【過去レコ】八ヶ岳で成人の日を迎える
- GPS
- 56:00
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,469m
- 下り
- 1,469m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 5:40
- 山行
- 2:00
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 2:40
天候 | 曇り・曇りのち晴れ(強風)・晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
赤岳鉱泉まではアイゼン無し、石室道(地蔵尾根)上部は雪が多くルートが分かりずらかった。 |
写真
感想
1976/1977登山手帖(山と渓谷付録)からの記録です。
私の成人の日の朝は赤岳鉱泉で迎えました。
この頃の赤岳鉱泉は現在の建物の前の建物です。受付、食堂が土間、土間にスノコのような板がはりめぐれされ歩けるようになっていた記憶です。
1日目
新宿発6:50急行アルプス号で茅野まで、茅野駅9:50にタクシーで美濃戸口までです。(タクシー代2,370円、三人の相乗り、一人750円)
この頃美濃戸山荘の親父さんと野沢菜を頂きながらお茶を飲むのが恒例となっていました。(親父さんといっても現在の自分より20歳位若かったかもしれません。)
美濃戸山荘からアイゼンを付けて歩き始めましたが、登山手帖にはアイゼン無しで良かったと有ります。初日はほとんどハイキングでした。
二日目
朝食が済んだ後直ぐに出発すれば良いのに寒さに負け8:20分に出ました。登山靴を履き少しすると足の指がジンジンするほど冷たいです。登山靴自体が凄く冷えてしまっていてこの冷たさは石室道(地蔵尾根)を登っている途中まで続いた記憶です。この日は最低気温マイナス20℃位まで下がったようでした。
石室道上部は雪が多くクサリは全く見えず、梯子も部分的にしか分からず、稜線直下辺りはルートが分らず歩き易い所を選んで進みました。
稜線に出たら強風、当時のダブルヤッケがバタバタうるさいぐらいです。本日1月14日は平日、ほとんど人がいません。赤岳山頂に着きましたが頂上小屋は閉まっていました。そんな中、山頂に30分いました。どこかに風を避けられる所が有ったのでしょう。
下山では中岳辺りが最も風が強かったようです。中岳の手前では稜線上がナイフリッジ状でトレースが無くピッケルで足場を差し探しながら歩きました。中岳を越えた中岳のコル辺りは完全に風の通り道、風の弱い所は雪が多くまた別の意味で歩きずらいです。コルからはいつもの尻セードで行者小屋まで、中山乗越経由で帰り赤岳鉱泉連泊です。
三日目
私の成人の日です。本日は下るだけ、昨日以上にゆっくりなスタート、人気の無くなった小屋の中にゴーっと凄い音です。何かと思ったら火炎放射器のような物を各部屋に向けています。このようにして部屋の中の霜や水分をなくしているようです。
この時の赤岳鉱泉は布団ではなく豆炭のこたつに足を入れて布団を掛けて寝るスタイルでした。
昨夜同室になった方は丸の内に有るその後スーパー〇ライで有名なビールの会社の男性と若い女性部下のパーティー、先に部屋にいた私が本を読んでいて成人式が明日だというとなぜか気に入られてしまい、当時私も丸の内が所在地の職場だったことから、成人になったのだからと下山後数日してから有楽町でお酒をごちそうになりました。(顔を覚えているか疑問の為待ち合わせの場所にその方はピッケルを持って現れました。)
帰路も柳川南沢はアイゼン無しで下れたようです。帰りにも美濃戸山荘により肉うどんを食べたと有ります。
新宿〜茅野 2,000円
赤岳鉱泉(1食) 3,000円 2食付き金額未記入(自炊だったような)
美濃戸〜茅野バス 480円
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