岳に登る時間は残っていない。
  結局、3泊もして粘ったのに、登頂できなくて、なんともガッカリだ。
 ・夜は昨日と同様に下のホテルの温泉に入りに行く。
  ホテルからの帰り道、2日ぶりに、夕日に照らされた羅臼岳の山頂を望むことができた。

5月5日(火)
 ・今日は移動日だが、根室か帯広に夜までに着いておけばよいので、日中は観光をすることにした。
 ・午前中は羅臼の街でレンタサイクルを借りて、海沿いをサイクリング。
  今日は天気が良く、登山日和だ。羅臼岳の山頂もよく見えている。
  この天気が一日早く来ていれば登頂できたのに、と、やはり残念な思いが募る。
 
 ・午後は標津線(現在は廃線)を使って標津から厚床経由、根室に向かう。
  午後遅く根室に到着。ノシャップ岬を観光する。
  午後遅くからまた曇ってきて、寒冷前線の通過だろうか?ノシャップ岬では小雨も降ってきた。
 ・根室市内で夕食後、根室から釧路まで電車で移動し、釧路発の夜行電車で札幌へと向かう。

5月6日(水)
 ・朝、札幌に到着。今日は北海道に別れを告げる日なのに、やけに天気が良いのも悔しい。
 ・午前中、藻岩山へとロープウエーで登って観光。
  15時ころの千歳発の飛行機で、北海道に別れを告げる。

※ 結局、行きと帰りだけ天気が良く、途中の登山予定日は雨、雪とひどい天気ばかりで、
  登頂目標2個どころか、1つも山頂を踏むことができず、何ともついていなかった山旅だった。

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