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Yamareco

記録ID: 230984
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

櫛形山 (南尾根登山道→頂上→北尾根登山道)

2012年10月05日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:09
距離
20.4km
登り
1,386m
下り
1,706m

コースタイム

平林バス停   08:00
氷室神社    08:30
ほこら小屋   10:15−10:25
櫛形山     11:00−11:20
裸山      11:50−12:05
アヤメ平    12:20−12:30
みはらし台   13:15−13:25
北伊奈ヶ湖   14:15−14:40
上市之瀬バス停 15:30
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
JR身延線・市川大門駅下車、約4km歩いて富士川町営バスの青柳車庫まで移動
青柳車庫バス停 07:38−(富士川町営バス)−07:52 平林バス停
(帰り)
上市之瀬バス停 15:49−(山梨交通バス)−16:40 甲府駅
コース状況/
危険箇所等
※登山行程が1日に収まっているため、1日行程として登録しましたが、前夜に甲府へ移動して前泊しているので、行程全体としては1泊2日となっています。

ところでこの日は、日曜日に台風が日本列島を縦断した直後の金曜日。
強風で飛ばされた大量の枝や葉が散乱するなど、歩きにくい箇所も多々ありました。
しかし、翌日からの週末に備えて登山道整備の方々があちこちで作業されていて、
間もなくこの問題は解消されるものと思われます。
 (ただし、まだほとんど手付かずの様子だった北尾根登山道の下半分については、
  快適に歩けるようになるまでに少し時間が必要かもしれません)
このため、以下では台風の影響に関しては排除して書くことにしました。また、普段からこのような方々のおかげで、安全かつ快適に山を歩けているということを、改めて感謝しなければと強く感じています。

●富士川町営バスの青柳車庫バス停
 ここから平林へ行くバスが出ています。
 日中の便はデマンドバスですが、早朝の07:38発は定時運行で、誰でも利用可能です。
 ただし、その時刻に接続する交通機関は全くなく、JR身延線・市川大門駅から約4kmを歩いて移動しました。
 わずか6分後の07:44には、同じ富士川町のコミュニティバスが市川大門駅から到着するのに、接続は全く考慮されていません。

●平林バス停 〜 氷室神社 〜 南尾根登山道 〜 櫛形山頂上
 氷室神社までは、集落の間の舗装道路歩きと、氷室神社参道の石段登りとなります。
 舗装道路歩きの途中、案内板で左折が示されたY字路がありますが、それはもっと上の駐車場へ向かう車への案内であり、徒歩の登山者は右折なので要注意です。歩いて登る人への配慮も忘れないで頂きたい。

 氷室神社から始まる南尾根登山道は、傾斜はどちらかといえば急ですが、階段道や段差の大きな箇所がほとんどなく、とても歩きやすく感じました。下りで利用してもとても快適だと思います。
 ただし、1箇所だけあった伐採地を除いて、景色が見られる場所は全くありません。櫛形山は頂上からの展望もありませんから、南尾根をピストンした場合は、景色らしい景色を全然見られないで終わることになります。

 なお、櫛形山の頂上については、三角点ピークだとする解釈もあるようですが、私は最高点を頂上とする主義なので、三角点ピークには向かいませんでした。

●櫛形山頂上部(櫛形山 〜 裸山 〜 アヤメ平)
 あちこちで道が分岐して入り組んでいますが、道標完備で迷う心配はありません。

●アヤメ平 〜 北尾根登山道 〜 北伊奈ヶ湖
 北尾根登山道の上半分(アヤメ平〜林道横断点)は、石ゴロの歩きづらい急坂か、煩わしい木段のどちらかに終始します。
 それに比べると、下半分(林道横断点〜登山口)は、いくぶん傾斜が緩み、石もそんなにゴロゴロしていなかったので、本来は歩きやすいのでないか感じましたが、この日この区間だけは台風に荒らされたままで悪路に近く、普段の様子を想像するのは困難でした。
 林道に降りたら、あとはその林道を進み、北伊奈ヶ湖の真西あたりまで来ると、湖に降りられる遊歩道が分岐しています。

