猫岳〜大崩山(第三尾根より)
- GPS
- 06:51
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,238m
- 下り
- 1,234m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・第三尾根の末端は雪がない。林道を利用し、雪が見えるところから、うまく乗り上げる必要がある。1470mあたりから雪がつながり始めた。 ・牧場から上は積雪は十分。藪も多少あるが、滑走には支障ない。これも先週末と木曜日あたりの雪があるおかげで、今後降雪がなかったら、一気に雪がなくなるかもしれない。 ・乗鞍スカイラインから猫岳と大崩の鞍部を目指したが、ガリ斜面でクトー装着。 ・猫岳と大崩の鞍部あたりは雪庇があるし、クラックも見えた。 ・大崩山頂からの滑走は上部はモナカとパウダーがまざり、慎重な滑走を強いられた。さらにツリーホールも多数あり。 ・第三尾根の滑走は午後から気温もあがり、滑りやすかった。 |
その他周辺情報 | ジョイフル朴ノ木の温泉 600円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ピック付ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
ゴーグル
クトー
アイゼン
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感想
チカウさんと久々に予定が合い、山スキー行きたいねと行き先を相談、今時雪が残っていて比較的登り易いのは飛騨乗鞍方面で、久手牧場からまだ取り付けそうだと猫岳を目指すことにした。
国道周辺の雪の残り方からして相当上まで林道歩きがあるかと思ったが、案外早くスキーが履け、林道から尾根へとつないだ。朝の内の雪面は軽いクラストで、スキーで踏むと周辺割れ目が入って僅か沈む様だが、シールの効きは良好で順調に夫婦松の駐車場に到達。
夫婦松から躊躇なくショートカットルートに入る。1月13日に大崩山へ行ったときは笹藪を避けてスカイラインを選んだ所だが、今日は楽勝。雪は表面うっすら粉雪に変わった。ショートカットを続けて標高2280mのカーブに到達。1月はここから大崩山への尾根に取り付いたが、今日はスカイランで猫岳へ向かう。
猫岳と大崩山の間の鞍部につながる沢状の取り付き、ここは16年12月に猫岳から下ったが樹間の雪がスカスカで苦労した場所。今日は大丈夫だろうとここから登ることにする。カチカチ雪の部分が現れたのでクトー装着。沢中心よりは大崩山寄りの樹木のある部分を選んで登り、傾斜が緩んで鞍部が見えたところから右へとトラバースして猫岳への緩く広いスロープ、そして猫岳山頂。ガスの合間に四ッ岳を眺めることが出来た。風は強風、時おりの微風をとらえてシールを剥がす。
チカウさんの提案で大崩山の山頂を通って下ることに、その方が滑降は幾分楽しいだろうと。鞍部までガリガリと滑り降り、シール貼りなおして僕としては3ヶ月ぶりの大崩山。そこからの尾根の下りは、粉雪と堅雪が入り交じり要注意だがルートは取り易い。スカイラインに下りて大休止。
以後も苦労する藪もなく、夫婦松から久手牧場への尾根へ。下ほど少しずつ雪は重くはなっていくが曲がりやすい範囲。雪を求めて登りと違うルートを取ったら、牧場最下部で鉄条網越えとなったがご愛敬。最後の車道歩きで車に戻るまで、今日は楽しかったねと語り合える状況だった。
雪がないが、休みを合わせてもらってニシデン師匠にヤマスキーの同行をお願いした。行き先に悩んだが、今回は猫岳をチョイス。久手牧場近くにきたが、周囲には雪がない。とりあえずシートラで二人で歩き出す。すぐに雪が出てきて、シールハイクに切り替えた。いつもの第三尾根の取り付きは雪がないので、少し林道を進み、ここしかないだろうという場所から取り付いた。
尾根は藪もあるが、ご愛敬程度で、林道も利用しながら、標高をあげていった。固い雪面に5〜10センチ程度の新雪がのっており、部分的に登りにくい場所もあったが、おおむね快適に登っていった。途中からラッセルが10センチ程度になり、阿吽の呼吸で先頭を交替しながら、第三尾根をつめていく。たまにスカイラインに出るが、そのまま尾根を登り、大崩の登り口に到着。観察するとまあ滑れそうだった。
ここからはスカイラインを進み、猫と大崩の間くらいのカーブから猫岳にアタックする。ガリ斜面も出てくるので、たまらずクトーを装着。そのまま猫岳山頂へ。山頂は風が強いが、一瞬青空も出たりして、ラッキーであった。
ここで協議して、大崩に足を伸ばして、尾根の樹林帯滑走をすることにした。シールをはがして、ガリ斜面を慎重に滑走する。鞍部に到着し、シールを装着して、大崩山頂へ到着。残念ながらガスって、展望はない。ふと見るとスキーの跡があった。滑っていくと、スキーの跡は平湯の方に向かっていた。
我々は第三尾根を忠実に滑る。途中ターンしにくい雪もあったが、慎重に滑走し、スカイラインに合流。ここで大休止。ニシデン師匠お手製、リンゴのスイーツを頂いた。疲れた身体に最高のおやつだった。ありがとうございます。
ここから先は雪も緩み、二人でやりたい放題滑走し、あっという間に林道に戻った。最後は少しシートラし、無事に駐車場に戻り、ジョイフル朴の木の温泉で汗を流した。今シーズンはあまり行けなかったが、やはりヤマスキーは楽しい。ニシデン師匠、同行ありがとうございました。またお願いします。
コメント
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Nishidenさん、Chikauさん初めまして、land-raiderと申します。
昨日、猫岳へ登り詰めるお二人の姿を大崩山より拝見しておりました。
あれよあれよという間に登って行かれて、その登高スピードに驚いていましたが、山スキーエキスパートのお二人であれば当然の事でしたね。
私は四苦八苦で散々なヤマでした
自分の力不足を痛感しています。
皆さんのレコは勉強になりますので、今後も拝見させていただき精進するつもりです。
宜しくお願い致します。
land-raiderさん、
大崩山から見える範囲ですから、大分猫の山頂近くの傾斜が緩くなっているところなので速く見えただけでしょう。下の方の急傾斜でガリ混じりの所はもっと苦労してました。
猫から大崩に渡ってスキートレースを発見しました。lnad-raiderさんのだったのですね。
下って行くと平湯の方に逸れて行くのに気づいて、ずっと付いて行かなくて良かったと思った次第です。
land-raiderさん、こんにちは。小生、ちょっとヤマを離れており、なかなか体力も戻らない状態です。当日お会いできなかったけど、またどこかのヤマでお会いできるのを楽しみにしております。ご指導おねがいします。
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