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Yamareco

記録ID: 2275057 全員に公開 雪山ハイキング 八ヶ岳・蓼科

赤岳〜八ヶ岳ブルーと残雪の岩稜群

情報量の目安: S
-拍手
日程 2020年03月23日(月) [日帰り]
メンバー
天候晴れ
アクセス
利用交通機関
車・バイク
・美濃戸赤岳山荘駐車場。暦日千円。
・美濃戸林道は一部凍結あり。落石があり路面がかなり荒れて窪んでいる。
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

日帰り
山行
6時間49分
休憩
2時間47分
合計
9時間36分
Sやまのこ村06:3806:44美濃戸07:47堰堤広場07:4808:33赤岳鉱泉08:4809:11中山尾根展望台09:1209:18行者小屋09:5111:00地蔵の頭11:2111:25赤岳天望荘12:0812:43赤岳頂上山荘12:4812:50赤岳13:1113:12竜頭峰分岐13:2113:28キレット分岐13:3013:39文三郎尾根分岐14:12阿弥陀岳分岐14:22行者小屋14:3515:11中ノ行者小屋跡16:06美濃戸山荘16:0916:14赤岳山荘G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
平日の残雪期、空いていたのでゆったり景色を堪能して歩きました。
コース状況/
危険箇所等
・北沢から赤岳鉱泉、中山乗越を経て行者小屋へ。地蔵尾根から赤岳に登頂し文三郎尾根を下り行者小屋へ。南沢で美濃戸へ戻る変則時計周り周回。

・美濃戸山荘手前から路面凍結。行者小屋までチェーンスパイク。

・行者小屋からアイゼン、ヘルメット、ピッケル装備。

・地蔵尾根、ステップが切られていない斜面で歩きにくい。地蔵の頭下のルンゼ状の急斜面は、アイス面の上に落ちた霧氷が堆積し、締まっておらず非常に歩きにくい。靴幅程度の不安定な足場のトラバースもあり滑落注意。ピッケル必須。

・赤岳山頂〜キレット分岐、岩稜とアイスのミックス。雪面にはステップが切ってあるが、午後は緩んでもろく崩れ滑る。靴幅程度の不安定な足場のトラバース箇所があり、岩稜からの落氷雪、小雪崩に注意。