●北伊奈ヶ湖 〜 上市之瀬バス停
 北伊奈ヶ湖東端の分岐点から「至:市街地」と案内された道に入ると、100m少々を下って一旦車道に出ます(近道1)。
 近道1の途中にある標識には、近道1の先で獅子岩遊歩道を経由して市街地に至ると書かれていますが、それは誤りです。
 獅子岩遊歩道には入らず、車道を数十メートル進むと、今度はガードレールの切れ間から左に分岐する山道があって、それがさらに車道をショートカットする道です(近道2)。
 ただし近道2のほうは、ほとんど歩かれていない模様で、かなり荒れていたほか、クモの巣も激しいものがありました。
 近道2が終わって再度車道に出たら、あとは道なりに下るだけです。
身延線の車窓から見た櫛形山。和櫛の背のように、丸みを帯びた形の長い頂稜部が特徴です。
2012年10月05日 06:41撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 6:41
身延線の車窓から見た櫛形山。和櫛の背のように、丸みを帯びた形の長い頂稜部が特徴です。
市川大門駅で降りたら、約4km離れているバス停まで小1時間歩きます。
2012年10月05日 06:46撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 6:46
市川大門駅で降りたら、約4km離れているバス停まで小1時間歩きます。
徒歩移動中に富士川大橋を渡ります。正面が櫛形山で、中腹に見えている集落までバスで上がります。
2012年10月05日 07:04撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 7:04
徒歩移動中に富士川大橋を渡ります。正面が櫛形山で、中腹に見えている集落までバスで上がります。
富士川町営バスの「青柳車庫」バス停。幹線道路沿いで、良く目立っていたので、すぐに分かりました。
2012年10月05日 07:24撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 7:24
富士川町営バスの「青柳車庫」バス停。幹線道路沿いで、良く目立っていたので、すぐに分かりました。
「青柳車庫」バス停は中華料理店と同じ敷地にあります。
2012年10月05日 07:24撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 7:24
「青柳車庫」バス停は中華料理店と同じ敷地にあります。
町営バス終点の「平林」バス停で下車して、やっと山登りの始まりです。
2012年10月05日 07:54撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 7:54
町営バス終点の「平林」バス停で下車して、やっと山登りの始まりです。
平林集落上部のY字路で、案内板は左折を示していますが、これは車への案内で、徒歩の登山者は右折です。
2012年10月05日 08:14撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 8:14
平林集落上部のY字路で、案内板は左折を示していますが、これは車への案内で、徒歩の登山者は右折です。
平林集落の最上部に達すると、さらに上にある氷室神社への参道が始まります。
2012年10月05日 08:16撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 8:16
平林集落の最上部に達すると、さらに上にある氷室神社への参道が始まります。
並木の間に石段が長く続いて、ちょっと荘厳とした雰囲気です。
2012年10月05日 08:16撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 8:16
並木の間に石段が長く続いて、ちょっと荘厳とした雰囲気です。
氷室神社の境内に着きました。かなり大きくて、立派な神社です。
2012年10月05日 08:28撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 8:28
氷室神社の境内に着きました。かなり大きくて、立派な神社です。
山中の神社にしては広い境内で、池では水車が回っていました。
2012年10月05日 08:28撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 8:28
山中の神社にしては広い境内で、池では水車が回っていました。
氷室神社の脇から、櫛形山の南尾根登山道が始まります。頂上までは4時間と案内されていました。
2012年10月05日 08:30撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 8:30
氷室神社の脇から、櫛形山の南尾根登山道が始まります。頂上までは4時間と案内されていました。
登り始めて間もなく伐採地に出ると、樹木がないだけに景色が開けて、富士山まで見えていました。
2012年10月05日 08:46撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 8:46
登り始めて間もなく伐採地に出ると、樹木がないだけに景色が開けて、富士山まで見えていました。
南尾根登山道の下部は、植林の中の道がずっと続きます。単調ですが、大きな段差のない歩きやすい道です。
2012年10月05日 08:56撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 8:56
南尾根登山道の下部は、植林の中の道がずっと続きます。単調ですが、大きな段差のない歩きやすい道です。
林相が豊かになってくるのは、しばらく登ってからでした。引き続き歩きやすい道が続きます。
2012年10月05日 09:21撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 9:21
林相が豊かになってくるのは、しばらく登ってからでした。引き続き歩きやすい道が続きます。
途中で林道を横断した先からは、台風で舞ったらしい小枝などが散乱したままで、少し歩きにくくなります。
2012年10月05日 09:40撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 9:40
