南外輪山 十文字峠から地蔵峠 秋の自然林を歩く
- GPS
- 01:30
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 306m
- 下り
- 22m
コースタイム
天候 | うす曇のち晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
問題なし 快適 |
感想
「こんな日は、山に登りたいな〜。」と空を見上げるような素敵な天気が約束された3連休だった。おかげで少し山ストレスが溜まる…。(まあ、とても充実した2日間ではあったが…)
6日(土)7日(日)もハードスケジュールで8日は午後からやっと空いたので、「この2日間、相当疲れた、今日はちょっとゆっくりしようか、でもこの天気、やっぱり山に行こうか…。」と迷いに迷うが「この秋空の下、せっかくなのでやっぱり山を歩こう。」と出発
最初は、岩戸神社から大滝の岩壁を巻いて上に出たら南郷往還を下り、日没まで歩いて、最後は車で拾ってもらう、というプランがあったが、10月のこの時期、スズメバチの被害が多く、非常に生き物が多い場所なので、顔が腫れあがりウンウン唸る自分をイメージしてしまい、今日はキャンセルとする。標高が高く寒さのせいで生き物も少ないだろう十文字峠から自然林を歩けるところまで歩くことにする。
午後からの歩きは、準備の段階から、すでに非常にテンションが下がり気味。そんな時は忘れ物やらアクシデントが多い。せっかく準備したハンデイ機も家に忘れ、何とカメラも…。もちろんGPSでログを取ろう、なんてテンションもなく、ヤマレコにUPする気も最初からなく、静々と出発。
まあ、唯一の関心は先週購入したCW−Xのテストも兼ねるくらいで、他はテンションが下がる要素ばかり。
歩き出して10分「本当に来てよかったなあ!」と実感する。自然林の清々しい空気と少しひんやりした風。その中を歩く爽快感はなかなかのもので「歩こうか、どうしようか、なんて迷うことはなかったな”」と先を急ぐ。
途中、平重盛の娘 小松姫の碑を見るために迂回し、碑を左に見て進む。重盛は住んでいた場所から「小松殿」と呼ばれていたそうである。「小松姫」とは「小松様」というお姫様の名前、と思っていたが、「小松殿の娘」という意味の「小松姫」とNHK大河ドラマを見て、そう理解した。歴史の勉強にもなるなあ。
地図もGPSもライトもない状態で午後から未知のルートを通るのは、よくないが「〜の森」という看板に惹かれて未知のルートへ。
ここは地蔵峠のすぐ近くに広がる森らしく、企業と森林公社(昔でいう営林署)がタイアップして整備している場所らしい。
イメージとしては「草原か人工林を伐採し落葉樹を植えた場所」という感じで理解していた。
近くをよく通るが、わざわざ行くような場所でもない。気にはなっていたが、一度も通ったことはなかった。
通って、ホント大びっくり。何か手を加えた場所ではなく、何らかの形で「この素晴らしい森を残そう。」という発想から「〜の森」と銘打って、正式に保護しているらしい。
こんな場所に、こんな素晴らしい自然林が残っている場所だったことに大感動。
この素晴らしい場所を多くの人たちが楽しめるように企業とタイアップして小道を作り整備した、という場所だった。
事業者としては「この素晴らしい自然林を守り、多くの人たちに知ってほしい、でも整備にはお金がかかる。」、一方で企業としては「企業イメージのアップ」そして熊本のテーマである「地下水保全」の運動がテーマとして一致し、この企画が成立したらしい。
この南阿蘇外輪山は、どこも自然林が素晴らしいが、ここは「男池周辺のような」と言えば少し過大広告になるが、本当に素晴らしい森が残っていた。ヤマボウシの木もある。来年の6月、ぜひまた来るぞ。
さらに「湧水」という道標がある。「標高1100m付近の稜線近くにホントに湧水があるのか?」と思って行くと、すぐ近くにしっかりとした流れがあった。豊かな森が豊かな水を作り出しているのである。
カメラを忘れ、GPSを持って来ない、そんなテンションがなかった山行だったがこの素晴らしい森と出会えたことで、テンションアップ!!
「これはヤマレコにUPしなければ」と使命感に燃えたが、やはり写真がないのが致命的だな。反省。
次回はヤマボウシの花と森の写真を添えてご紹介します。
この季節、やっぱり無理をしてでも山を歩くべきですね。清々しい半日でした。
コメント
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南阿蘇は良いですね〜 。
いろんなルートがあって、時間に合わせた山歩きが楽しめますね 。
写真、やっぱり欲しいです 。
行橋〜別府100キロウォーキング
さすがです 準備からしっかりされていましたね
私も3日間、外にはいましたが、時々空を見上げながら「ちょっと歩きたいな〜 。」とずっと思っていました。7日は福岡だったのですが、「どっか歩けたら」という微かな望みもかなわず、ガチガチのスケジュールで夕方帰ってきました。
それにしても午後からの山行はテンション でした。
CW−Xも山より先にグランドでデビューしてしまい、この季節は、難しい季節です。
来週は紅葉もきれいで最高でしょうね
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