・赤岳頂上部は気温−7℃で風は穏やかだったが、森林限界を越えた辺りや稜線上では強風。行者小屋気温−3℃、美濃戸−1℃。

写真

美濃戸林道の大きな落石を二人で除去して赤岳山荘駐車場へ。停まる車は5台。なぜか今日は登らない阿弥陀岳を指差すshilokoさん。
2020年03月23日 06:36撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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美濃戸林道の大きな落石を二人で除去して赤岳山荘駐車場へ。停まる車は5台。なぜか今日は登らない阿弥陀岳を指差すshilokoさん。
3
今日は北沢へ。凍結しカチカチの道は、地面が部分的に出ているが、チェーンスパイクを装着。
2020年03月23日 06:44撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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今日は北沢へ。凍結しカチカチの道は、地面が部分的に出ているが、チェーンスパイクを装着。
2
二ホンジカ。呼んだら振り向いてくれた。おしりの白い模様が可愛らしい
2020年03月23日 07:05撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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二ホンジカ。呼んだら振り向いてくれた。おしりの白い模様が可愛らしい
6
沢沿いの木道を歩く。
2020年03月23日 07:53撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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沢沿いの木道を歩く。
1
さらに歩んでいく。
2020年03月23日 08:01撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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さらに歩んでいく。
1
赤岳鉱泉に到着。
2020年03月23日 08:32撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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赤岳鉱泉に到着。
9
赤岩の頭。鋭い岩稜とルンゼ。
2020年03月23日 08:32撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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赤岩の頭。鋭い岩稜とルンゼ。
6
朝日に鈍く光る横岳。
2020年03月23日 08:56撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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朝日に鈍く光る横岳。
1
沢沿いの新雪へ影でポーズをするshilokoさん。影だけでなく、あまりにも馬鹿馬鹿しくアホな姿を写してみる。楽しい山行を、いつもありがとう。
2020年03月23日 08:56撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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沢沿いの新雪へ影でポーズをするshilokoさん。影だけでなく、あまりにも馬鹿馬鹿しくアホな姿を写してみる。楽しい山行を、いつもありがとう。
8
大同心、小同心。霧氷が白く輝く。
2020年03月23日 09:02撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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大同心、小同心。霧氷が白く輝く。
11
冬季閉鎖中の行者小屋に到着。shilokoさんには、禁酒禁煙の修行でもお勧めする。
2020年03月23日 09:18撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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冬季閉鎖中の行者小屋に到着。shilokoさんには、禁酒禁煙の修行でもお勧めする。
5
八ヶ岳ブルーと雄大な赤岳、中岳、阿弥陀岳を背景に。
2020年03月23日 09:46撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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八ヶ岳ブルーと雄大な赤岳、中岳、阿弥陀岳を背景に。
6
地蔵尾根。森林限界を越え強風が吹き荒れる。見上げるほどの急坂に差し掛かり登攀するshilokoさん。アイス面の上に霧氷が堆積し、締まっておらず非常に歩きにくい。滑落時の対応のため、私が後から離れて歩く。
2020年03月23日 10:33撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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地蔵尾根。森林限界を越え強風が吹き荒れる。見上げるほどの急坂に差し掛かり登攀するshilokoさん。アイス面の上に霧氷が堆積し、締まっておらず非常に歩きにくい。滑落時の対応のため、私が後から離れて歩く。
2
地蔵の頭下のルンゼ状の所は、ステップが切ってあり直登。ただ最終的にはハシゴ上の左側へトラバースする。そこが靴幅程度の不安定な足場で滑落注意。落ちると行者小屋へ、ふりだしに戻る。
2020年03月23日 10:38撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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地蔵の頭下のルンゼ状の所は、ステップが切ってあり直登。ただ最終的にはハシゴ上の左側へトラバースする。そこが靴幅程度の不安定な足場で滑落注意。落ちると行者小屋へ、ふりだしに戻る。
4
緊張する急登攀を征し阿弥陀岳、中岳を背景に歩むshilokoさん。
2020年03月23日 10:48撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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緊張する急登攀を征し阿弥陀岳、中岳を背景に歩むshilokoさん。
10
地蔵の頭へのビクトリーロード。眩い青空を見上げ登り上げる。
2020年03月23日 10:54撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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地蔵の頭へのビクトリーロード。眩い青空を見上げ登り上げる。
2
主稜線上に到達。赤岳。
2020年03月23日 11:04撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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主稜線上に到達。赤岳。
8
地蔵の頭に到着したshilokoさん。
2020年03月23日 11:19撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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地蔵の頭に到着したshilokoさん。
7
トーテムポールをイメージして、本人は楽しくやっているが、私は失笑するしかない。なんとも言えないやるせなさ。雪山登山を楽しむshilokoさん、いつも通り好きなようにさせておく。
2020年03月23日 11:19撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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トーテムポールをイメージして、本人は楽しくやっているが、私は失笑するしかない。なんとも言えないやるせなさ。雪山登山を楽しむshilokoさん、いつも通り好きなようにさせておく。
10
強風を避けて、赤岳展望荘の東側で昼食。マルちゃん赤いきつねをゴージャスに。縦切りした厚さ1cmの焼豚がそそり立ち、麺を隠すようにお揚げを増量。サラダ巻きの助六寿司。