途中で林道を横断した先からは、台風で舞ったらしい小枝などが散乱したままで、少し歩きにくくなります。
歩き始めて2時間と少々、登ってきた標高差が1000mを超えたところで、祠頭と呼ばれる地点に到着です。
2012年10月05日 10:22撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 10:22
歩き始めて2時間と少々、登ってきた標高差が1000mを超えたところで、祠頭と呼ばれる地点に到着です。
傍らには「ほこら小屋」が建っていて、中に入って少し休んでいきます。左下の小さな建物はトイレです。
2012年10月05日 10:13撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 10:13
傍らには「ほこら小屋」が建っていて、中に入って少し休んでいきます。左下の小さな建物はトイレです。
「ほこら小屋」の内部の様子。とても綺麗に使われていて、気持ち良く過ごせました。
2012年10月05日 10:14撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 10:14
「ほこら小屋」の内部の様子。とても綺麗に使われていて、気持ち良く過ごせました。
台風後、頂上部まではまだ人の手があまり及んでいない模様で、この分岐点では倒木が道を塞いでいました。
2012年10月05日 10:52撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 10:52
台風後、頂上部まではまだ人の手があまり及んでいない模様で、この分岐点では倒木が道を塞いでいました。
ゆっくりペースで登ってきましたが、それでもバス停から3時間で櫛形山の頂上に到着です。
2012年10月05日 11:12撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 11:12
ゆっくりペースで登ってきましたが、それでもバス停から3時間で櫛形山の頂上に到着です。
展望はないものの、美しい森に囲まれて雰囲気は良かったです。
2012年10月05日 11:11撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 11:11
展望はないものの、美しい森に囲まれて雰囲気は良かったです。
櫛形山から20分ほどで裸山の頂上直下まで来ると、アヤメ復元のための保護柵に囲まれた一帯がありました。
2012年10月05日 12:08撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 12:08
櫛形山から20分ほどで裸山の頂上直下まで来ると、アヤメ復元のための保護柵に囲まれた一帯がありました。
保護柵は、ところどころに小さな窓が開けられて、柵の外から花の写真を撮れるように配慮されていました。
2012年10月05日 12:09撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 12:09
保護柵は、ところどころに小さな窓が開けられて、柵の外から花の写真を撮れるように配慮されていました。
裸山の頂上は三角点があるだけ。広さもほとんどなく、この写真が頂上のほぼ全景という具合でした。
2012年10月05日 11:49撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 11:49
裸山の頂上は三角点があるだけ。広さもほとんどなく、この写真が頂上のほぼ全景という具合でした。
裸山からは雲海の上に顔を出していた富士山が見られました。が、ほかの方角は雲が多かったです。
2012年10月05日 11:51撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 11:51
裸山からは雲海の上に顔を出していた富士山が見られました。が、ほかの方角は雲が多かったです。
さすがに先程までいた櫛形山は、近いだけに良く見えていました
2012年10月05日 12:00撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 12:00
さすがに先程までいた櫛形山は、近いだけに良く見えていました
裸山から少し下って、アヤメ平まで来ると、ここにも、ごく小さいですが保護柵で囲まれた一角があります。
2012年10月05日 12:21撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 12:21
裸山から少し下って、アヤメ平まで来ると、ここにも、ごく小さいですが保護柵で囲まれた一角があります。
アヤメ平の避難小屋は、中の様子を覗こうにも、扉の滑りが悪くて開けることができませんでした。
2012年10月05日 12:23撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 12:23
アヤメ平の避難小屋は、中の様子を覗こうにも、扉の滑りが悪くて開けることができませんでした。
アヤメの壊滅以降、訪れる人の数も激減したと聞きますが・・・
2012年10月05日 12:25撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 12:25
アヤメの壊滅以降、訪れる人の数も激減したと聞きますが・・・
アヤメなんかなくても、十分に魅力的な景色ではありませんか?
2012年10月05日 12:25撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 12:25
アヤメなんかなくても、十分に魅力的な景色ではありませんか?
アヤメ平からは、北尾根登山道を下ります。少し進んだ所では新しいフェンスの工事中でした。
2012年10月05日 12:31撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 12:31
アヤメ平からは、北尾根登山道を下ります。少し進んだ所では新しいフェンスの工事中でした。
すぐに、石がゴロゴロした歩きにくい道に変わります。急な箇所も時折出てきて、足元注意でした。
2012年10月05日 12:37撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 12:37
すぐに、石がゴロゴロした歩きにくい道に変わります。急な箇所も時折出てきて、足元注意でした。
