記録ID: 2310903
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積雪期ピークハント/縦走
東北
五葉山 大沢口から黒岩〜日枝神社〜畳石〜大沢小屋周回
2020年04月21日(火) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 05:54
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,030m
- 下り
- 1,024m
コースタイム
天候 | 曇り後雨、稜線上は強風雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
しばらく前に、赤坂峠までの県道の冬季通行止めは解除になったので、山上の積雪もかなり減っただろうと予想して行ったのだが、それは大きく外れて不安定な積雪に非常に苦労させられた。 黒岩への道の急登部分は、標高850m位までは全く積雪が無かったが、その後徐々に雪が増え、1,000mを越えると笹が雪上に出てはいたが、斜面が一面雪で覆われた状態に。 その後黒岩に近づくにつれて、大岩の間に詰まった柔らかい雪を通過するのに非常に悩まされる事になった。 雪には自分の体重を支えてくれる支持力が乏しいので、いきなり踏み抜いて岩の間に落ちる可能性があり、雪が靴のソールに付着してフリクションが悪くなり、傾いた岩の上でスリップする事も多くなり、ケガをしない様に歩くのに気を使わねばならず、えらく時間を食ってしまった。 加えて天気予報が外れ、午後から天気が回復するどころか、風がどんどん強くなり、雨も強まってガスが湧きほぼホワイトアウト状態になり、典型的な春山の悪天候になってしまった。 黒岩まで苦労しながらも何とかたどり着き、そこから少し登ったところでワカンを装着。 GPSを頼りに夏道を探しながら、少しマシな状態になった雪面を日枝神社目指してワカンでガシガシと歩いた。 日枝神社に着いた時点で大幅にタイムオーバーだったので、頂上は割愛してまっすぐにしゃくなげ山荘に向かい、山荘に立ち寄る余裕も無かったので、そのまま畳石に向けて下る。 しばらく下るとツボ足で登ってきた足跡に合流したが、赤坂峠から来たらしくそこから引き返していた。 標高1050m位まではワカンを着けたままで下り、その後はツボ足になって畳石〜大沢コースへと下ったが、畳石から大沢コースに入ってすぐの辺りが、積雪が沢水?と混ざってゲル状の沼みたいになっており、避けて通る事も出来ないので覚悟を決めて登山靴にスパッツでジャブジャブと歩いて行った。 往路の黒岩への尾根と同じく、だいたい850m位までは積雪が有ったが、その後は滑り易い落ち葉の晩秋の様な道となった。 大沢小屋下の木橋は、登山口の注意書き看板の通り腐食がかなり進んで危険な状態だったが、今日は沢がかなり増水していて渡渉するのも大変だったので、そろそろと橋を渡った。 このコースは、昨年12月に新雪の時期に来て以来で、前回も不安定な雪にかなり苦労したのだが、今回はその時以上にルートのコンディションが悪かった。 もともとルート全体が判然としない所が多いコースなので、積雪が中途半端な時期は止めた方が無難だったのかも知れない。 |
装備
備考 | ワカンとアイゼンを持ったが、ピッケルは持って行かなかった。 アイゼンは使用しなかったが、ワカンは今シーズンで一番真剣に使ったと思う。 |
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感想
今日は当初は焼石岳かその近くの山々を考えていたが、天気予報が変わり内陸部は昼まで雨天の予報になった。
沿岸南部は何とか天気が持ちそうだったので、急遽この山に目的地を変更した。
せっかくなので昨年12月にも行った、大沢口から黒岩に登りぐるっと周遊するコースを選んだのだが、積雪の状態は自分の予想よりもはるかに悪く、非常に時間がかかってしまった。
特に雪が無くてもルートが分かり難い黒岩周辺では、ちょうど天気が悪化してきた事もあり、落とし穴だらけのルートと滑り易い岩、シャクナゲを中心にした頑丈な?ヤブで、大いに苦しめられた。
その後は積雪が大分しっかりしてきたので、ワカンを着けてガシガシと歩けたのだが、人が入った痕跡は全く無く、ヤブにはまらない様にしばしばGPSで位置確認しながらの登高だった。
中途半端な時期、中途半端な積雪状態では、避けた方が良いルートだったみたいで、自分の見込みの甘さが招いた失敗山行になってしまった。
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