2020年03月23日 11:40撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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強風を避けて、赤岳展望荘の東側で昼食。マルちゃん赤いきつねをゴージャスに。縦切りした厚さ1cmの焼豚がそそり立ち、麺を隠すようにお揚げを増量。サラダ巻きの助六寿司。
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焼豚を食らうshilokoさん。
2020年03月23日 11:42撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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焼豚を食らうshilokoさん。
6
赤岳へ向かう。
2020年03月23日 12:33撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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赤岳へ向かう。
4
阿弥陀岳。遠くに木曽駒ケ岳、御嶽山、乗鞍岳。
2020年03月23日 12:33撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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阿弥陀岳。遠くに木曽駒ケ岳、御嶽山、乗鞍岳。
6
横岳、硫黄岳を背景に、ビクトリーロードを登攀してくるshilokoさん。
2020年03月23日 12:33撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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横岳、硫黄岳を背景に、ビクトリーロードを登攀してくるshilokoさん。
4
赤岳山頂。バラクラバで覆い誰だか分からないshilokoさんと、インフルやコロナのウイルス騒動でも、マスクをしない鬼軍曹。自分自身が悪性なので、毒を以て毒を制しているのだ。
2020年03月23日 12:57撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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赤岳山頂。バラクラバで覆い誰だか分からないshilokoさんと、インフルやコロナのウイルス騒動でも、マスクをしない鬼軍曹。自分自身が悪性なので、毒を以て毒を制しているのだ。
13
阿弥陀岳を眺めるshilokoさん。来年正月のお楽しみに。
2020年03月23日 13:01撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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阿弥陀岳を眺めるshilokoさん。来年正月のお楽しみに。
3
ポーズを決めるshilkoさん。
2020年03月23日 13:01撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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ポーズを決めるshilkoさん。
6
浅間山、外輪山。
2020年03月23日 13:03撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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浅間山、外輪山。
4
権現岳、ギボシ、ツルネ、キレット。
2020年03月23日 13:04撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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権現岳、ギボシ、ツルネ、キレット。
11
鳳凰三山。地蔵岳のオベリスクが見える。
2020年03月23日 13:16撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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鳳凰三山。地蔵岳のオベリスクが見える。
3
権現岳の上に北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳。
2020年03月23日 13:21撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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権現岳の上に北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳。
3
北岳。鋭いバットレス。
2020年03月23日 13:21撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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北岳。鋭いバットレス。
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甲斐駒ヶ岳。
2020年03月23日 13:22撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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甲斐駒ヶ岳。
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仙丈ケ岳。
2020年03月23日 13:22撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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仙丈ケ岳。
5
キレット分岐から文三郎尾根へ向かう。
2020年03月23日 13:23撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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キレット分岐から文三郎尾根へ向かう。
2
阿弥陀岳を眺めつつ下る。
2020年03月23日 13:31撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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阿弥陀岳を眺めつつ下る。
5
見上げる赤岳の岩稜帯。
2020年03月23日 13:37撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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見上げる赤岳の岩稜帯。
3
横岳、硫黄岳、天狗岳と連なる八ヶ岳連峰。
2020年03月23日 13:38撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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横岳、硫黄岳、天狗岳と連なる八ヶ岳連峰。
4
槍ヶ岳。手前は常念岳、蝶ヶ岳。
2020年03月23日 13:42撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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槍ヶ岳。手前は常念岳、蝶ヶ岳。
5
赤岳主稜小ルンゼにアイスフォール。
2020年03月23日 13:52撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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赤岳主稜小ルンゼにアイスフォール。
5
南沢から美濃戸へ。白河原から赤岳横岳に別れを告げる。
2020年03月23日 14:36撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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南沢から美濃戸へ。白河原から赤岳横岳に別れを告げる。
4
美濃戸に到着。久々の赤岳は楽しかったとshilokoさん。
2020年03月23日 16:05撮影 by NIKON D850, NIKON CORPORATION
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美濃戸に到着。久々の赤岳は楽しかったとshilokoさん。
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感想/記録