かと思えば、たびたび木段も出現。北尾根登山道の上半分は、石ゴロ道か階段道のどちらかに終始しました。
2012年10月05日 12:49撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 12:49
かと思えば、たびたび木段も出現。北尾根登山道の上半分は、石ゴロ道か階段道のどちらかに終始しました。
北尾根登山道も途中で林道を横断しますが、横断点のすぐ上には「みはらし台」がありました。
2012年10月05日 13:13撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 13:13
北尾根登山道も途中で林道を横断しますが、横断点のすぐ上には「みはらし台」がありました。
見えていたのは、左側が金峰山・国師ヶ岳周辺、右側が大菩薩嶺・小金沢山周辺で、眼下は甲府市街です。
2012年10月06日 16:19撮影
10/6 16:19
見えていたのは、左側が金峰山・国師ヶ岳周辺、右側が大菩薩嶺・小金沢山周辺で、眼下は甲府市街です。
林道を横断すると、登山道は最悪の状況に豹変。台風で折られた大量の枝や葉が、登山道を埋め尽くし放題。
2012年10月05日 13:28撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 13:28
林道を横断すると、登山道は最悪の状況に豹変。台風で折られた大量の枝や葉が、登山道を埋め尽くし放題。
枝葉が邪魔で、足の置き場を選びながらでないと歩けない状況が続き、倒木が完全に道を塞いでいる箇所も。
2012年10月05日 13:31撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 13:31
枝葉が邪魔で、足の置き場を選びながらでないと歩けない状況が続き、倒木が完全に道を塞いでいる箇所も。
やっとの思いで林道に降りて、北伊奈ヶ湖へ向かいます。車道を歩く途中で、近道できそうな遊歩道を発見。
2012年10月05日 14:06撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 14:06
やっとの思いで林道に降りて、北伊奈ヶ湖へ向かいます。車道を歩く途中で、近道できそうな遊歩道を発見。
遊歩道は、ウッドチップが厚く敷かれたフカフカの道で、踏みしめる柔らかな感触が気持ち良かったです。
2012年10月05日 14:07撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
1
10/5 14:07
遊歩道は、ウッドチップが厚く敷かれたフカフカの道で、踏みしめる柔らかな感触が気持ち良かったです。
北伊奈ヶ湖に到着しました。平日で静かな湖畔でしたが、釣りを楽しんでいる人をちらほら見掛けました。
2012年10月05日 14:16撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 14:16
北伊奈ヶ湖に到着しました。平日で静かな湖畔でしたが、釣りを楽しんでいる人をちらほら見掛けました。
湖の東端の分岐点で、市街地へ通じる近道を発見し、そちらに進んで車道を大幅にショートカットします。
2012年10月05日 14:39撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 14:39
湖の東端の分岐点で、市街地へ通じる近道を発見し、そちらに進んで車道を大幅にショートカットします。
歩かれていない様子の近道では、時々クモの巣が道を塞いでいましたが、それ以外の問題はなく一旦車道へ。
2012年10月05日 14:51撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 14:51
歩かれていない様子の近道では、時々クモの巣が道を塞いでいましたが、それ以外の問題はなく一旦車道へ。
車道に出たすぐ隣に獅子岩遊歩道がありますが、これでは市街地には出られません(その手前の標識は誤り)。
2012年10月05日 14:51撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 14:51
車道に出たすぐ隣に獅子岩遊歩道がありますが、これでは市街地には出られません(その手前の標識は誤り)。
少し車道を進み、ガードレールが途切れた所で分岐道を発見。案内はないですが、これが近道その2でした。
2012年10月05日 14:59撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 14:59
少し車道を進み、ガードレールが途切れた所で分岐道を発見。案内はないですが、これが近道その2でした。
近道2はほとんど歩かれていない模様で、クモの巣攻撃が激しくて不快だった上に、かなり荒れていました。
2012年10月05日 15:08撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 15:08
近道2はほとんど歩かれていない模様で、クモの巣攻撃が激しくて不快だった上に、かなり荒れていました。
目論んでいた2箇所の近道を順調にクリアして、最後はこんな車道でバス通りを一直線に目指します。
2012年10月05日 15:22撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 15:22
目論んでいた2箇所の近道を順調にクリアして、最後はこんな車道でバス通りを一直線に目指します。
ゴールの上市之瀬バス停に到着。甲府駅へのバスは、現在は僅かに1日4本で、午後はなんと15:49発だけ。
2012年10月05日 15:27撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 15:27
ゴールの上市之瀬バス停に到着。甲府駅へのバスは、現在は僅かに1日4本で、午後はなんと15:49発だけ。
バスを待つ時間が少しあったので、すぐ隣にある妙了寺の境内で、ベンチに腰掛けて足を休めていきました。
2012年10月05日 15:30撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
10/5 15:30
バスを待つ時間が少しあったので、すぐ隣にある妙了寺の境内で、ベンチに腰掛けて足を休めていきました。

感想

頂上のすぐ西側にある池ノ茶屋林道の登山口まで車で上がれば、1時間ほどで気軽に登れてしまう山です。

が、バス利用となると、いきなり条件が厳しくなります。
もしもトレランするくらいの脚力があれば、バスの休日ダイヤでも日帰りが可能かもしれませんが、私には無理なので、甲府に前泊した上で、平日運行の路線バスを利用して、少し余裕のある行程にして出掛けてきました。

ところで、櫛形山にはかつて、東洋一と言われたアヤメの大群落があったのですが、シカによる食害のために10年ほど前から激減し始めて、急速に壊滅状態にまで追い込まれています。
現在は保護柵の中で僅かに見られるのみという、惨憺たる状況に陥ってしまいました。

元々展望のほとんどない山で、アヤメまで見られなくなったとあって、登山者が激減したとも聞いていますが、おかげで、山の本来の雰囲気にじっくりと浸りたいと思う者にとっては、それが静かに楽しめるようになって、むしろ歓迎かもしれません。
展望がなくたって、花がなくたって、そこが山だというだけで、十分に素敵なことではないですか。
ただし、私はマイカー派ではないので、訪れる人が減ることで、今以上に交通機関が不便になって欲しくはないけれど・・・


詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2012_10_12/mt2012_10_12.html#20121005

写真主体のブログ版 (使用写真はヤマレコと同一です)
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2012-10-05

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コメント

櫛形山の登山道
cellistさん、初めまして、C-chanと申します。

バスを使って、南尾根を登って北尾根を下りるのは、すごいですね、よくもそこまで調べました!

北尾根登山道、元々下りにくい道ですがレポを見る限りかなり荒れているようですね。
私は実は櫛形山の中腹に住んでいますが、あの台風、そんなに風が吹くなかったという気がします・・・場所によって違ったのかな
2012/10/7 21:58
C-chanさん、こんにちは。
コメントありがとうございました。

今回帰りに利用した、上市之瀬から甲府へのバスの便数が、ここ1〜2年ですごい勢いで減っていたので、今年中に行っておかないとヤバイかもしれないと思っていたところでした。

そんなわけで、少し前から櫛形山に関する情報には気を付けていて、C-chanさん、Y-chanさんのレポートの数々も参考にさせて頂いておりましたので、ご挨拶できて嬉しく思います。

北尾根登山道は、上半分では台風の影響が僅かに感じられる程度だったのですが、林道を越えて下半分に入った途端に大荒れの様相に変わりました。
一方、南尾根登山道は、逆に下半分では台風の影響など皆無だったのに、上半分に入った途端に折れた枝などの散乱を見るようになっています。
これを私は、台風後に人の手が入ったかどうかの差だと感じていたのですが、確かに場所によってそもそも風の吹き方が違った可能性もありそうですね。

でもいずれにせよ、この日は山のあちこちからチェーンソーの音が聞こえていて(実際に整備作業中の方に会ってお話しする機会もあって、頭が下がる思いでした)、近いうちに以前のように歩けるようになるのではと感じています。