 寒暖の差が激しく、目まぐるしく天候が変わる春の彼岸。上越山稜は寒気が入り込み降雪。前日の花と蝶が舞う里山から、鋭い岩稜と残雪の赤岳へ。

 前橋を3時30分に出発。佐久南から望月線、白樺線、大門街道と進む。道に積雪凍結はなかった。美濃戸口の八ヶ岳山荘は車が数台だけ。林道へ入る。

 角木場へ下る所に凍結。仮橋を渡りしばらく行くと落石が道を塞いでいた。私一人でもやっと動かせる大きさ、shilokoさんと二人で端に避けておいた。その先は道が荒れ、削れて深いくぼみが多数あった。

 6時15分に赤岳山荘駐車場に到着。停まる車は5台ほどで空いていた。駐車料金千円を支払い出発。木橋を渡ると路面が凍結していた。冬季閉鎖中の美濃戸山荘を過ぎ北沢方面へ。一部地面が出ていたがチェーンスパイク装着。

 堰堤広場から沢沿いを歩んで行く。開けた視界の景観は南沢と異なる趣。美濃戸から約2時間で赤岳鉱泉に到着。小屋には人影も無く、アイスキャンディーが寂しく立っていた。

 南下して中山乗越を経て行者小屋へ。冬季閉鎖中の行者小屋はベンチもなく、テントも張られておらず殺風景。イグルーの残骸が虚しく残っていた。私たち以外は、ほぼ同時に北沢から歩いてきた男女ペアと南沢から来たソロの男性だけ。気温−3℃。

 アイゼン、ヘルメット、ピッケルを装備して地蔵尾根へ。樹林帯のステップが切られていない斜面は歩きにくかった。森林限界を超えると風が強くなってきた。

 夏季はハシゴの有る急斜面へ。ステップが切ってあるが、アイス面の上に霧氷が堆積し、締まっておらず非常に歩きにくい。shilokoさんがもし滑落した時の対応のため、私が後から離れて歩くようにした。

 地蔵の頭下のルンゼ状に差し掛かる。見上げるほどの急斜面を登攀して行く。ピッケルや手を使いながら進んで行く。鎖場方面へトラバースするのだが、靴幅程度の不安定な足場。真下は樹林帯もない。滑落すると行者小屋に戻ってしまう。

 厳冬期はナイフリッジになる岩稜帯付近も、残雪期は控えめに小盛程度。そこを超えると地蔵の頭。主稜線に到着。やはり風が強く冷たく気温−7℃。残念ながら富士山と北アルプスはガスの中だった。

 風を避けて展望荘の東側で昼食。私はマルちゃん赤いきつねをゴージャスにしてみた。縦切りした厚さ1cmの焼豚がそそり立ち、麺を隠すようにお揚げを増量。それとサラダ巻きの助六寿司。shilokoさんは軽量化してきてパン。焼豚とお揚げ、いなり寿司をshilokoさんにも差し上げた。

 八ヶ岳ブルーの空と赤岳に向かって歩き出す。軽くなったザックに重くなった身体を揺らしながら登る。富士山は見えないが、雄大な阿弥陀岳が目の前にある。ビクトリーロードを駆け上がり北峰に到達。そして南峰へ。

 稜線上と打って変わって穏やかな風。地蔵尾根の強風が嘘のようだ。空いている山頂にはソロの男性が2名だけ。ゆったりと記念撮影して景色を眺める。北岳、甲斐駒ヶ岳など南アルプスが美しい。

 文三郎尾根で下る。キレット分岐までは岩稜とアイスのミックス。雪面にはステップが切ってあるが、午後は緩んでもろく崩れ滑る。鎖があるので利用すると良い。靴幅程度の不安定な足場のトラバース箇所があり、岩稜からの落氷雪、小雪崩に注意する。

 阿弥陀と赤岳のコルとなる中岳。そこに抜ける北からの風へ向かいながら下る。地蔵尾根よりかなり歩きやすい雪面。ガスの合間から槍ヶ岳や鹿島槍ヶ岳が見えていた。行者小屋へ再び戻り、チェーンスパイクに換装。南沢で美濃戸へ。テント泊装備の学生パーティーと数組すれ違った。春休み。

 南沢も美濃戸に近くなると、登山道は雪解け水で泥濘と化していた。翌朝には凍結してツルツルとなる。砂防ダムを越えると美濃戸山荘、木橋を越えて赤岳山荘駐車場に到着。車が10台程度に増えていた。着替えて帰路へ。

 エコーラインから八ヶ岳を眺める。白い雲が峻険な赤岳や阿弥陀岳上空を流れていく。残雪の岩稜帯が黄昏色に染まり、ツクモグサの開花を予感させていた。
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この記録へのコメント

登録日: 2014/5/18
投稿数: 2441
2020/3/25 22:07
 早く山へ行きたいけど
お二人さん こんばんは。
毎日が弟の遺品整理で忙しく、
ヤマレコ拝見はほんのちょっとだけ。
残雪も降雪があり冬山ですね、
楽しそうなお2人羨ましいですね。
早く行きたいけど丸々一軒家が遺品だらけ…大変だ、
山へ戻れるのはいつになるやら見当がつきません。
登録日: 2013/11/18
投稿数: 1403
2020/3/26 11:30
 そこに山があるから
 こんにちは、yasioさん。
弟様がお亡くなりになったとは・・・、改めてお悔やみ申し上げます。おひとりで暮らされていたんですね。家自体が遺産と化したのも分かります。

 私のような若輩者が、人生の大先輩のyasioさんに申し上げるのは釈迦に説法ですが、日本の文化や思想で、物を百年(長く)使うと神が宿るとされる「付喪神」「九十九神」、また山や海など自然界全ての物に神がいるとされる「八百万神」の信仰もあります。物や自然を大切にする習慣や心が古来からあった現れです。

 近代社会では技術の向上や科学の進歩により、人類にとって不明や困難なことが解明されてきました。紙で文章をしたためた時代から、文字を打ち込み目に見えない電子で送る時代となりました。そんな無機質な世の中でも、やはり神はいると信じられています。

 遺品は亡くなった方が使用していた物です。親族や近しい方々にとっては、故人が宿った大切な品だと思います。どう処分されるかは、残された方々で協議するとは思いますが、形見分けと称して、遺品を代々受け継ぐ習慣もあります。

 20代のころ医療検査機器メンテナンスの仕事をしておりまして、守秘義務で詳細は言えませんが、県内の大きな医療機関全てに行っておりました。そこで据え付けた検査機器の試運転を臨床でするのですが、撮影画像はその先にある死を物語るものばかりでした。子供や若い方を見ているとやり切れませんでしたね。私にとって死に対しての考え方が変わってきた時期でした。

 人それぞれ、亡くなられた方への思いは違いますが、残された人はしっかりと前を見据えて生き抜かなけらばならないと思います。故人を忘れてしまうのではなく、心に刻み込んで共に生きていく、思いを背負って一緒に歩んでいく。

 こう言っては語弊があるかもしれませんが、遺品は物でしかなく、いずれ消え去ります。託された人もいずれ亡くなります。私はこの世界の本質は何も無いのだと思っています。形あるものは幻で無です。仏教や禅宗寄りな思考ですので、気にしないでください。

 遺品整理は大変だと思いますが、心の整理もつきましたら山へお出かけください。山や自然はいつまでもyasioさんをお待ちしていますよ。もちろん私とshilokoさんも。
登録日: 2016/3/2
投稿数: 715
2020/3/26 19:45
 Re: 早く山へ行きたいけど
やしおさんこんばんは、コメントありがとうございます。

近しい方がお亡くなりになったのだなぁと思っていましたら、弟さんでしたか。
お悔やみ申し上げます。


私にも姉がおります。
そんなでも自分の分身みたいなところがありまして、失ってしまったら言葉では言い表せない状態になってしまうと思うので、
やしおさんの心情をお察しいたします。

一緒に過ごした時間はとても大事だと思います。
時は過ぎ去ってしまうけれど、記憶は残された人の心に宿りますよね、
山もお花も、雪が蒸発した水蒸気さえも、やしおさんを見守ってくらていると思いますよぅ(⌒‐⌒)

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