展望も花もありませんでしたが、頂上部の森の雰囲気や、アヤメ平や祠頭あたりの爽やかな景色はすごく素敵で、とてもいい山でした。
お近くにお住まいなのを羨ましく思っています。
2012/10/8 0:35
お疲れ様でした〜
櫛形山も皆さんのご尽力で、何れ以前の様な姿に戻る事と思います

今年の猛暑で木の実が少なく熊が里まで下りて来て、いろいろ問題が発生してますが・・・
食害も含めて全て元はと言えば人間の愚かな行いのせいですからね!

それにしてもcellistさんらしいコース設定です。
交通機関だけで縦走する為に、甲府に一泊するとは!!
私なら行くのを断念すると思います。

どんな山でも愛する姿勢が伝わってきますね!!
2012/10/12 23:04
2e2さん、こんにちは。
実は、今回の逆方向ルートであれば、使う交通機関が全く同じでも日帰りできたのです。
 (平日限定という点は変わりませんが、市川大門駅まで4km歩く必要もなくなります)

ただその場合、歩き始めが10時前という遅さになって、頂上到着が午後2時を過ぎる上、
スタート地点の標高も400m台となって、自分の足で稼ぐ標高差も大きく増えるので、
私には無理か、できたとしても余裕のない行程になると考えて断念しました。

でも超健脚の2e2さんならば、楽勝で日帰りし、明るいうちに下山されていることでしょう。
従って、脚力不足をカバーするために前泊したようなものなのです。
私にも2e2さんのような脚力があれば、いろいろな山にもう少し楽に出掛けられるのに・・・
2012/10/14 3:40
公共交通機関の山行
富士川大橋を渡って櫛形山入山しました。地図検索で同じことをしていた方を見つけてごあいさつです。バスが繋がらなくて不便ではありましたが、40分歩くくらいならこれも良いかなと思いました。橋からの眺めもよいですしね。cellistさんの他の記録も、駅やバス停からのアプローチがとても参考になります。私は前の青森時代にも山越えして過疎地の海岸に降りてバス帰りというような山行に味をしめておりました。下山して、待っていたバスが来る時の気分は最高ですね。
今回の櫛形山は妻に迎えに来てもらいましたけれど。
2014/4/12 9:23
yoneyamaさん、コメントありがとうございます。
実はyoneyamaさんの櫛形山のレコも拝見させて頂いておりました。
タイトルの行先が単に櫛形山となっているだけならば、スルーしてしまうことも多いのですが、平林からのスタートと書かれていたので、まさかと思って見てみたのです。
そしたら、なんと市川大門駅から歩かれていて、同じ所に目を付ける方がほかにもいらっしゃったことに驚きました。

ちなみに私が下山で利用したほうのバス路線は、翌春のダイヤ改正で廃止されてしまったので、もう同じ要領で登山することができません。結果的にこの路線を利用できる最後のシーズンだったのです。
(現在はさらに3km近く歩いて南アルプス市の中心部まで下りてこなければ、バスを捕まえられなくなりました。いくら公共交通にこだわっている私でも、そこまでしてバス利用で櫛形山に登ろうとはは、もう思わないような気がします)

そんなこともあってか、yoneyamaさんは桃の木温泉を下山地に選ばれたのですね。
登山地図はおろか、地形図にも道記号のないルートに入り、補助ロープなど万全な装備を以てきちんと下りられたのはさすがです。
私が次に行くとすれば、芦安に下って、広河原から下りてくるバスを捕まえるしかなさそうですが、芦安への道もほとんど歩かれていないんでしょうね。。。
2014/4/13 12:06
Re: yoneyamaさん、コメントありがとうございます。
芦安への道は1740ピークまでは快適でした。雪の下でしたけど。そこから北への道は、廃れているようですが、地図が読めるなら、なんとかなりそうですね。温泉下山というストーリーには魅力があります。
今回の桃ノ木下山は、完全に甘い予測で、失敗です。下降するなら補助ロープではなく、40mザイルを携行すべきレベルでした。反省しています。
今後ともバス入山記録、楽しみにしています。
2014/4/13 21:03
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